Written by Manabu Bannai

大企業にエンジニア就職すると、スキルが伸びない話【飼い殺し注意】

PROGRAMMING

こんにちは、マナブです。
最近はブログ収入で生きていますが、元々はエンジニアでした。
» 参考:フリーランスエンジニアとして月収100万円を稼いだ方法【実体験】

先日に下記のツイートをしました。

ちょっと反応が多かったので、記事で深掘りします。
大企業エンジニアを目指している方がいたら、参考になると思います。

注意点:僕は大企業でのエンジニア経験がありません

大企業でエンジニアをしている友達はいますので、そういった友達から聞いた話も交えつつ記事にしています。なお、タイトルからもわかるように「大企業神話」は信じていません。これからは、個人で稼ぐ時代ですよ、というスタンスで書いていきます。

大企業にエンジニア就職すると、スキルが伸びない話


もちろん状況にもよりますが、危険信号は「大企業の末端エンジニア」です。

大規模プロジェクトに関われる=成長できる、とは限らない。

大企業のメリットとして、「大きなプロジェクトに関われる」という意見がありますが、そこにはメリットとデメリットがあります。

メリットはそのままで、スケールの大きな仕事ができますよね。

一方でデメリットとしては、プロジェクト全体が見えづらいこと。
特に大企業エンジニアとして末端部分のコードを書いていると、ぶっちゃけ創意工夫とかの余地はないはず。 結果として、考えて動く、みたいな能力は伸びないですよね。

小規模プロジェクトでも成長できる話。

僕はITのスタートアップ企業で働いていた経験があります。

現在はフリーランスなのですが、両者に共通するのは、スピード感です。

スタートアップとかだと、社長の思いつきで「あ、キャンペーン打とうか」みたいな話が進んだりします。 もちろん、仕事の進み方は会社規模にもよりますが、僕が在籍していた会社は5名ほどだったので、めっちゃ動きが早かったです。

「キャンペーンやろうか」みたいな話になり、それが確定すると、「じゃあ、キャンペーンの設計から全部よろしく〜」みたいな感じで仕事が降りてきます。 なので、自分で全てを組み立てて進めることができます。

悪くいうと丸投げかもですが、僕としては大満足でした。その方が成長できますからね。 そして、社長の仕事としては、予算を決めて、責任を取ること。

僕にとっては、とてつもなく働きやすい環境でしたね。

なお、大規模プロジェクトだったら、こんなことは起こらないと思いますので、ここまで読むと「小規模プロジェクトの方が、創意工夫する能力が身につく」ことは伝わるかなと思います。

大企業エンジニアを目指す際の注意点【市場価値の話】


常に考えるべきは、「自分の市場価値」だと思います。

ぶっちゃけ企業の大きさは関係ない。

大規模だろうが、中小企業だろうが、ぶっちゃけどっちでもOKです。

結論としては、市場価値が高まればOKでして、市場価値が高まれば年収も上がりますし、食いっぱぐれることはないかなと思います。

市場価値を高める方法とは

抽象的な話なので、具体例で解説します。

市場価値を高める方法のイメージ

  • その①:ヘッドハンティングされる人材を目指す
  • その②:知り合いから仕事の相談をされる人材を目指す

上記の感じでして、順番に解説します。

その①:ヘッドハンティングされる人材を目指す

会社内と会社外で評価される人材ですね。

例えば、「大企業の◯◯の部分だけ詳しいエンジニア」とかだとNGです。
それって、他社で通用しないですよね? なので、あなたの価値は上がりづらいです。

スキルアップを目指しつつも「これって他社からも評価されるよな?」ということを考え続けましょう。

その②:知り合いから仕事の相談をされる人材を目指す

一言でいうと、会社外でネットワークを作る力ですかね。

例えば、プログラミング系の情報をブログから発信するなど。
そしたら仕事相談が入り、それをそのまま受注したら、ぶっちゃけ副業で10万円くらいなら、すぐに稼げますよ。

このあたりは「【Web系エンジニア向け】最強の副業はブログである【25万稼ぐ話】」を参考にどうぞ。

小さな補足:大企業の研修とか意味ないです。

大企業だと研修があるから安心、みたいな話がありますが、これは無視してOK。現役エンジニアに聞いたらわかりますが、研修なんてなくても、独学で余裕ですよ。

というか、世界を見渡したら、インドの子供とかは、インターネットだけで無料でプログラミング学習している時代ですからね。 研修があるから大企業に行くべきだ、というのは、ちょっと的外れな意見だと思います。

僕の意見:スタートアップでのエンジニアがおすすめ


僕が思うに、大企業よりも、スタートアップでエンジニアする方がオススメ。
※ここからはポジショントークです。

スタートアップでのエンジニアがおすすめな理由

  • 理由①:創意工夫して働く力が身につく。
  • 理由②:働いているメンバーの思考が柔軟。
  • 理由③:個人で稼ぐ力が身につきやすい。

理由①:創意工夫して働く力が身につく。

大企業は、良い意味でも悪い意味でも、仕組み化されています。

仕事が縦割りなので、末端部分だと創意工夫の余地がなかったりします。 とくに大企業からの下請け企業とかだと、、、完全に「言われたとおりに作る」という感じだと思います。

一方で、スタートアップだと、ルールがないので考える力が身につきます。

昔なら、終身雇用で、ある種の「逃げ切り人生」が送れたかもですが、、、現代だと厳しいですよね。なので、スタートアップで柔軟性を身につけつつ、自分の人生は、自分で設計する、みたいな感じが大切だと思います。

理由②:働いているメンバーの思考が柔軟。

スタートアップ入社すると気が付きますが、メンバーが優秀です。
たぶん大半の人は、大企業でも採用されるポテンシャルを持っているかなと思います。

それなのに、あえてのスタートアップ就職を選んでいるので、みなさん意志がしっかりしていたりします。

僕がスタートアップにいたときも、まわりのエンジニアは「ガチで優秀勢」でした…。そういった環境には、圧倒的に感謝です。

理由③:個人で稼ぐ力が身につきやすい。

プロジェクトがコンパクトな分、全体を見渡せます。

どうやって企画が始まり、どれくらいの予算が投下され、どれくらいのお金が生まれるのかを、体感できると思います。 こういった感覚がわかると、自分で独立するときも、とても参考になるはず。

あと、副業とかでも同じです。
どこかにデータがあると思いますが、大企業の人材よりも、スタートアップ人材の方が副業しています。 基本的には、スタートアップ人材の方が、独立心が高いので、当たり前といえば当たり前ですが…。

とはいえ、日本政府も「副業推奨」している時代なので、やはり時代の流れとしても、副業も積極的にチャレンジしつつ、稼ぐ力を身に着けた方がいいかなと思います。

まとめ:大企業エンジニアでもスキルアップできるけど、思考停止は良くない


記事のポイントをまとめます。

  • 大企業エンジニアで末端の作業だけをやっていると、市場価値が上がりづらい
  • 市場価値が低いと、転職もできないし、年収も上がらない。飼い殺しです
  • 企業に勤めつつも、社外でも評価される人材を目指し、市場価値を高めるべき
  • 個人的にはスタートアップ就職がオススメ。総合力が身につきます
  • スタートアップで柔軟に働きつつ、個人でも稼ぐ力があるのが理想形だと思う

上記の感じです。
僕の意見がかなり反映されていますが、要するに「会社に頼りっきりの人生は良くないですよ」という感じです。

というわけで、今回は以上です。
IT系への就職や転職が気になる方は「IT系に強い転職サイト・転職エージェント3選【辞める前提で選ぶべき】」も参考にどうぞ。

また、「これから就活です」という大学生なら、「【事実】就活するなら、IT業界の一択である理由【就活の手順も解説】」の記事をどうぞ。

※P.S:無料メルマガで発信中:過去の僕は「ブログ発信で5億円」を稼ぎました。次は「30億円」を目指します。挑戦しつつ、裏側の思考を「メルマガ」から発信します。不満足なら1秒で解約できます。無料登録は「こちら」です。