Written by Manabu Bannai

エンジニアの僕は、ブラインドタッチができません【それでも稼げた】

PROGRAMMING

エンジニアを目指している人「エンジニアを目指すならブラインドタッチが必須なのかな? これからエンジニアを目指したいけど、ブラインドタッチが全然できません…。 やはり、まずはタイピングの練習をすべきなのか、、迷います。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • エンジニアの僕は、ブラインドタッチができません【それでも稼げた】
  • エンジニアがブラインドタッチを学ぶよりも大切なこと【本質の話】

この記事を書いている僕は、エンジニア歴が5年ほど。
フリーランスエンジニアとして活動し、年収1,800万くらい稼げました。

今回は「エンジニアを目指すなら、ブラインドタッチは必要なのか」というテーマで執筆します。結論から言うと「できなくてOK」だと思っています。

エンジニアの僕は、ブラインドタッチができません【それでも稼げた】


ブラインドタッチができなくても、稼げました。

エンジニアの価値は「技術力」です

「エンジニアなら、ブラインドタッチができないといけない」と考えている人は、すこし勘違いしているかもです。

エンジニアの仕事の中身

  • 40%:技術的な仕様を考える
  • 40%:どのように実装するかを考える
  • 20%:コードを書き、製品開発する

あくまでイメージですが、上記のとおりです。

もしかすると「エンジニア=カタカタとPCに打ち込んでいる人=ブラインドタッチが必要」と考えるかもですが、、、実際にエンジニアに聞いてみると「コードを書く時間は、全体の20%以下」とかだと思います。

タイピング量の多いエンジニアは、あまり良くない

ブラインドタッチをせずともプログラミングでわりと稼げた僕ですが、その理由を比較表にしてみました。

価値の低いエンジニア 価値の高いエンジニア
タイピング量 多い 少ない
考える時間 少ない 多い

上記のとおりです。

要するに「ブラインドタッチを重要視するエンジニア=タイピング量が多い=作業量が多く、考える時間が少ない=AIなどで自動化されやすい」といった感じですね。

ちょっと極端な例かもですが、、、要するに、タイピング速度よりも、本質的な価値、つまり「考える力」とか「技術力」とかを高めることに時間を割くべきだと思いますよ。

タイピング速度は、自然に伸びる件

僕はブラインドタッチができませんが、それなりの速度でタイピングできます。
別に勉強した訳じゃないので我流ですが、、まぁ業務上で問題はないです。

とはいえ、ホームポジションは覚えてもいいかも

別にブラインドタッチは必須じゃないですが、ホームポジションは覚えてもいいかもです。

※参考:タイピング

こういった感じで、最初に指を置く場所ですね。

僕はこれすらも学習していませんが、ここだけ覚えておけば、将来的にタイピング速度は高まりやすいと思っています。
しかし、僕はすでに我流が染み込んだので、いまから改善する気はないです。

補足:エンジニアにアンケートをしてみた

下記のツイートをご覧ください。

Twitterでアンケートをしてみたところ、5,000名以上に回答いただき、その結果が上記のとおりです。

人によって驚くかもですが「結果は、ほぼ半々」ですね。僕もブラインドタッチはできないですが、ブラインドタッチができないエンジニアも、わりと多いみたいです。

エンジニアがブラインドタッチを学ぶよりも大切なこと【本質の話】


単純作業を減らすことです。

タイピング量は、できるだけ減らすべき

世の中的には「高速でカタカタすること=カッコいい」かもですが、、、とはいえ、ぶっちゃけ「カタカタしている時間=頭で考えていない時間」なので、そういった時間は減らすべきです。

たとえば、経営者とかって人材価値が高いですが、みなさんずっとカタカタしていないですよね。

経営者はなにをしているかというと、メインの仕事は「考えること」です。

そして、エンジニアに関しても同じことがいえますね。言われたとおりに高速でタイピングできるエンジニアになっても、それじゃあ価値が低いです。

単純作業を減らすには、ツール導入しよう

ブラインドタッチを覚えるよりも大事なことがあり、例えば下記の感じです。

  • SublimeLinterでミスを減らす
  • AlfredでPC操作を高速化する
  • 車輪の再発明をしない

ちょっと順番に解説しますね。

SublimeLinterでミスを減らす

「SublimeLinter」とは、SublimeTextのプラグインで「コードのエラーを自動表示してくれる」というツールです。

こういったツールを入れることで「根本的なミスの量を減らす」ということに繋がるので、それはつまり「生産性が高まること」を意味しますよね。

AlfredでPC操作を高速化する

Alfredは必須ツールかと思います。
大半の人はPCを「マウスで操作」して使っていますが、それだと速度が遅いです。

Alfredを使えば「大半のPC操作をキーボードで行える」という状態になるので、素晴らしいです。詳しくは下記をどうぞ。
» パソコン操作が劇的に向上する!ランチャーアプリ『Alfred』をご紹介

車輪の再発明をしない

車輪の再発明とは「すでにあるモノを、再びゼロから作ること」という意味です。要するに「先人の知恵を活かしましょう」ということですね。

ダメな例としては、自分の知識をアップデートせずに、古いやり方に固執するとかですね。

古い方法に固執しても、ぶっちゃけメリットは少なく、シンプルに生産性が下がるだけ、だと思います。

できるだけ新しい技術もキャッチアップして、生産性を高めましょう。

大切なこと:価値の低い作業は、排除する

というわけで、今回はこれくらいにしようと思うのですが、最後に本質的な話をします。

大切な思考法:常に「自分の価値」を高めること

これはエンジニアに限らずですが、常に「この作業で自分の価値は高まっているのか」を考えるべきです。

  • メールの冒頭で「お世話になっております」と入力すること
  • プログラミングコードで「DOCTYPE HTML」と入力すること
  • 誰も読まない「日報」や「報告書」を作ること

上記のような仕事は「すべて排除」すべきです。

会社とかにいると「作業している=働いている」と思われるかもですが、、こういった作業を思考停止しながら続けていたら、「将来的に自分の価値を下げる」ということに繋がります。

なので、下記のような働き方の方がいいと思います。

  • メールの冒頭の挨拶は、完全テンプレ化して、自動入力にする
  • プログラミングでよく使うコードは、テンプレ化して保存する
  • 誰も読まない「日報」や「報告書」は、超絶手抜きする or 作らない

上記の感じです。
会社では「頑張っていること」が評価されるかもですが、、そういった「本質的に価値のないこと」に時間を使うのは良くないですからね。

というわけで、今回は以上となります。

エンジニアとして活躍するのに、ブラインドタッチは必須じゃないです。本質を見つつ、本当にやるべきことを見極めるようにしましょう。