プログラミングで実践スキルを伸ばしたいなら、プログラミング学習を辞めるべき
Web制作を独学でマスターの記事から似たような問い合わせが多く届きます。具体的な問い合わせ内容は下記です。※ほぼメール原文をコピペ
私は今、webクリエイターを目指して独学で勉強中です。現在、HTMLとCSS、javascriptとjQqueryの本を一通り読んだところで、基礎は頭に入っているんですが、次に何をしていいのかわかりません。
自分で0からwebサイトを作ろうとしてもどのようなデザインにすればよいのか、どのような手順でコーディングをするべきなのかなどわからないことが多くて前に進めません。基礎を理解した後に実践的な知識へと昇華させるためには何をしていくべきなのでしょうか。
独学で勉強していると不安になりますよね…。
ぼくもそうでした(今もですが…笑)。
こういった質問にはほぼ同じ回答をしていまして、今回は記事にしておきます。
プログラミングで実践的なスキルを伸ばしたいなら、プログラミング学習を辞めるべき
twimg
プログラミングは手段です。
なので、なにか達成したいこと(作りたいサービス)があってこそ学ぶべき。
プログラミングは言語です。日本語も言語です。
つまり、ツールです。
例:日本語がうまいアニオタの外国人は、なぜ上達するのか?
日本語を学ぶことが目的じゃないからです。
『アニメが大好きでもっと知りたい。だから日本語を勉強する』という思考です。
- 目的:アニメを深く理解したい
- 手段:日本語を勉強する
つまり、『プログラミングでどの言語を勉強すべきか』って質問はちょっと学習の軸がずれていると思っています。
» 参考:Railsで開発してもPHPで開発しても大して変わらねえじゃねえか。
プログラミングで実践的なスキルを得るには?
作りたいサービスを明確化して、実行する。
これだけです。
僕の例:プログラミングはお金を稼ぐ手段
- 目的:効率的にお金を稼ぐため
- 手段:アフィリエイト(Webサイト制作スキルが必要)
プログラミング勉強を始めた当初の考えです。
今も変わっていません。
大学生だった当時は飲食店や塾講師のアルバイトをしていましたが、どんなに頑張っても時給は2,000円程度。これじゃ飲み代ですぐ消えちゃうので、効率的にお金を稼ぐ手段としてアフィリエイト(つまりWeb制作)をはじめました。
この話をすると『ガチなプログラマー』にはいつも怒られます。技術をこよなく愛し、技術一本で食っていく人が別の意見があるようです。
もちろん、『技術を愛しているから、技術を学ぶこと』は素晴らしいです。とはいえ、技術1本で食っていくには、トップクラスじゃないとあまり稼げませんし、トップクラスになるにはセンスや才能も必要です。
ぼくはそういったスキルがないので、あくまで『プログラミング(技術)は効率的にお金を稼ぐツール』として捉えています。
目的が明確化できたら、あとは手を動かしていくだけです。
目的があれば、あとはそこに到達するまで頑張るだけです。
Web関連の開発なら、基本的に下記のフローで大丈夫です。
- 技術面の設計を考える
- デザインを固める
- フロントエンドをコーディングする
- バックエンドをコーディングする
- バグチェック&公開
最初のころは①の技術面の設計が難しいかもしれませんが、よくわからなかったらとりあえずデザインを考えていけばOKです。
デザインをしていくうちに、「あれ…ここってどうやって作ればいいんだろう…」といった疑問が出るので、その場合は①に戻って技術面の設計をしましょう。
以上となります。
プログラミングの独学はつらいですが頑張りましょう。つらいときは下記記事の本がおすすめです。
» 『プログラミング学習に行き詰まっている』あなたにオススメな1冊