Written by Manabu Bannai

Railsで開発してもPHPで開発しても大して変わらねえじゃねえか。Facebook見てみろや。リア充はプログラミング言語なんで気にしてないぞ。

THOUGHT


  • Ruby on Rails
  • Cake PHP
  • Go
  • jQuery
  • Angular JS

Web界隈にいる方ならよく聞くワードかと思います。
上記の言語は、ここ3,4年で流行りだしたものです。

最近、ふと疑問に思うことがありました。

「これってラットレースに巻き込まれていないか?」

プログラミングはすばらしいです。
パソコン1台で、すばらしいサービスを世の中に生み出すことが出来ます。

ぼくも、こういった考えを信じて、日々勉強に励んでいました。

プログラミングは、勉強しても、勉強しても、新しい技術が出てきます。
それをまた勉強します。

無限ループです。
仕方のないことです。
でもこれが、ラットレースに見えてきました。

多くの開発者に言えることですが、勉強自体を楽しんでいる人が多いです。
ぼくもそのうちの1人でした。

例えば、以下の会話をイメージしてください。

ギークA
geek1「最近はGulpが流行ってるみたいだよ」

ギークB
geek3「Gruntとなにが違うの?」

ギークA
geek1「Gruntでは○○のときにバグが出やすかったけど、Gulpでは大丈夫みたい」

ギークB
geek3「へぇ〜、そうなのか。でも、そもそものバグの原因はGruntだったかわからないよね。でも、便利そうだし使ってみようかな。」

Web界隈にいると、上記のような会話に聴き覚えがあるかもしれません。

その後、ギークBさんはGulpユーザーになりました。
もちろん、Gulpの学習時間が必要ですが、ギークなのでそこは問題ありません。

これって『学習のラットレース』のような気がします。

○○という技術が出てきて、△△という技術が廃れる。
○○はたしかに良い技術だけど、△△でも十分なスペックがある。

そもそも、発注側は技術のことを知らないので、いくら技術の説明をうけても、
「正直どうでもいいわ、、」と思っています。

IT業界ではこのようなことが蔓延しているように思えます。

質問があります。

世界を変えるサービスを思いついたあなたは、開発者を探していました。
やっとみつけた候補者は以下の2名です。

開発者A
geek1「そのサービスを作るには、AWSとRailsが向いていますね。あとは、最近メジャーになりつつある、△△も導入してみましょう。」

開発者B
geek2「すばらしいサービスですね。もう少しユーザーニーズを詳しく聞かせていただけますか?それに応じて開発を考えていきましょう。」

技術力の面では、『Aさん > Bさん』でだとしても、どちらにお願いするかは明白だと思います。

つぎに、先日バズっていた記事にあった、以下の記述をご覧ください。

居酒屋でアルバイトしてもベンチャーでアルバイトしても大して変わらねえじゃねえか。はてブ見てみろや。あいつら永遠にvimの設定やってるぞ。出展:就活で自殺するぐらいなら就活する前に自殺しろ

これは次のように置き換えることが出来ます。
『Railsで開発してもPHPで開発しても大して変わらねえじゃねえか。Facebook見てみろや。リア充はプログラミング言語なんで気にしてないぞ。』

サービスを使うユーザーは開発言語なんてどうでもいいです。
PHPだろうが、Railsだろうが、Javaだろうが、どうでもいいです。

プログラミングのラットレースにハマっている技術者は、もう少しユーザー視点を持つべきだと思います。

プログラミングは楽しいけど、スキルアップを目的にしてはダメ

プログラミング学習は楽しいです。
次々と新しい技術が生まれるので、勉強を続けていると、ある種の安心感や達成感を得ることが出来ます。

しかし、次々と新しい技術を身につけることは大切なのでしょうか?

すばらしい技術力よりも『相手の立場にたって考えられる視点』のほうが大切なように思います。

相手の立場になって考えるには、想像力が必要です。
なので、エンジニアとしてキャリアアップを図りたい場合は、技術書を読むよりも、小説を読むほうが得策かもしれません。

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