Written by Manabu Bannai

【名曲】僕の人生観に『深く突き刺さる洋楽』を5曲【厳選した】

LIFE

基本的にはポジティブだけど、たまに落ち込む…。今の生活に満足しつつも、この先もこれを続けるのかなぁと迷っている。

こんな方へ。
たまには人生観に突き刺さる名曲でも聞いてみませんか? お酒でも飲みつつどうぞ。

We are the World

世界一有名なチャリティーシングルですね。
1985年1月28日のアメリカン・ミュージック・アワードの終了後に、有名アーティストが集結して一夜でレコーディングしたことでも有名。Youtubeでは7,000万回以上再生されてます。

ちなみに、マイケル・ジャクソンのソロバージョンもいい感じです。

コアなファンならレコーディング映像も見ておくべき。これもリピートで何度も見ました笑。

Man In The Mirror(マイケル・ジャクソン)

連続でマイケル・ジャクソンですいません。
こちらマイケル・ジャクソンのMan In The Mirrorのカバーですが、最高にいい感じです。

ちなみに、Man In The Mirrorとは、鏡の中の自分。曲には『世の中を変えたいなら、まず自分自身から、変わろう』というメッセージが込められているとのこと。

マイケル・ジャクソンは偉大すぎますね。

SAME LOVE(MACKLEMORE & RYAN LEWIS)

SAME LOVE。
これは同性愛についての歌です。PVをみるとわかりますが、同性愛者のリアルな葛藤がよく描かれています。

僕がこのPVを見るようになったのは、フィリピンに長く住んでいた経験からでして、日本ではゲイとかレズって、一種の差別の対象ですが、フィリピンだとそんなことはありません。こういった曲がもっと広まり、広く問題提起されるといいなぁと思っています。

Where is the love(The Black Eyed Peas)

イラク戦争中に、ストレートに反戦と愛を歌った一曲。歌詞がドストレートです、素晴らしいです。導入部分だけ抜粋します。

What's wrong with the world, mama
この世界はいったいどうなちまったんだ、ママ?

People livin' like they ain't got no mamas
人々は母親がいないような生活を送り

I think the whole world addicted to the drama
世界中が今ドラマに夢中みたいだ

Only attracted to things that'll bring you trauma
自分のトラウマになるようなことにしか興味がない

Overseas, yeah, we try to stop terrorism
海の向こうで、俺たちはテロリズムを止めようとしてる

But we still got terrorists here livin'
でも俺たちは今生活してる世界にテロリズムを抱えている

In the USA, the big CIA fightin'
アメリカで、お偉いCIAが今戦っている

The Bloods and The Crips and the KKK
ストリートボーイに、ギャングにKKK

But if you only have love for your own race
もし自分の種族しか愛せないなら

Then you only leave space to discriminate
宇宙を飛び出して差別をするしかない

And to discriminate only generates hate
差別は憎しみのみを生み出し

And when you hate then you're bound to get irate, yeah
憎しみ出すと怒り狂い出す

Madness is what you demonstrate
そして狂いが君の示すものとなる

And that's exactly how anger works and operates
それこそが怒りの働きであり、役割である

Man, you gotta have love just to set it straight
なぁ、お前は愛を持つべきだ、そして愛で示すべきだ

Take control of your mind and meditate
自分の考えをコントロールし、よく考えてくれ

Let your soul gravitate to the love, y'all, y'all
魂を愛に引き寄せてくれ、みんな

なんか今の時代にも当てはまりませんか?
人類は歴史を繰り返すとありますが、まさにそうなのかもしれません…。

Fast car(Tracy Chapman)

たぶん聞き覚えのある曲だと思います。
この曲の理解には、彼女の生まれた背景を知っておくと良いです。Wikipediaから引用します。

労働者階級の多いオハイオ州クリーブランドで生まれた。歌手の母親を持ち、幼い頃からギターを練習、幼少時から自作の曲を唱う。奨学金でマサチューセッツ州メッドフォードのタフツ大学に通い、生物学・獣医学・文化人類学、そしてアフリカについて学ぶようになり、次第にフォーク・ロックに魅かれ、コーヒー・ハウス(喫茶店)やナイト・クラブなどで、作詞・作曲した歌を唱っていた。

まもなく、1987年にエレクトラ・レコードと契約、デビュー・アルバム「トレイシー・チャップマン」(Tracy Chapman, 1988)を発表。それまでの生い立ちで経験してきた社会の矛盾や、大学で学んだアフリカの知識などをベースに、社会問題をストレートかつシンプル表現したこのアルバムは大ヒットとなり、批評家などからも高い評価を受けた。翌年、このアルバムは第31回グラミー賞で、「最優秀新人賞」「最優秀女性ポップス・ヴォーカル賞」「最優秀コンテンポラリー・フォーク賞」の3部門を獲得し、世界で1,000万枚もの売上げを記録した。

歌詞は、愛・孤独・人種・階級・貧困・家庭内暴力などの社会問題を、強いメッセージ性で取り上げる。
トレイシー・チャップマン - Wikipedia

Fast carの内容を簡単に解説すると、速い車で彼と一緒にこの街から抜け出そう。でも、実際にはそんなことが出来ない。今夜ここを発つか、ここで生きて死ぬか…といったストーリーです。

You got a fast car
あなたには車がある

I want a ticket to anywhere
私は何処へでも行けるチケットが欲しい

Maybe we make a deal
取引ができそうね

Maybe together we can get somewhere
一緒にどこかへ行けるかもしれない

Any place is better
何処へでも、ここよりは良い

Starting from zero got nothing to lose
ゼロからのスタート、失うものは何もない

なぜ、こういった歌を歌ったかというと、次の歌詞内に答えがあります。

See my old man’s got a problem
昔、ある男は困難の内に生きてた

He live with the bottle that’s the way it is
酒に生きる、現実はそういうもの

He says his body’s too old for working
彼は体が老いてもう働けないと言う

I say his body’s too young to look like his
見るよりずっと若いよと言ったけれど

My mama went off and left him
私の母は去ってしまった、彼を置いて

She wanted more from life than he could give
彼のくれるもの以上を求めていたから

I said somebody’s got to take care of him
誰かが彼の面倒を見なくちゃいけない

So I quit school and that’s what I did
そう言って学校をやめた、それが私のしたこと

聞いていて心が痛くなります。
要するに父親がアル中なんですが、当時(1988年)のアメリカは色々と問題を抱えていたんですね。

【番外編】Black or Whiteのダンス部分(マイケル・ジャクソン)

でも、これのスゴイところは曲ではなく、PVのあとのダンスです。
※動画の6分30秒以降です。

マイケルが破壊する車や店の窓ガラスには、ナチスの鉤十字をはじめ、“ヒトラーは生きている(HITLER LIVES)”、“ニガーは里へ帰れ(NIGGER GO HOME)”、“不法入国のメキシコ野郎はいらない(NO MORE WETBACKS)”、“KKKが支配する(KKK RULES)”といった人種差別的な言葉が書かれている。
参考:マイケルの最強ショート・フィルム10選

これが物議を醸し出したPVですが、マイケル・ジャクソンの意図は明確にはなっていないようです。このあたりはYahoo知恵袋に興味深いコメントがあったので貼っておきますね。
» マイケル・ジャクソンの"Black or White"のPVの意味 - Yahoo!知恵袋

以上、もっとゆるい感じの曲を聞きたいなら下記をどうぞ。