Written by Manabu Bannai

Web制作案件が炎上する理由【断る勇気&目的共有の重要性について】

PROGRAMMING

Webディレクター「最近はWeb制作案件の炎上が多いなぁ…。炎上する原因を特定して、今後は炎上しないようにしたい。そうじゃないと体力が持たないぽよ」

こういった悩みを抱えるWebディレクター向けです。

いきなり結論

炎上する原因はクライアントの意見を聞きすぎているから。炎上させないコツは、『会社の強みと弱みを明確化してそれを事前に伝えること』です。

本記事では、Web制作会社に務めたこともないのにフリーランス独立している僕が、日々の案件で試行錯誤した内容をまとめました。最近はほぼ炎上しなくなったので、ノウハウをシェアします。※たまに炎上するけど。

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基礎知識編:Web制作案件が進む流れとよくある炎上パターン


まずは基礎知識から。
Web制作案件は次の流れで進みます。

  • ラフデザイン【修正OK】
  • 本番デザイン
  • ラフコーディング【修正OK】
  • 本番コーディング
  • 最終調整&納品【修正OK】

【修正OK】となっている場所では逆方向に進んでもOK。しかし、それ以外の場所で逆方向に進むと炎上する確率が高まります。

よくある炎上パターンとは

Webディレクター「こちらのラフデザインどうでしょうか?」
発注者「いいですね!」
Webディレクター「では本番デザインに進みますね。」

〜〜〜数日後〜〜〜

Webディレクター「本番デザイン完成です。こちらでFIXでよろしいでしょうか?」
発注者「あー、○○と✕✕と△△を直したいなぁ。ベースカラーも変更できます?」
Webディレクター「え・・・・・・・」

こんな感じ。
ラフデザインを作る理由はデザインの方向性を整えるためです。しかし、本番デザインや本番コーディングが終わってから修正が入ると、、、炎上の予感が・・・。

Web制作案件が炎上する原因:クライアントの意見を聞きすぎているから


炎上を防ぐには、ずばり、断る勇気です。
なんでも「うん、うん」と頷いていたら、いくら予算があっても足りません。

「○○を追加したいです」と言われても、「○○には△△の工数がかかるので、✕✕円がかかります。また、スケジュールも伸びますがよろしいでしょうか?それよりも、一旦リリースしてユーザーアクセスを見てからの判断が良いかと思います。」といった感じで返すのが吉。

身近で起きた炎上例①:いきなり縦書きレイアウトを要求された

友人からの依頼で安く請けていたようですが、デザインしているうちに要求が増えてきて、最終的には縦書きデザインを依頼されたとのこと。コーディングする人なら分かりますが、縦書きとかマジでダルいですよね・・・しかもレスポンシブ…。縦書きといったコダワリの強いレイアウトの場合は見積段階で明確にしないとダメですね。

身近で起きた炎上例②:コーディング完了後に大量のデザイン修正が届いた

ラフデザイン提出、本番デザインFIX、ラフコーディングまではいい感じだったのですが、なぜか本番コーディング完了後に大量のデザイン修正が…。しかも、ヘッダー部分の修正もあるので、大きく作り変えが必要という状態。コーディング開始後の修正依頼は、場所によってですが、めっちゃ工数かかるので注意が必要ですね。

Web制作案件を炎上させないコツ:目的の共有


炎上させないコツは、『会社の強みと弱みを明確化してそれを事前に伝える』こと。

僕の場合は、Webを作る目的は『売上アップである』と明確にしています。
なので、優先順位としては次のとおり。

売上げアップ > 使いやすいサイト > かっこいいデザイン

これは会社によって異なります。
デザインが得意な会社もあるし、アート感覚に優れた会社もある。

目的を共有すれば、ズレは生じない。

なので、まずはじめに下記を伝えるべき。

Webを作る目的は、売上げアップです。
従って、かっこいい最新のデザインよりも、使いやすくて売上げアップに繋がるサイトを構築します。

もちろん、デザインにこだわりたいのは分かりますが、Webの世界では『違和感のないデザイン = 良いデザイン』と言われます。

売上よりもデザイン重視の場合は他社さんに依頼することをオススメします。
もし、売上げアップを最重要視する場合は『売上げアップ > 使いやすいサイト > かっこいいデザイン』という優先順位で対応します。

こんな感じで、自社の強みと伝えつつ、目的共有すべきですね。

まとめ:Web制作が炎上すると、優秀なメンバーが去っていく


以上、Web制作の炎上パターンと対処法をまとめました。

  • 炎上する原因はクライアントの意見を聞きすぎているから。時には断る勇気が大切。
  • 炎上させないコツは、『会社の強みと弱みを明確化してそれを事前に伝える』こと。

この2つを意識するだけでも炎上確率は大幅に下がるはずです。

炎上 = 優秀な人材の流出

優秀なエンジニアやデザイナーは仕事に困っていない場合が大半です。なので、しょっちゅう炎上するような発注者は避けるようになります。このあたりはWebディレクターや発注元の力量次第でもあるのですが、全員が気持ちよく仕事出来るのがベストですね。

炎上しそうなら断る

最近意識していることですが、炎上しそうな案件は積極的に断ります。予算が少なすぎる、注文が多そう、作り手に敬意がないなど。僕自身もプログラミングをしますし、友人プログラマーやデザイナーに仕事も依頼します。そういったときに、自分の案件で友人が苦しむくらいなら、何もしない方がマシだと思っています。

というわけで、炎上を避けつつ、快適な開発ライフを送りたいものですね。
以上となります。

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