Youtubeの「好きなことで、生きていく」というCMは「”没頭できるほど”好きなことで、生きていく」というコピーにした方が良いと思う話
最近こんな記事を読みました。
YouTuberが儲からなくて大変らしいですね(山本一郎) – 個人 – Yahoo!ニュース
内容の要約としてすこし引用します。
昨年の10月頃、YouTubeへ動画投稿するクリエイター募集PRとしてGoogleがTVを筆頭に街頭ディスプレイ、各種紙媒体などを利用して大々的な広告キャンペーンを展開したのを覚えている方は多いことと思います。キャッチコピーは「好きなことで、生きていく」でした。
該当の動画はこちらです。
ところが、Googleが広告料率を変更したようです。
ここにきて突然YouTubeの広告料率が変更されるという事態に直面し生活が苦しくなっているという話が出てきております。
YouTube側は広告料率がなぜ変更されたかについて公式な見解を出していないため色々な憶測を呼んでいますが、上記記事中では「広く視聴者を集めるうえで活躍したユーチューバーが、その役目を果たし終えた」ため、もはや「これ以上大勢のユーチューバーを抱えて広告料を支出し続ける必要はないと判断」されたのではないかと分析しています。
ここまで読んだ時にGoogleは神様なのでしょうがないな、と思いました。しかし、1つ気になるリンクをみつけてしまいました。
それがこちら。
底辺youtuberの実態【タイトル変更】 – Togetterまとめ
以下に引用します。
無能YouTuberの典型
①「○○○○(カタカナ4文字)TV」という他に数万人居そうな在り来たりな番組名
②「他人と同じこと」しか行っていない。
③ヒカキンの真似という没個性な外見
④実力、才能の無さを「運が無い」と思い込んでいる。 pic.twitter.com/f6mZ71rIqf
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いろいろと切ない気分になったので思ったことを書いてみます。
「好きなことで、生きていく」はすばらしい
「好きなことで、生きていく」ことはすばらしいです。
なぜなら生産性が高まるからです。
『時間を忘れて没頭する』という言葉があります。ぼくの考えでは、なにかに没頭しているときに、その人の生産性が一番高まると思っています。
身近な例をあげてみます。だれもが知っているモンハンです。
モンハンは中毒性があり、元モームスの後藤真希さんは、7000時間もプレイしているみたいです。7000時間を1年間で割ると、1日あたりのプレイ時間は19時間です笑。鬼ですね。
こういった功績(?)が称えられて、多くのゲーマーから崇拝されており、実際のプレイのレベルもかなり高いようです。ぼくはモンハンに詳しくないのでよくわかりませんが…。
別の例としては、ブロガーのイケダハヤトさんがあげられます。
彼はブログ大好き人間で、ブログを書くことが癒やしにつながると言っています。彼いわく、文章の上達には『1万時間の法則を実践するべき』とのことです。具体的には、毎日10時間×1,000日 = 10,000時間という法則です。
ここまでやりこめば確かに上達はしそうですね…。
なにが言いたいかというと、本気で好きじゃなかったら7000時間もモンハンはできませんし、毎日10時間もブログに費やせません。ある分野で一定の功績を収めている人は、本当にその分野が好きであり、日々没頭して取り組んでいるのだと思います。
底辺Youtuberの好きなことってYoutubeなの?
一方で、先ほどご紹介した、底辺Youtuberはどうでしょうか?
ためしに、いくつか動画をみてみましたが、今後再生回数が伸びることはないんだな…と実感しました。
いくつか要因はあると思いますが、なかでも1番気になったこととしては、なにも改善が行われていないということです。
公開日時の古い動画と、最新の動画を見比べてみましたが、なにも変化がありませんでした。ぼくはYoutuberではないので詳しくはわかりませんが、音質を良くするだったり、文字入れの方法を改善するなり、だれもやっていないネタを探すなり、いろいろ方法はあると思います。
なんで改善をしないのか?
センスがないといったら終了ですが、改善ができない原因の1つは『本当に好きなことをやっていない』からだと思います。
モンハンに没頭する後藤真希さんや、ブログに没頭するイケダハヤトさんは、彼ら自身がやっていることが本当に好きで、常にそのことを考えているのだと思います。移動中でも、お風呂でも、寝る前でも、、、ずっとそのことを考えていて、本人たちは意識していないうちに、日々改善が行われているのだと思います。
本当に好きなことを見つけると、常にそのことを考えてしまいます。
これはぼくの体験談からも言えることです。
中学のころにメタルギアソリッドというゲームにハマりました。当時は学校があったので毎日ゲーム漬けの生活はできませんでしたが、休日は9時に起きて、夜の11時くらいまではプレイしていました。平日は3時間ほどプレイしていたので、1週間で43時間、1年で換算すると2242時間ほどです。
ご飯を食べるときとお風呂に入るとき以外は常にゲームをしており、ゲームをしていないときはひたすらイメージトレーニングをしていました。
頭のなかでフィールドを思い出して、どの位置で、なんの武器を使うと、有利に戦闘ができるかなどなど。話しだすとキリがありません。膨大なプレイ時間と日々のイメージトレーニングのおかげか、最終的にはメタルギアソリッドの全国ランキングで30位になることができました。そのかわり青春時代は多少犠牲にしています。
順序がおかしいから違和感を感じるって話
記事を書いていて底辺Youtuberに申し訳なくなってきましたが、最後まで続けます。。。
ぼくの考えとしては『順序がおかしいよね』って話です。
ヒカキンにしろ、バイリンガールにしろ、自分が大好きなことを続けていたら、ファンが増えていき、収入につながっています。一方で、底辺Youtuberは、YoutubeのCMに触発されて、自由に生きたいって気持ちを持ち、Youtuberになっています。そとから見ていると、ただのミーハーにしか見えません。。
本当にセンスがあれば、YoutubeのCMを見て、Youtuberとしてのキャリアを始め、うまく収益をあげられるかもしれません。しかし、そんなパターンはほんの数%の世界です。
そもそも、ブームがきてから始めるのでは遅すぎると思います。
本当に好きなことをする、もしくは、業界初を目指すことが良い戦略だと思います。
まとめ
言いたかったことをまとめます。
- 好きなことで生きていくことはすばらしい。
- 本当に好きなことには没頭できる。
- 没頭すると、無意識のうちに改善が行われる。
以上です。
オンラインゲームで食っていける気はしないので、ぼくも好きなこと(没頭できること)を探そうと思います。
おわり。