文章力の本は「1冊だけ」を決め打ちして読めば良い【多読は無駄】

文章力を高めたい人「文章力を高めるためにおすすめの本を知りたい。 現在はブログを頑張っているけど、、、文章が苦手すぎる…。 なんか自分の文章ってテンポが微妙だし、単調な文章だし、接続詞も微妙だし、、、とにかく微妙すぎる。 文章力の本を読んで、いい感じの文章が書けるようになりたいです。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 文章力の本は「1冊だけ」を決め打ちして読めば良い
- 文章力を鍛えるために「好きな小説」を読み漁るべき理由
- 文章を書く際に、覚えておくべきテクニック3つほど
この記事を書いている僕は、ブログ歴6年ほど。 現在はこのブログを書きつつ生活しています。
文章が綺麗かといわれたら、、、多分そうじゃないけど、とはいえ、「文章で食べている=文章力がある」とも言えるはず。
もともとは文章が苦手で、過去には文章力の本を30冊以上は読み漁りました。 当時は「本を読めば上達するはずだ」という勘違いをしていたのですが、それは完全に勘違いでした…。※その理由は本文内で解説しています。
本記事は、文章が書けなくて苦しんでいた「当時の僕」に向けて書いていきます。似ている境遇にいる方がいましたら、なにかしら参考になるかなと思います。
文章力の本は「1冊だけ」を決め打ちして読めば良い
文章力の本は大量にありますので、全部読んでいたら日が暮れます。
日が暮れるだけじゃなく、知識が多すぎて、「逆に手が動かなくなる」という状況にもなりますね。いわゆる、消化不良みたいな感じです。
過去の僕がまさに「消化不良」みたいな状態でして、文章力の本を読み、何度も日が暮れました。 たぶん30冊くらいは読んだと思いますね…。
さらにいうと、本を読んでから「実際に文章を書いてみる」という行為をせずに、「ひたすらに文章を読む」という「圧倒的に無駄」な行為をしてしまいました。
こういった状況って、「文章が苦手な自分から逃げているだけ」ですよね。 読書して勉強したふりをしても、実際に書かないと、伸びるわけがありません。
この1冊だけでOKです
上記は文章の型を学べる本でして、これを繰り返し読みつつ、参考書みたく利用するのがいいかなと思います。
具体的には、「書籍内の型のページを開く→ブログのエディタを起動する→型をみつつ、実際に書いてみる」みたいな感じです。
なお、この本の著者は「嫌われる勇気」というベストセラー本も出しており、「読ませる文章」をつくるプロだな、と思います。
あとはひたすら書くこと
文章力の本は、1冊だけ読めばOKです。
日本人はどうしても「お勉強」が好きなので、文章力の本を読みたがる。そして、そういった本が売れることを知っている出版社は、そういった本を出します。
もちろん、「文章力の本を読み漁る」という行為は否定しませんが、、、実際問題として、それじゃあ上達しないですからね。
僕が「文章が上達したな」と感じたときは「毎日書き続けたとき」でして、最初は「文章を生み出す苦しみ」を感じるのですが、徐々に慣れていきます。
例えるなら、筋トレみたいなものでして、毎日繰り返すと、徐々に成長します。しかし、サボっていると、また衰えます。 文章力=筋力みたいな感じですよ。
文章力を鍛えるために「好きな小説」を読み漁るべき理由
文章力の本は1冊だけでいいですが、その他にやるべきことは、「小説を読み漁ること」かなと思います。
小説を読み漁りつつ、文章力を高める手順
- まずは色々な小説を読んでみる
- →好きな文体を見つける
- →その著者の小説を読みまくる
- →その著者の文体を、体で吸収する
こんな感じで「お気に入りの作家」をみつけ、さらに「お気に入りの文体を体で吸収」しましょう。
言葉のリズムに感動できる小説5選
個人的におすすめな小説を掲載します。
どれも読みやすいので、読書が苦手な人でも、読みやすいかなと思います。
スティル・ライフ
圧倒的に文章が綺麗です。
著者は池澤 夏樹さんでして、僕は彼の本を、たぶん全て読破しました。 ちょっと特徴的な文章でして、読んでいるとそれが分かるかなと思います。
ナオミとカナコ
一度読み始めたら、止まりません。
著者は奥田 英朗さんでして、彼の作品も8割方は読んだかなと思います。 ここまで人を惹きつける文章を書くのは、まさに天才です。
しかし、彼の文章をよく見ると「基本的にはすべて短文」なんですよね。短文の組み合わせで、圧倒的な迫力を生み出しており、、、すごすぎる。
何もかも憂鬱な夜に
作家は中村文則さん。
彼の作品は半分くらい読みましたが、、、世界観がスゴイ・・・。こういった世界観を生み出せる作家もいるのか、、、と驚きと感動を味わいつつ、圧倒的に引き込まれるストーリーを楽しめます。
清く正しく、殺人者
これはかなり古い小説ですね。
著者は赤川次郎さんでして、「清く正しく、殺人者」という小説を一言で表すと、有名ドラマである「24(トゥエンティフォー)」の小説版、みたいな感じです。
ちょっと表現が微妙かもですが、要するに、1話が終わりかけると、次の話を読まずにはいられないんですよね。なので、一度読み始めたら、一気に読破できると思います。
人間失格
これは説明不要ですかね。
太宰治の文章は迫力があり、かつ、「人間の絶望感」みたいなものを描くのが、圧倒的にうますぎると思います。
というわけで、上記の5冊がおすすめです。
僕の個人的なチョイスなので、暗くてしっとりした作品が多いですが、気になるものがあれば、手にとってみてください。
なお、少し余談ですが、伊坂幸太郎、村上春樹はレベル高すぎるので、作品としては楽しめるのですが、「文体を吸収する」みたいな作業は、、、ちょっと難しいように思ったりしています。
文章を書く際に、覚えておくべきテクニック3つほど
文章を書く際に、覚えておくべきテクニック3つ
- その①:読者をイメージすること
- その②:まずは箇条書きで骨格を作ること
- その③:時間制限をしないこと
順番にサクっとみてきましょう。
その①:読者をイメージすること
文章は特定の1人に向けて書くべきでして、ここは宇多田ヒカルが教えてくれました。
宇多田ヒカルさんが「時代や社会に向かって歌ったことはない。つねに部屋でひとりヘッドホンをつけてる【誰か】に向けて歌っている」といいきっていたのすごいな。
きっと100年後も宇多田ヒカルを皆んな聴いているんだろうな。— 羽賀翔一 (@hagashoichi) June 30, 2018
きっと100年後も宇多田ヒカルを皆んな聴いているんだろうな。
このあたりは「【本質】ブログでペルソナ設定する方法【宇多田ヒカルが教えてくれた】」の記事でくわしく書いていますので、ぜひどうぞ。
その②:まずは箇条書きで骨格を作ること
いきなり完璧な文章を書こうとすると失敗します。
100点の文章を作る手順
- まずは箇条書きやメモ書きで30点の文章を作る。
- 文章に肉付けしつつ、70点くらいまでにもっていく。
- 最後に微調整しつつ、80点くらいにして公開する。
上記の感じです。
注意点としては「100点の文章を目指してはいけない」ということでして、仮に「80点→100点」を目指すと、そのプロセスはめっちゃ大変&時間がかかります。
完璧主義は悪くはないのですが、インターネット世界においては、「まずはリリースして、読者の反応をみてみる」方が良いですね。
その③:時間制限をしないこと
文章を書くことはクリエイティブ作業なので、クリエイター向けの時間管理が大切です。
毎日の生産性を高めるには、時間管理が必須ですが、職種によって時間管理方法は変わります。
・クリエイター系→半日単位で時間を区切る
・マネージャー系→1時間単位で時間を区切るTwitterには暇人が多いように見えますが、みなさんクリエイターでして、時間管理がゆるいからですね😌
— マナブ@バンコク (@manabubannai) July 4, 2018
文章を書くために半日空けるのは難しいかもですが、、、ダメな例としては「1時間で書き終わる」みたく、終了時間を決めてしまうことです。
時間制限付きで書き始めると、文章を練っているときにも「焦り」が生じまして、結果として、良い文章が生まれないと思います。
というわけで、今回は以上です。
文章力を高めるためのコツなどを解説しました。
文章力なんて、すぐに身につくものじゃないので、文章を書きつつ、小説を読みつつ、また文章を書きつつ、、、みたいな感じで、1年くらいしたら、「気がついたら身についていた」みたいな感じだと思います。
すこしずつ、マイペースで、前に進みましょう(`・ω・´)ゞ
※P.S:無料メルマガで発信中:過去の僕は「ブログ発信で5億円」を稼ぎました。次は「30億円」を目指します。挑戦しつつ、裏側の思考を「メルマガ」から発信します。不満足なら1秒で解約できます。無料登録は「こちら」です。