新卒でフィリピンに海外就職した僕が考える『メリットとデメリット』とは
新卒で海外就職(セブ島)をしてから6ヶ月ほど経過しました。
当記事では『新卒で海外就職することのメリット・デメリット』を書いていきます。とくに東南アジアのフィリピンという地に就職して感じたことです。ちなみにこの記事は長いので、ほんとうに海外就職に興味があるって人だけ読み進めてください。
前置き:なぜこの記事を書こうと思ったのか?
ちょっとだけ前置きを書きます。この記事を書く目的です。
それは単純で、新卒で海外就職することのメリット・デメリットを発信することで、海外就職という選択肢が世の中に広まると考えたためです。
ちなみに当記事の想定読者は新卒の学生だけではなく、海外就職を考えている社会人にも当てはまります。
それではブログを書いていきます( ˘ω˘ )☝︎
【1】なぜ(新卒で)海外就職を広めるべきなのか?
これはあくまでぼくの実感値ですが、世の中には海外で挑戦したい学生が数多くいます。ぼくが就活をしていたときも、「海外で働きたいな〜」と言っている学生が数多くいました。結果はどうでしょう?
新卒から海外就職したのは僕1人だけでした。
正直、就活が終わったときに、まわりの友人の決断にすこし萎えていました。お世辞抜きで優秀な友人が数多くいたにも関わらず、結局みんな日本で働いています。
ここに大きな問題があります。なぜなら優秀な人材が日系企業に就職することで、優秀な人材が埋もれてしまう可能性が高くなるからです。これだけだと分かりづらいので、もう少し掘り下げていきます。
【2】世の中に価値を生み出すということ
さんざん言われていることですが、日本のマーケットはほぼレッドオーシャンです。ほとんどの産業は、需要に対して供給過多になっています。
先進国はどこも同じような感じですが、発展途上国では真逆のことが起こっています。つまり、需要があるのに供給が足りていないということです。
ここで質問です。
あなたが何かモノを売りたいときに、以下のどちらの状況を好みますか?
- (1) 供給過多のレッドオーシャンで競合がたくさんいる。
- (2) 供給が足りていないブルーオーシャンで競合がほぼいない。
ほぼ100%の確率で(2)を選ぶと思います。
就職に関しても同じことが言えて、日本での就職は(1)にあたり、海外就職は(2)に近いです。日本人は(1) or (2)を選択できる立場にいますが、驚くことにほぼ100%の人が(1)を選択しています。
話をもどします。先ほど、以下のことを述べました。
優秀な人材が日系企業に就職することで、優秀な人材が埋もれてしまう可能性が高くなる。
説明するまでもないですが、優秀な人材が(1)を選択することで、結果が出しにくい状況に陥ります。ここで結果がだせないと、優秀な人材が埋もれてしまうことにつながります。
つまり、正しくマーケットを選択すれば十分な結果が出せるにも関わらず、マーケットの選択を間違えたことで結果が出せない(=世の中に価値を生めない)といった状況です。
【3】優秀な人材が海外就職することで価値が生まれる
この状況(優秀な人材が埋もれてしますこと)はどのようにすれば改善できるのでしょうか?答えはとてもシンプルです。
優秀な人材が海外就職という選択肢を選べる状態を作ること。
意思決定のフローとしては以下のようになります。
↓
(2) 日本に就職すべきか、海外就職すべきかを選択する
↓
(3) 海外就職すべきだと思った人材が海外に出てくる
ここまで読んで『いや、海外就職は世の中で知られているでしょ…』という言葉を返されそうですが、世の中に知られている状態と、世の中の人が選択できる状態では意味が大きく異なります。現時点での海外就職は、世の中に知られている状態です。
世の中に知られている状態から、世の中に人が選択肢できる状態にするには、情報量が必要です。つまり、世の中の人が海外就職のメリット・デメリットを正しく判断することができれば、海外就職という選択肢が広まっていきます。
前置きがかなり長くなりましたが、ここから海外就職のメリットとデメリットを書いていきます。
【4】(新卒で)海外就職するメリットとは?
ぼくが考えるフィリピンで海外就職するメリットは以下のとおりです。
- (1) ブルーオーシャンのマーケットで戦える
- (2) 高い生活水準で生活できる
- (3) 良い意味で人生を踏み外すことができる
順番に解説します。
(1) ブルーオーシャンのマーケットで戦える
これは先ほど述べたことなので再度説明はしませんが、競合が少ないことは確実に海外就職の魅力です。
ちなみにここでいう競合とは2つの意味があります。1つ目はビジネスにおける競合で、通信会社でいうところのDocomoとauなどを指します。2つ目は人材マーケットにおける競合で、1つの求人に対する倍率を指します。
(2) 高い生活水準で生活できる
発展途上国に海外就職することを想定しています。
ぼくは現在セブ島で働いていますが、日本よりも高い生活水準で暮らすことができています。なぜかと言うと、日本人というだけで現地人の5倍以上の給料をもらえるためです。
この点も発展途上国に就職するメリットとなります。ちなみに海外就職が一般化されたら、現地人と日本人の給料格差はどんどん縮まっていくと思います。今なら日本人という特権を使って贅沢な生活ができるチャンスです。
(3) 良い意味で人生を踏み外すことができる
これは反論を受けそうですが、ぼくの中では1番のメリットです。
というのも、海外就職という選択肢は良い意味でも悪い意味でも日本に浸透していません。
このような状況で海外就職を選択するということは、日本人の一般的な生き方から脱線したことにつながります。このような状況になると、生きることに対して身軽になり、世の中では難しいと言われている意思決定のハードルが下がります。これは実際に経験してみないと分かりづらい点でもあります。
【5】(新卒で)海外就職するデメリットとは?
- (1) 教育環境が整っていない
- (2) 日本では起こり得ないことで足止めをくらう
では、順番に解説していきます。
(1) 教育環境が整っていない
多くの人がリスクと考える点かと思います。とくに新卒の場合はダメージが大きいです。というのも新卒で大企業に就職すれば、しっかりとした教育システムでスキルアップを図れるためです。
一方、海外就職では教育システムは整っていません。習うより慣れろといった精神の人なら問題ないですが、しっかり教育を受けたいという人には向いていません。
ちょっと脱線しますが、大企業の教育システムにかんして触れておきます。ぼくが思うことは「大企業の教育システムって役にたつの?」ということです。ぼく自身は大企業に就職したことがないので実態はわかりませんが、ほぼ意味のないものだと考えています。
というのも大企業に就職したからといって、その企業の上司から教育を受けることができないためです。大半の大企業は新人向けの研修を行っていますが、新人研修はすべてアウトソースされており、下請けの企業の講師がセミナーをするだけです。これって本当に効果あるのでしょうか?経験者の方の声を聞きたいです。意見はTwitterで受け付けます。
(2) 日本では起こり得ないことで足止めをくらう
セブ島で働いていると「まじかよ…。日本じゃありえないっしょ…。」といったことが日常的に起こります。イメージしづらいかと思いますので、具体例をあげると以下のとおりです。
- 社員が突然やめる。なんの前触れもなく。
- 採用できた、と思った人材といきなり音信不通になる。
- 社員が勤務中に歌を歌いまくっている。
どれも日本では馴染みがないことですが、セブ島ではよくあることです。こういったことが起こるとたまにイライラしてしまいますが、郷に入っては郷に従えといった精神を持っていれば大きな問題ではありません。
【6】まとめ:海外就職はすべきなのか?
記事で一番伝えたかったことは、海外就職のメリットとデメリットの部分です。海外就職のメリットとデメリットを知ることで意思決定の手助けとなれば幸いです。
もし記事を読んで、海外就職はありかも、と思った方はぜひなにかアクションを起こしてみてください。
※P.S:無料メルマガで発信中:過去の僕は「ブログ発信で5億円」を稼ぎました。次は「30億円」を目指します。挑戦しつつ、裏側の思考を「メルマガ」から発信します。不満足なら1秒で解約できます。無料登録は「こちら」です。