Written by Manabu Bannai

【2025年】同じ会社に5年以上勤めることが珍しい未来とは?|ワーク・シフト

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2012年に話題となった『ワーク・シフト』2025年に「人々はどのように暮しているのか」「どのように働いているのか」が描かれています。

一言でいうと『読み手によって受け取り方が大きく変わる本』だと思います。僕は、本書に描かれている2025年の未来予想には大きく賛成です。かつ、楽しい未来が待っていると思いました。※書籍内ではネガティブな表現が多いです。

今回の記事では、書籍内で共感できた文章を抜粋してご紹介します。

本書で唱えられている3つのシフトとは?

〈第一のシフト〉は、一つの企業の中でしか通用しない技能で満足せず、高度な専門技能を磨き、ほかの多くの人たちから自分を差別化するために「自分ブランド」を築くこと。
〈第二のシフト〉は、難しい課題に取り組むうえで頼りになる少人数の盟友グループと、イノベーションの源泉となるバラエティに富んだ大勢の知り合いのネットワーク、そしてストレスを和らげるための打算のない友人関係という、三種類の人的ネットワークをはぐくむこと。
〈第三のシフト〉は、大量消費主義を脱却し、家庭や趣味、社会貢献などの面で充実した創造的経験をすることを重んじる生き方に転換すること。

メガ企業とミニ起業家が台頭

テクノロジーの進化にともない、仕事とビジネスの環境が複雑化する結果、世界を舞台にビジネスをおこなう巨大なメガ企業が台頭する。その一方で、さまざまな産業のエコシステム(生態系)の中で、無数のミニ起業家たちがコラボレーションを通じて価値を生み出しはじめる

グローバル下級階層の出現

世界のさまざまな地域に貧困層が出現する 現在、経済発展から取り残されている貧困層は、サハラ砂漠以南のアフリカなど一部の地域に集中しているが、グローバル化が進み、世界がますます一体化すれば、先進国も含めて世界中のあらゆる地域に貧困層が出現する。グローバルな市場で求められる高度な専門技能をもたず、そうかといって、高齢化が進む都市住民向けサービスのニーズにこたえる技能と意思もない人たちが、グローバルな下層階級になる。

仕事と遊びの境界線

未来の世界で創造性を発揮するうえで最良の方法は間違いなく、仕事と遊びの境界線をあいまいにすることだ。

親しい友人を持つ事が、幸福度の向上に繋がる

ハーバード大学医学大学院の研究チームは、何千人もの人たちを対象に、健康と幸福に関する長期の追跡調査を実施した。それによると、最も幸福感が高いのは、最も裕福な人たちでもなければ、最も大きな業績を成し遂げた人たちでもなかった。幸福感の高さと最も強い関連性が一貫して認められた要素は、親しい友達がどの程度いるのかという点だった。

同じ会社に五年以上勤めることが珍しい

一つの企業で生涯勤め上げる人が減る。そもそも、同じ会社に五年以上勤める人が珍しくなるだろう。そうなれば、勤務先の会社の企業年金制度を利用して継続的に年金拠出を続ける人も減る可能性が高い。それに、せっかくコツコツと年金を蓄えても、好景気と不景気の波にもまれて運用損を出し、資金が大きく減りかねない

単なる知り合いの重要性

ここで質問。人々は新しい仕事を見つけるとき、よく知っている人から紹介される場合が多いのか?それとも、あまり深い付き合いでない人から紹介される場合が多いのか?もう一つ質問。あるコンピュータメーカーの今後半年間の売り上げを正確に予測できるのは、その会社の営業部長だろうか? それとも、不特定多数の大勢の人たち(ほとんどはそのコンピュータメーカーの社員ではない)の「群衆の知恵」だろうか? 二つの問いに対する答えがいずれも後者だった人は、大規模で緩やかなネットワークの力を理解していると言える。テクノロジーの進化とグローバル化の進展にともない、この種のネットワークの重要性はいっそう高まる。 職探しに関しては、アメリカの社会学者マーク・グラノヴェッターの研究が有名だ(6)。事前の予想では、友達や家族、親戚、仲のいい同僚など、とくに親しい人たち──「ストロングタイズ(強い絆)」と呼ばれる──を通じて転職先を見つけるケースが多いだろうと考えられていた。しかし実際に調べてみると、とりわけ親しい人より、友達の友達や、単なる知り合い──「ウィークタイズ(弱い絆)」と呼ばれる──から情報を得るケースが多いことがわかった。

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