Fw: 「まずは3年間働いてスキルを身につけてから起業!」とか言ってる人間はマジで無能だと思う。
先日こんな記事をみつけました。
「まずは3年間働いてスキルを身につけてから起業!」とか言ってる人間はマジで無能だと思う。 – 拝神
内容をざっくりまとめると次のとおり
- 起業が手段なのに目的と捉えている人が多い
- 夢ばかり語って学生を集める起業家に疑問を感じる
- 思考停止して、3年間働いても未来はない
内容はだいたい賛成なのですが、ちょっと言葉がきついなぁと思います。作者は会社経営しているようですが、匿名なのが残念。。
で、ちょうど似たような記事を書こうと思っていたので、タイトルにFwを付けてみました。作者に返信ってよりも、加筆してシェアするイメージだったので、メールのようにFwとしています。
元々ぼくが書こうとしていた記事のタイトルは次のとおりでした。
サラリーマンを3年間続けるとスキルアップするのか?
もうちょっと凝らないとSNSでスルーされるなぁと思っていたのですが、タイトルを考えなおす前に上述した記事をみつけたってながれです。
ぼく自身は新卒で海外就職をして、先日退職をしました。一定期間はフリーランスで食べていき、ある程度キャッシュが回る仕組みができたら会社にしようと思っています。なので、まずは3年間働いてスキルを身につけてから起業という考え方はたぶん違うのではないかな、、と思い、自分の人生を使って実験中です。
というわけで、ちょっと僕が思ったことを書いてみます。とはいえ、24歳の若造の戯言なのであまり気にしないでください笑。
大企業就職→3年後→ベンチャー就職というキャリア
大企業で3年間勤めて、スキルアップした後にベンチャー企業で挑戦したい。なんか世の中ではこれが正しい(?)とされていますが、かなり疑問を感じます。3年後に転職するなら、最初からベンチャー行けばよいのでは??と思います。
あと、大企業で求められるスキルとベンチャー企業(ベンチャーといっても幅広いですが)で求められるスキルは異なると思います。
そもそも、大企業でサラリーマンを3年続けるとスキルアップするのでしょうか?ぼくは、サラリーマンを続けてもスキルアップしない場合があると思います。
サラリーマンを続けてもスキルアップしない場合
もちろん業務によりけりなのですが、とりあえず商社をイメージしてみます。某超有名な大手商社に行った友人の話を例にします笑。飲み会での会話なので記憶はやや曖昧です。
その友人はとても優秀で、誰もが羨む大手商社に入りました。30歳で年収1,000万円が約束されているのでモテモテです。
そんなイケイケ商社マンがやっていた業務内容を聞いてみました。
それは「発注管理と接待」です。
たしかに発注管理は大切です。接待も大切だと思います。
では、3年間発注管理と接待を続けてスキルアップできますか?
もちろん、ポジションが上がるにつれて責任のある仕事なども任されていくと思います。でも、3年間いたからといって確実にスキルアップする保証はないと思います。
例えば、次のようなイメージ。
- Aさん:仕事の効率が良いので、2年目から海外事業を任される。
- Bさん:優しい人柄だけど、あまり仕事はできない。2年目も発注管理を続ける。
上記の例で、3年目のAさんとBさんではスキルアップの度合いがかなり異なると思います。なにが言いたいかというと、まずは3年間働いてスキルを身につけてから起業という考え方はすこし危ないということです。
というか、スキルアップってなに…?
まずは3年間働いてスキルを身につけてから起業という人は、なにをもってのスキルアップなのかがボヤけているパターンが多いように思います。
スキルアップを考えるときに次のパターンがあります。
- ①その会社で出世するためのスキルアップ
- ②社会に放り投げられても食っていけるためのスキルアップ
どちらが良いとか悪いとかはないですが、①のパターンが大半かと思います。起業志向がないなら、①で良いと思いますが、「3年後に起業するぜ!」とかいう人が①をやっていると、「たぶんこの人は起業しないな」と思います。
スキルアップとか成長という言葉に関しては、脱社畜の働き方を書いているphaさんが良いことを書いていたので引用します。
例えば、大学に受かりたいと思ったとする。でも、そのためには学力が足りない。だから、一生懸命勉強して、それこそ「成長」して、大学に受かるだけの学力を手に入れる。こんなふうに、最初に何か成し遂げたいと思っていることがあって、それを成し遂げるための能力が今足りないから、「成長したい」という話になるのが順序的には自然なはずである。
でも、成長意欲旺盛な成長第一主義な人たちを見ていると、これが逆転しているように見えてしょうがない。成長第一主義な人たちに、ゴールを聞くとおそろしくあいまいな答えが返ってくる。「社会起業家を目指す」とか「世界をもっとよりよい場所にする」とか、そんな抽象的な目標で、具体的なアクションにつながるとは到底思えない。なんだかよくわからない抽象的な目標を達成するために、「日々成長のために頑張っています」と言われても、その人がどこに行くべきなのかは誰にもわからない。
じゃあどうやったら成長できるの〜!!助けて!!
会社に入っても成長できるか分からない。かといって、いきなり起業しても失敗しそう。これじゃシンドイですよね。全てを諦めて隠居生活も良いかと思いますが。。
そこでぼくが思っている回答。
自分が伸ばしたいスキルを明確化して、それを伸ばせる企業で働く。
日本はゼネラリスト思考なので反対されそうですが。。しかし、元アップルのシニアマネージャーである松井博さんは、著書の企業が「帝国化」するで次のように述べています。
これから必要な能力は、高い専門性に裏打ちされた創造性です。創造性を養うには、いくつかのやり方があります。
1つ目は古典と呼ばれる、時代の淘汰を経て残ってきた優れた文学作品、音楽、絵画といったものにたくさん触れていくことでしょう。
2つ目は自らさまざまな体験を重ね、物事を多面的に観察し、理解する能力を獲得していくことです。
3つ目はやはり、自らの手でさまざまなものを創る訓練をしていくことではないかと思います。それは音楽、絵画、彫刻、文学作品、あるいはコンピューター・プログラムでもいいでしょう。
まとめ:サラリーマンを3年続けるとスキルアップするのか?
伸ばしたいスキルが明確じゃないと厳しいのではないでしょうか?
ぼく自身はろくに社会人経験がないないので、ある程度は引用などを使って記事を書いてみました。なにか意見あればお待ちしております〜<(_ _)>