Written by Manabu Bannai

【簡単】WordPressでデジタルコンテンツの販売サイトを構築する方法

PROGRAMMING WordPress

デジタルコンテンツを販売したい人「WordPressでデジタルコンテンツを販売したい。 シンプルなサイト設計を希望なのですが、どういったプラグインを使えばいいんだろう? 経験者のオススメを聞きたいです。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 1.WordPressでデジタルコンテンツの販売サイトを構築する方法
  • 2.WordPressでデジタルコンテンツを販売する際の注意点

この記事を書いている僕は、デジタルコンテンツの販売には慣れており、現在の月商は300万くらい。 WordPressテーマやプログラミング学習教材などを販売しております。

今回は「WordPressでデジタルコンテンツの販売サイトを作る方法」を解説していきます。 実例をお見せしつつ解説するので、初心者でも理解できるはずです。

更新情報:2021年12月23日

本記事の「動画解説バージョン」を作成しました。動画では「サブスク決済の対応方法」も解説しているので、本記事よりも内容が濃いです。ぜひYouTubeからご覧くださいませ。
» 【WordPress+Stripe】ネットショップを構築する方法【サブスク可】

WordPressで「デジタルコンテンツの販売サイト」を構築する方法


最もシンプルな方法は「WordPress × Stripe」です。

更新情報:2022年1月26日

Stripeがコーディングの決済ページをリリースしました。なので、本記事で紹介するプラグインを使う必要なしです。詳細は下記のツイートです。


なお、ここより下の情報は、ぶっちゃけ読む必要なしです。しかし、参考までに残しておきます。より高度なECを作る際には、なにかと参考になるかなと思っています。

方法:WP Simple Payを導入するだけ

WordPressに「WP Simple Pay」というプラグインを入れるだけで、簡単にStripeと連携できます。

Stripeを知らない人向けに簡単に解説すると、オンラインの決済ツールです。

PayPalの競合サービスという感じですね。デザインがオシャレだったりして、PayPalよりも使いやすいです。特に、海外のエンジニアとかに人気のツールです。

具体例のサイトを公開します

僕もデジタルコンテンツの販売サイトを運営しており、下記です。

Manablog Copyの購入ページ | Manablog Store


めちゃくちゃシンプルなのですが、下記の機能を実装済みです。

  • 商品販売ページ 
  • クレカ決済機能 
  • サンキューページ

結論としては、上記の機能で十分ですよね。
カート機能とかも欲しいなら、WordPressを使わずに「Shopify」や「カラーミーショップ」を使う方がいいと思います。

WordPressはセキュリティ的にも、小規模でシンプルなサイト向けです。

構築方法を画像解説します

構築といっても、WordPressを設置したあとに、プラグイン設定をするだけです。

  • 手順①:初期設定をする
  • 手順②:商品登録をする
  • 手順③:商品ページを作る

上記のとおりなので、順番に解説していきます。
なお、Stripeへの会員登録も必須なので、登録していない方は、登録しておいてください。

手順①:初期設定をする

画像3枚で解説します。簡単です。

Stripeとの認証などを済ませる


画像のとおり。なお、1つだけ注意点としては「まずはテストモードをON」にしておいてください。
テストモードをONにしておき、バグがないかテストをして、問題なかったら「テストモードをOFF」にして、サイトオープンという感じです。

サンキューページなどの設定をする


サンキューページやエラーページの設定をします。このあたりのページはあとで作成するので、いったんはイジらなくてもOKです。

あとは、数字表示やデザインに関する設定なので、そこまで重要じゃないです。画像をみたら分かるはず。

購入完了メッセージの設定をする


サンキューページに表示する情報の設定です。
ぶっちゃけ未設定でもOKですが、いちおう日本語化だけしておけばいいかなと思います。画像を参考に、設定をどうぞ。

手順②:商品登録をする

続いて商品登録です。WordPress管理画面の「Simple Pay Lite」下の方に「Add New」というボタンがあるので、そこをクリックしつつスタートです。

商品の基本情報を登録する


商品名と値段を入力します。そして1つだけ注意点としては、サンキューページの遷移先です。意味を解説すると、下記です。

  • Global Setting → ここは説明不要ですね
  • Specific Page → WordPress内の特定ページに移動する
  • Redirect URL → 特定の外部サイトに移動する

僕の場合は「Specific Page」を設定していますが、ここは「Redirect URL」でもいいと思います。

例えば、商品の詳細PDFとかをサーバーなどにアップロードしておいて、購入者をそこに飛ばす感じですね。

購入ボタンの設定をする


ここはそこまで重要じゃないですが、それっぽく日本語化しておきましょう。
初期設定だと英語なので、英語だと購入者が不信感をいだきやすいですよね。

僕の設定を参考にどうぞ。

購入ボタンの詳細設定をする


ここも簡単です。基本的には画像のとおりに入力しておけば、問題ないでしょう。

手順③:商品ページを作る

最後の仕上げです。まずは商品の販売ページを作りましょう。例えば下記の感じです。

Manablog Copyの購入ページ | Manablog Store

そしてページ内に決済ボタンを設置するのですが、それは商品登録時にでてきた、下記のようなショートコードを貼り付けたらOKです。

[simpay id=”17″]

すると決済ボタンが出てきますので、あとはサンキューページを作成するだけです。

サンキューページの実例がこちら


めちゃくちゃシンプルですが、僕が作成したサンキューページは上記のとおり。
ダウンロードページへのリンクと、そのパスワードを掲載しているだけですね。

とはいえ、繰り返しですが、ここのページを挟まずに、いきなり商品のダウンロードリンクに飛ばしてしまっても大丈夫です。例えばDropBoxに商品をアップしておいて、そのダウンロードリンクにそのままユーザーを飛ばすとかですね。

セキュリティに注意しよう

気づく方も多いと思いますが、この仕様だと「サンキューページにアクセスされたら、商品が無料でダウンロードできてしまう」という問題があります。

なので、サンキューページは「noindex」にしておくことを推奨します。noindexにすると、Googleの検索結果に表示されませんので、サンキューページのURLを推測されない限り、基本的には大丈夫です。

noindexの方法は下記をどうぞ。
» WordPressでnoindexとnofollow設定をする2つの方法

サンキューページは作らない方がいいかも

セキュリティ部分なので、慎重に解説しますが、、、結論として「サンキューページは作らないほうがいいかも」です。

というのも、サンキューページをnoindexにしていても、なにかの拍子でindexされてしまう場合もあるので、完全に安全とは言えません。

それよりも、先ほどの繰り返しですが、DropBoxとかのダウンロードリンク or Googleドキュメントのページなどに、そのままリダイレクトする方が、安全なのかなと思っています。ここは個人の判断にお任せします。

利用者の使いやすさを重視するなら、サンキューページを設置した方がいいですね。

WordPressでデジタルコンテンツを販売する際の注意点


当たり前すぎる話ですが、信頼がないと売れません。

僕が販売サイトを自作した理由

そもそも論として、僕が販売サイトを自作した理由は「note.mu」という販売プラットフォームの手数料が高いからです。

上記の感じで、noteという販売プラットフォームで商品を売っていたのですが、、、なにせ手数料が高い。毎月10万円くらいの手数料を払っており、さすがに「これは無駄すぎる・・・」と思ったので脱却しました。

初心者ならプラットフォーム依存した方がいい

僕の場合は、すでにnoteで販売した実績があるので、販売サイトを自作しても売れると思いますが、まだネットで販売実績をお持ちでない方は、あえてプラットフォームに依存した方が売れると思います。

noteがその典型ですが、無名のブロガーとかが書籍販売をしても、ポツポツ売れたりします。その理由は簡単で「多くの人がnoteというプラットフォームを知っており、すでにクレカ登録を完了しているから」ですね。

つまり、自社販売に切り替えてもいいですが、そうなってくると「顧客からの信頼獲得&クレカ情報入力のハードル」が高まるということです。

最適な戦略:まずはプラットフォーム依存でOK

初心者の方にオススメしたい戦略は、次のとおり。

  • 手順①:まずは信頼できるプラットフォームで販売する
  • 手順②:販売実績が増えてきたら自社販売に切り替える

ちょっとズルい感じかもですが、これがいいと思います。なので、この記事を読んでいるブロガーの方とかがいたら、まずはnoteで販売してみるといいですよ。その方が確実に売れやすいです。

無名の状態でいきなり自社ECを作っても、たぶん売れません。

初心者向けの販売プラットフォームとは

というわけで記事の最後で、ネット販売で便利なプラットフォームを紹介しておきます。

  • note:文章とかを販売するなら、noteがいいと思います。
  • BASE:物販全般です。手数料も安く、利用者も多く、素晴らしい。
  • BOOTH:クリエイターのグッズ販売が多い。手数料も安い。

基本的には上記の選択肢で間違いないはず。そして、販売実績が増えてきたら、手数料をさらに下げるためにも、自社販売への切り替えもありですね。

というわけで、今回は以上となります。記事が参考になりましたら、幸いです。

※P.S:無料メルマガで発信中:過去の僕は「ブログ発信で5億円」を稼ぎました。次は「30億円」を目指します。挑戦しつつ、裏側の思考を「メルマガ」から発信します。不満足なら1秒で解約できます。無料登録は「こちら」です。