【朗報】Web制作で「モンスタークライアント」を避ける方法【3つ】

モンスタークライアントで消耗している制作者「Web制作でモンスタークライアントがだるい…。 売上は安定するようになってきたけど、クライアントワークは消耗しますね…。とはいえ、、、稼げるから続けてるけど、しかし、モンスタークライアントはマジで避けたいです…。いったい、どうしたらいいんだろう…?」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- Web制作で「モンスタークライアント」を避けるベストな方法
- Web制作で「モンスタークライアント」向けの対策まとめ
筆者の僕は、過去に何度もモンスタークライアントを経験してきました。
モンスタークライアントは「相手が絶対悪」と思われがちですが、実はそうでもなかったりします。相手には相手の正義がありますので、難しいですね。
こういった背景もありつつ今回は、「モンスタークライアントの対処方法」を記事にまとめていこうと思います。
モンスタークライアントに苦しむ制作者の助けになると思います。3分くらいで読めますので、しばし、お付き合いくださいm(_ _)m
Web制作で「モンスタークライアント」を避けるベストな方法
大切なのは、目的の明確化です
クライアントの意見を無視しろとは言いません。
もちろん意見は聞いた方がいいのですが、まずは制作の目的(売上を伸ばしたい or ブランディングしたいなど)を明確にして、それにズレるなら従う必要はないです。
むしろ「なんでもYESマン」になってしまうと、基本的にはWebに関して素人であるクライアント意見が大量に入ってくるので、ぶっちゃけ制作物のクオリティは下がると思います。 なので、「断る勇気」はマジで大切です。
Web制作の目的は、3つくらいしかない
次のとおり。
- 目的①:売上の増加
- 目的②:ブランディング
- 目的③:名刺の代わり
唯一の例外として「名刺の代わりとしてWebサイトを作りたい」という要望なら、クライアントの意見に「完全なYESマン」でもいいと思います。名刺なんて自己満ですからね。
※サイトが古くなったからリニューアルしたい、といった案件も「名刺代わり」と同じ対応でいいと思います。
しかし、「売上増加」とか「ブランディング」といった要望なら、クライアントの意見を鵜呑みにしたらNGです。 繰り返しですが、クライアントは基本的に素人なので、素人の意見を取り入れまくったら、設計の時点で微妙になりますので。
当たり前ですが、説得材料は必須です
ここで制作者の方に質問です。
質問
例えばですが、「売上増加を目指すなら、SEOとUI/UXを意識した設計が大切」でして、「ブランディングなら、サービスコンセプトの打ち出し方の工夫」などが大切です。
そして、クライアントにこういった意見を言う場合に「あなたの実績」は必要不可欠かなと思います。 成功例がないのに意見を言われても、説得力に欠けますからね。
実績がない状態で指示出しをしているなら、クライアントがゴネるのも、、、状況によっては仕方ない場合もあると思います。
モンスタークライアントは「生まれる」可能性があります
「正義の反対は、また別の正義」という言葉がありますが、モンスタークライアントでも同じです。
大半の場合において、「相手は嫌がらせをしようとしている訳じゃない」です。 相手には相手の「正義」があって、こちらにも「正義」があります。
そして、炎上といった状況を避けるには「クライアントに対してYESマンにならず、成功例を出しつつ目的達成に向けて説得する」という行為が大切になります。
このあたりを考えると「YESマンは、モンスタークライアントを生み出す可能性がある」とも言えるかなと思います。
Web制作で「モンスタークライアント」向けの対策まとめ
- その①:クライアントの意見に従わない
- その②:制作物をテンプレ化する
- その③:制作料金を高くする
順番に見ていきましょう。
その①:クライアントの意見に従わない
先ほどの繰り返しですが、YESマンじゃダメです。
言い換えると「ポジショニング」の問題でもありまして、例えばですが、クライアントにヘコヘコするのはダメです。
制作者と発注者は対等な関係です
そして、大切なことは「制作の目的を明確にして、そこに良い影響を与えない意見は却下する」ということです。 ご機嫌取りをしても意味ないですので。
※繰り返しですが、相手を説得する際に「成功の事例」を出せないと厳しいです。
その②:制作物をテンプレ化する
制作前にテンプレ利用することを伝え、完成イメージをしっかり共有しましょう。
なお、人によっては「テンプレとかを使うと、嫌がられそう…」と思われるかもですが、論理的に説明すれば相手は納得します。
テンプレを使うべき理由
- 良質なテンプレで、工数を減らすことができる
- 工数を減らすことで、制作料金を下げることができる
- 過去に同様のテンプレを使い、成功した事例がある
上記の感じで話しておけば、相手は納得します。
テンプレ利用の目的が明確で、かつ信頼性担保として成功例を出してますよね。
※ちょっと余談ですが、目の前の相手を説得するときは「理由+事例」を出せば、わりと簡単に説得できますので、覚えておくと良いかもです。
その③:制作料金を高くする
客商売の基本かもですが、格安商品を売ると客層が悪くなり、単価を上げると客層が良くなる、という法則です。
Web制作でも同じでして、格安販売はやめたほうがいいと思います。 というか、「自分の強み=安さ」って、かなり悲しいですし、格安販売の先に未来はないように思います。
確実に格安にできる仕組み(例:ベトナムでコーディングするので、人件費が格安である)があるなら話は別ですが、そうじゃないなら格安は良くない。
相場よりも安く請けているなら、根本から見直す必要があるかなと思います。なお、見積もりを工夫するだけでも単価は上がりますので、詳しくは「【無料配布】Web制作で受注率の上がる見積もり作成方法+テンプレ」をどうぞ。
補足:コミュニケーションは動画通話を使うべき
クライアントとのコミュニケーションは「対面 or 動画通話」がオススメです。
もちろん対面がベストですが、とはいえ、会いに行くと時間もかかるので、基本的には「Skypeなどの動画通話」がいいかなと思います。 会話するときに、「相手の表情が見える or 見えない」で伝わり方は変わりますからね。
そして、モンスタークライアント案件が炎上するときって、根本はコミュニケーションミスだったりしますので、動画通話を使い、意思疎通のミスを軽減すべきです。
まとめ:モンスタークライアントは「絶対悪」じゃない
- モンスタークライアントを避けるには、3つの対策があります
- ①クライアントの意見に従わない、②制作をテンプレ化する、③値上げする
- 最重要なのは、「制作の目的を明確にして、YESマンにならないこと」です
- モンスタークライアントは相手も正義を持っているので、絶対悪じゃないです
- 相手を説得する材料を出しつつ、それを元にプロジェクト成功にコミットすべき
上記のとおりです。
モンスタークライアントは、相手が絶対悪と思われがちですが、たぶんそんなことはないです。正義の定義は、難しいですね。
成功例がないなら、自分で作ろう
繰り返しですが、クライアントに対して「YESマン」になるのはダメです。 目的を明確にして、成功例を元に相手を説得しないとNGです。
そして、現時点で「成功例」とかがないなら、まずは作るべきです。
制作の目的が売上増加なら、「売上増加した事例」を出せないとキツイですし、制作の目的がブランディングなら、「過去にブランディングした事例」を出さないと、相手を納得させるのは、ぶっちゃけ難しいです。
個人的には、ブログがオススメ
制作の目的って、「売上増加を目指したい」って場合が多いと思います。
なので、まずは自社でブログを作り、そこで集客する事例を作り、それを元にクライアントに意見をいうといいかなと思います。
» WordPressを使ったブログの始め方、収益アップとSEOも合わせて解説
僕の場合だと、当サイト(マナブログ)で成果を出し、この実績を元にして営業をしていました。YESマンとは程遠い感じで制作をしていたので、炎上も少なかったです。
※クライアントにヘコヘコしていた時代は、よく炎上しました。
プロなら、プロなりに、相手に見せる実績を作らないとダメだと思います。
大半の制作会社は「作って終わり」とか「YESマンとして全てを受け入れる」といった仕事をしていますので、それだと根本的な問題解決には繋がらないかな、というのが僕の考えでした。
というわけで今回は以上です。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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