【超初心者向け】Web集客の基礎から応用までガッツリまとめました。
はじめに謝っておきます。この記事はかなり長いです。
記事では、Web集客に関する基礎知識を網羅的にまとめています。
記事を読むことで、Webを使って売上を伸ばす基礎が分かります。
現在ぼくはWebマーケティングを本業としたフリーランスとして生活していますが、基本的には記事の内容にそってクライアントのマーケティングをしています。実際に数字が伸びた経験にもとづいてまとめているので、情報としても質が高いと考えています。
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序文はこれくらいにして、さっそく見ていきましょう。
もくじ
- 2−1.自然検索流入(Organic Search)
- 2−2.有料検索流入(Paid Search)
- 2−3.SNS流入(Social)
- 2−4.外部サイトからの流入(被リンク)
- 2−5.直接流入(お気に入り・ブックマークなど)
3.どのWeb集客方法を使うべきか?メリット・デメリット比較
- 4−1.SEO最適化でやることは3つ
- 4−2.内部対策:タグをGoogleロボットに最適化
- 4−3.外部対策:被リンクの価値と獲得方法とは
- 4−4.コンテンツ(記事)作成
- 4−5.実例・実績紹介(アクセスデータ)
- 5−1.広告出稿先としてGoogle/Yahooの違いとは?
- 5−2.リスティング集客の流れ
- 5−3.検索連動型広告とディスプレイ広告とは
- 5−4.リマーケティング(リターゲティング)広告とは?
- 5−5.実例:実績紹介(Yahooデータ)
1.Web集客ってなに?費用対効果は出るの?
Web集客とは、Webマーケティングとも呼ばれていて、Web上でユーザー(人)を集めることを意味します。
1−1.Webサイトに人を集める目的とは
ざっくり分けると下記の2パターンです。
(1) 名刺代わり。とりあえず作っただけ。
(2) ユーザーを集めて商品販売や特定ページへの誘導に繋げたい。
(1) 名刺代わり。とりあえず作っただけのケース
B to Bメインの企業で多いケースです。Webはただの飾りって感じの扱いですね。こういったサイトを作る場合は、格安ホームページ制作会社とかに依頼すればOKでしょう。
(2) ユーザーを集めて商品販売や特定ページへの誘導に繋げたいケース
ECサイト(例:楽天・Amazon)や企業のブログが該当します。
商品紹介ページにユーザー(人)を誘導して商品を買ってもらう、もしくは採用ページに誘導して、人材応募してもらうなどです。
1−2.Web集客に向いている(売りやすい)商品・サービスとは
基本的にどういったジャンルでも応用が聞くのですが、Web集客で一番効果を発揮するジャンルは、人のお悩み系の商品です。
例をあげると、カツラやワキガ、口臭など、あまり人に相談できない分野の商品です。こういった商品はネットでの購買率が高いので、Webでの集客と販売に向いています。
一方でWebに向いていないのは、クリーニング店・小学生向けの塾などです。
クリーニング店はWebで探す前に近所のお店に行きますよね?
小学生向けの塾も同じです。ガチガチで私立受験を考える場合は別ですが、小学生のお子さんを塾に通わせる場合は、Webで調べるよりもママさんトークで決まることが多いかと思います。
つまり、Webで調べる商品・サービスはWebで売りやすい。その逆もまた然りってことです。
1−3.Web集客の費用対効果が高い理由
Web集客では、商品を売るターゲットとなるユーザーが、どういったキーワードでサイトに訪れるかを考えます。例えば、キットカットを売りたい場合は、[キットカット 購入] といったキーワードで検索する人に広告を打つイメージです。
厳密にはすこし違いますが、基本的な考え方としてはこれでOKです。
補足:Webとテレビの大きな違いとは
- テレビ:受動的(なんとなく見ているだけ)
- Web:能動的(なにかしら目的があってページを見ている)
Webの費用対効果が高い理由がここでして、能動的に行動している人は、購買行動を起こす確率が高いです。
2.Web集客の種類は5つある。ざっくり用語解説。
ここからはちょっとややこしくなります。Web集客するにあたってのチャネル(集客窓口)の解説です。深く解説すると長くなるので、あくまで用語解説プラスαくらいにとどめておきます。
2−1.自然検索流入(Organic Search)
GoogleやYahooで検索したユーザーがサイトへ訪問するという意味です。例えばこのブログだと、[Web制作 独学]で1位を獲得しています。つまり、Web制作を独学で覚えたいユーザーをサイトに誘導できているということです。
【独学でWeb制作マスター】勉強方法のまとめ【初心者向け】
当たり前のことですが、Web制作を独学で覚えたい人は、Web制作を独学で学習する方法を探しています。そのニーズに対して、僕は学習サイトや書籍を紹介していますので、毎月記事から書籍が売れています。
2−2.有料検索流入(Paid Search)
例えば、[Web制作]というキーワードで検索してみます。
Yahooでの検索結果が下記。
ピンク色の枠で囲った部分が広告です。広告多いですよね…。
有料検索では、広告がクリックされるたびに課金されます。なので、大量に広告を打ったとしてもクリックされない限り0円です。「1回クリックされるといくら?」という質問がありそうですが、広告をうつ業種により異なります。安いと10円以下ですし、高い場合は数千円になります。
クリック単価の調べ方は下記記事よりどうぞ。
検索連動型広告(リスティング広告)の1クリック単価を調べる方法
2−3.SNS流入(Social)
上記のピンク色部分をクリックすると企業サイトやブログに飛びます。
FacebookやTwitterと聞いて、聞き覚えのない人はいませんよね。それくらい日本に浸透したSNSですが、Web集客において欠かせません。
芸能人レベルに影響力があると、1回のSNS投稿で数万円〜数十万円の報酬を得ている場合があります。やり方を間違えるとステルスマーケティングと呼ばれたりしてSNSでの禁止行為になりますが、SNSは大企業も当たり前のように使っている広告手法です。
2−4.外部サイトからの流入(被リンク)
ブログ記事の本文内やサイドバーにリンクが貼ってありますが、こういったリンクからの流入を外部サイトからの流入と呼びます。
さらに、外部サイトからリンクを貼ってもらうことで被リンクを獲得できます。被リンクを獲得することは自然検索流入(Organic Search)の増加にも効果的があります。
2−5.直接流入(お気に入り・ブックマークなど)
お気に入りやブックマークを使っていますか?
気に入ったサイトはお気に入りする人が多いと思います。お気に入りからの流入を『直接流入』と呼びます。お気に入りに入れてもらったら定期的に訪問者が獲得できますが、お気に入りにいれてもらうまでが難しいですね。
3.どのWeb集客方法を使うべきか?メリット・デメリットの比較
Web集客には5つの種類があるとわかりました。ではそれぞれの特徴はなんでしょうか?以下にメリット・デメリットを簡単にまとめました。
メリット | デメリット | |
自然検索 | 資産になる | 即効性がない |
有料検索 | 即効性がある | 資産にならない・売り切り |
SNS | 無料・お手軽 | 売上に繋がりにくい |
外部サイト | 自然検索も増える | 不確実性が高い |
直接流入 | 安定的に流入が見込める | 不確実性が高い |
上記の表はあくまで概要として捉えてください。あえて金額面は省いていますが、その理由は外注するIT企業により金額の差が激しいためです。外注をお考えの方は9. Web集客をコンサル会社に委託ってあり?もしくは本やセミナーで勉強?をご覧ください。
ここまでで、Web集客の費用対効果から、各種用語の解説、各種方法のメリット・デメリットをまとめました。
次の項からは具体的な施策となります。もしあなたがWeb担当者じゃない場合が読む必要はないので、この記事のURLをWeb担当者に渡してあげてください笑。
4.自然検索流入を増やす方法(SEO最適化)
ここからは具体的な施策を解説していきます。まずはSEOからです。
4−1.SEO最適化でやることは3つ
SEO対策はわりとよく聞くワードかもしれませんが、やることはいたってシンプル。大きく分けると下記3つです。
- 内部対策
- 外部対策
- コンテンツ(記事)の作成
順番に解説します。
4−2.内部対策:タグをGoogleロボットにフレンドリーにする
内部対策とはWebサイトの内部をGoogleロボットに対してフレンドリーにすることです。WebサイトはHTMLという言語でできており、サイト内部はタグで構成されています。
例えば、[web制作 独学]
で検索したときの検索結果は下記のとおりです。
検索結果は合計で10件表示されますが、1位から10位のランク付けをするにあたって、順位を決める指標のひとつが内部タグの読みやすさ、ということです。Googleはロボットなので、人間と同じようにサイトを見ることが出来ません。Googleのロボットでも読みやすいようにタグを最適化すること、これが内部対策です。
» 参考:SEO歴4年の僕が『内部対策で意識するべき14項目』をまとめたよ
さらに厳密に説明すると、サイト内部のリンクを最適化するという話もありますが、ここを解説すると記事が長すぎるので割愛します。興味があるかたは下記の本を読んでみてください。
» これからはじめる SEO内部対策の教科書 : 瀧内 賢 : 本 : Amazon
補足:Yahooの検索エンジン対策はしなくていいの?
YahooはGoogleの検索エンジンを利用しているので、Yahooの検索エンジン対策をする必要はありません。
4−3.外部対策:被リンクの価値と獲得方法とは(寄稿・サテライト)
外部対策とは、Webサイトが外部から受ける評価を上げることです。先ほどGoogleが順位を決める際に、内部のタグを見ていることを書きましたが、外部からの評価も重要な項目です。
次の画像をご覧ください。
上記の場合、GoogleはAのほうが質の高いサイト(記事)であると判断します。なぜなら、他のサイトから数多くのリンクを得ている為です。
外部対策をする1番かんたんな方法は寄稿です。大手サイトでは寄稿を受け付けている場合がありますが、そこに情報提供しつつ、自分のサイトへのリンクを貼ってもらいましょう。
もしすでに寄稿したいサイトがある場合は、サイト内に「寄稿はこちら」といったリンクがないかを探してみてください。大手媒体だと結構見つかったりします。
その他の方法としてはサテライトサイトを作る方法もあります。サテライトサイトをざっくり解説すると、検索順位を上げるために使うサイトです。しかし間違ったやり方をするとGoogleからスパム判定を受けることになります。ちょっと危険な方法なので、あまりおすすめしません。どうしても気になるって方は下記記事をご覧ください。
今こそ!SEOに強いサテライトサイトの作り方
4−4.コンテンツ(記事)作成
SEO対策で一番重要なポイントです。
内部対策と外部対策のやり方を書きましたが、ここまで読んだ方は『内部対策を終わらせたら、あとは寄稿してればいいの…?』と思うかもしれません。もちろん寄稿し続けてもいいですが、それとは別にサイト内にコンテンツ(記事)を増やしていくことが大切です。
目指すことは、「このサイトは参考になる!」と思われることです。
参考になると思われたら、その読者がもっているサイトで紹介してもらえるかもしれません。SNSで拡散される場合もあるでしょう。サイトで紹介されると、それは被リンクになりますし、SNSで紹介された場合は、ソーシャルでの被リンクとなります。継続的にコンテンツ(記事)、もしくはページを増やしていくことは大変ですが、SEO対策には欠かせないポイントです。
こういった施策をコンテンツマーケティングと呼びますが、難易度は結構高めです。ちなみにこの記事を書くときもコンテンツマーケティング手法に沿って書いています。実際に使ったマインドマップが下記。
マインドマップは使っても使わなくてもいいのですが、使ったほうが情報の整理が簡単ですし、情報を網羅した記事(Googleから評価されやすい記事)を書きやすいかと思います。このあたりのコンテンツ設計について、さらに詳しい方法は下記記事をご覧ください。
» SEOキーワード選定する方法。具体的に5つの手順で解説します。
4−5.実例・実績紹介(アクセスデータ)
コンテンツ作成してほんとうに訪問者(アクセス)が増えるか怪しいと思う方がいるかもしれません。なので、実際のデータをここで公開します。
このブログです。基本的にはWebマーケコンサルやサイト制作の受注が狙いです。本格運用が2016年10月くらいからでして、ありがたいことに2017年5月現在では、ポツポツお問い合わせが来るようになりましたm(_ _)m
現在お手伝い中のサイト。ガッツリ数字が伸びています。お問い合せ0件からスタートし、約1年後には毎月のお問い合せが150件以上になりました。引き続き継続すれば数字は伸びていきます。ここでサイト更新止めても1年位は利益継続するかと。
現在育てているサイト。アフィ広告がメインですが、企業広告も入れれるように設計しています。記事はフル外注しつつ、まったり更新中です。 ※なんとなくサイト名伏せていますが、気になる人は、ぼくのプロフィールページから探してみると分かるかと笑。
世界へじゃんぷという英語学習サイト。2013年にガッツリ更新して、その後は月に1本程度更新しています。
全データを公開するとGoogleからスパム判定を受けるので、部分的に公開しています。上記をみるとわかりますが、コンテンツ(記事)を継続的に増やすことで安定的に訪問者(アクセス)を増やすことが出来ます。
5.有料検索流入(リスティング広告)の効果的な使い方とは?
5−1.広告出稿先としてGoogle/Yahooの違いとは?
日本でリスティング広告を出稿する場合は、GoogleかYahooを使うことが一般的です。「GoogleとYahooのどっちを使えばいいの?」という質問に対する答えは、両方使う、が正解です。
ざっくりと読者の属性を分けるとすると下記のとおりです。
- Google:ITに詳しい人
- Yahoo:ITに詳しくない人
かなりアバウトですが…。Yahooを使っている方は、パソコンやスマホを買った時の初期状態がYahooだったからYahooを使っている場合が多いと思います。一方でITに詳しい人は、自ら設定を変えてGoogleを使います。これだけの話です。
尚、Web集客(マーケティング)全般にいえることですが、Webの世界ではやってみないと分からないことが多いです。つまり広告に効果があるかどうかは、広告を出してみないとわかりません。しかし、広告を出すことで正確なデータがとれますので改善を繰り返すことができます。
まずは試してみる。効果がなかったら改善する。これを繰り返す。このフローが一番の近道です。考えすぎて頭でっかちになるよりも、まずは実行。これが本当に大切です。
5−2.リスティング集客の流れ
リスティング広告で集客する場合の流れは下記のとおりです。
結構簡略化した図ですが、大まかに理解する場合はこれで問題ありません。リスティング広告を打ってみてCV(申し込み・購入)が少ない場合は随時問題点を調べましょう。図式にすると下記のイメージです。
サイト訪問者が申し込みする確率が1%である場合(商材にもよりますが)、改善の見込みがあると思います。Webマーケティングでは、こういった問題点をどのように改善すべきかを常に考えます。
5−3.検索連動型広告とディスプレイ広告とは
リスティング広告の大まかな流れを説明しましたが、広告を出す場所も大きく分けて2パターンあります。
- (1) 検索結果の画面に広告を打つ
- (2) 各種メディア・個人ブログなどに広告を打つ
画像検索したらわかりやすい比較表がでてきたので掲載しておきます。
上記の表のとおりですが、検索連動型広告をディスプレイ広告はターゲット層によって使い分けることが大切です。とはいえ、実際に広告を配信してみてから効果測定することが大切です。真実を語るのはデータのみ。
5−4.リマーケティング(リターゲティング)広告とは?
リマーケティング広告(別名:リターゲティング広告)とは、1度サイトに訪れた人を追跡する広告です。
楽天で欲しい洋服をチェックしていたら、別のサイトを訪問したときに同じ標品の広告が出ていたという経験はありませんか?もしあれば、それがリマーケティング広告です。
「リマーケティング広告はだるい」「追跡されるなんて嫌いです」と思うかもしれませんが、案外そうではないのです。心理学では単純接触効果という法則があります。その定義を下記に引用します。
単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか)は、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。 1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文にまとめ知られるようになった。 ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則とも呼ばれる。
引用:単純接触効果 – Wikipedia
つまりリマーケティングで同じユーザーに繰り返し接触すると高緯度が高まるということです。こういった学術的な信頼性を背景にしつつ、現代ではリマーケティングが流行っています。
尚、リマーケティングを拡張したリコメンドリマーケティングという手法もありますが、これは大型のECサイト向けです。概要を簡単に説明すると、あるサイトへ訪問したユーザーのページ閲覧履歴をもとにリマーケティングする手法です。
尚、GoogleとYahooのリスティング広告手法を細分化すると17種類の方法に別れます。各種配信方法の概要は下記記事で解説しておりますのでご覧ください。
【Web担当者必見】リスティング広告配信方法をすべてまとめました
5−5.実例:実績紹介(Yahooデータ)
社外秘のデータなのでほぼモザイクですが…。こんなかんじで毎月効果測定して、費用対効果を高めていきます。
リスティング広告配信のコツがあるとすれば、損切りを早くすることだと思います。例えば、1件の申し込み獲得に対して目標金額を決めます。
例:1件の申し込み獲得に5,000円支払える場合
1クリックが100円だとします。ということは、広告配信して50回クリックされても申し込みに繋がらなかった場合、広告を止めちゃいましょう。どのタイミングで広告を止めるかは担当者の腕次第ですが、このように日々数字を見つつ判断します。
あと広告配信する際は、必ず効果測定ができるように準備しましょう。具体的にはコンバージョン(申し込み)を測るためのタグを設置するのですが、効果測定ができないと、効果改善もできません。つまり真実を語ってくれるデータが見れないことを意味します。
6.無料だからオトク?SNS流入を増やす方法
SNSは無料なのでオトクだと考える人がいますが、SNSでの流入を増やすことは簡単ではありません。企業のSNSアカウントによくあることですが、自分が売りたい商品ばかりを宣伝している場合が多いです。
でも、冷静に考えるとわかりますが、宣伝だらけのSNSアカウントなんて見ませんよね。
なぜならSNSを使う人は、広告を見るためにサービスを使っている訳ではないからです。Facebookを使う人は友人の近況をチェックしたりすることがメインですよね。そういったSNS内で宣伝しまくっても逆にブランド価値が落ちるだけです。
6−1.SNS媒体の比較(Facebook・TW・G+・インスタ)
どのようにSNSを活用すれば流入が増えるか(6−3)を説明する前に、各種SNSの比較をまとめます。
Google+ | |||
使っている人のニーズ | |||
友人の近況が知りたい。 | Facebookに投稿できない内容やFacebookでは短すぎる内容を投稿する。 | 綺麗な写真・かわいい写真が見たい。 | ビジネスのために使っている層が多い。特にIT関連の人。一般ユーザーはほとんどいない。 |
年齢層 | |||
社会人(30代〜)の利用者が多い | 若者(20代)が多い | 若者(特に20代の女性)が多い | 20代〜30代 |
ITリテラシー | |||
あまり高くない | 高い | あまり高くない | かなり高い |
宣伝のしやすさ | |||
難しい | やりやすい | かなり難しい | やりやすい |
「自分は上記のようなニーズじゃないよ」と言われるかもしれませんが、あくまで一般論です。どういった層にリーチしたいかによってSNSの使い分けの参考になればと思います。
尚、2016年のトレンドとしてはインスタグラムのユーザーが伸びています。
Facebookはヨコバイで、Twitterもあまり良い数字は出していません。2014年のグラフしか見つからなかったのですが、インスタグラムの伸び率がよくわかると思います。
» 参考:Pew Research Center: Internet, Science & Technology
6−2.企業が行っているSNSキャンペーンとその効果とは
例えば上記のキャンペーンは下記サイトが行っています。
» 保険を真剣に選ぶ人のための総合情報サイト – 保険ソクラテス
運営元は、株式会社マイスターワークスという会社です。この会社は、このキャンペーン作成に数十万〜数百万円をかけていると思いますが、なぜこんなことをするのでしょうか?その理由は被リンクにあります。
面白いキャンペーンを打つ
SNSやブログで拡散される
被リンクが増える
サイト順位が上がる
こういった図式です。
尚、頭の悪い人向けの保険入門の大元のサイトは保険を真剣に選ぶ人のための総合情報サイト – 保険ソクラテスというサイトでして、キャンペーンを打った裏側には、このサイト順位を上げたいという真の目的があった訳です。
はたして費用対効果があるのかは分かりませんが、保険というジャンルの性質上、被リンクを集めることが難しいと思います。
「この保険イケてるよ!」とかってFacebookに書かないですよね。だから、こういった面白系のコンテンツで被リンクを獲得したかった訳ですね。運営者の気持ちよくわかります。
6−3.効果的にSNS運用する方法
SNSで効率的に集客するにはファンをつくる必要があります。もちろん企業のSNSアカウントにファンを作ることがベストですが、最近では、その企業で働く社員にファンを作る、というやり方が増えています。
代表例としてはLIGでしょうか。LIGでは社員が会社のブログを更新しており、社員全員がSNSアカウントを持っています。
LIGブログは普通に読んでいても面白いのですが、すべての記事にはライター欄があります。つまり、面白い記事や役立つ記事を書いたライターにはファンが増える仕組みです。LIGの社員にファンが増えることで間接的にLIGのファンも増えることになります。
企業アカウント運用はどうしても難しい面があるので、社員アカウントにファンを作る方法が成功率を上げるコツかと思います。
また、データに基いてSNS運用したい方には下記の本がおすすめです。残念ながら英語のみなのですが、アップルのエバンジェリストであるガイカワサキがかいている本です。
Amazon.co.jp: The Art of Social Media: Power Tips for Power Users: Guy Kawasaki, Peg Fitzpatrick: 洋書
6−4.ソーシャルメディア広告とは
最後にSNS広告について触れておきます。
Facebook、Twitter、インスタグラムではタイムラインに広告を流すことができます。基本的な考え方としてはリスティング広告と似ています。
このあたりも解説していると長くなりすぎるので下記記事を参考にどうぞ。タイトルが動画マーケティングとなっていますが、概ね問題はありません。
動画マーケティングに最適なSNSはどれ?国内5大ソーシャルメディアを徹底比較した、便利なSNSデータ集! | movieTIMES ムービータイムス
7.外部サイトからの流入を効率的に増やす7つの方法
SEOの項にある外部対策の部分ですこし触れましたが、外部サイトから流入を増やす方法を深掘りします。
SEOの項では、外部対策の方法として寄稿とサテライトサイトに関して書きましたが、これはあくまで被リンクを増やす方法として解説しました。
今回の項では、外部サイトからの流入を増やすという観点で書いていきます。被リンク獲得とかなり近い部分なので、セットで覚えておいてください。
7−1.プレスリリース配信
まずは定番なところから。プレスリリース配信です。企業が新しく何かを始めるときにプレスリリースを打ちますが、プレスリリースを打つことで外部からの流入を増やすことができます。
とはいえ、プレスリリースを読むのは記者が中心になるので、本当にリーチしたい層には届きづらいかもしれませんが…。
無料でプレスリリースできるサイトは下記にまとまっているので、参考までにどうぞ。
無料で簡単にプレスリリース配信できるサービスまとめ – NAVER まとめ
7−2.メルマガ広告
メルマガなんて古いと言われそうですが、2016年現在でもよく使われる手法です。
ネットサーフィンをしていると『メルマガ購読はこちら』といった文章を見かけることがあるかと思います。ここにメールアドレスを入力してもらうことで見込み顧客のリストが手に入ります。尚、メルマガは申し込み率が高いというデータをよく聞くので、サイト内にメルマガフォームを設置しておいて間違いはないでしょう。
メルマガ配信で覚えておくべきこと、それはステップメールです。1回メルアドを登録してもらうと、自動的にメールが配信され続ける仕組みです。
日本国内にも有名サービスはいくつかありますが、どれも高かったりするので、個人的にはMailChimpがイチオシです。英語なので少し戸惑うかもしれませんが、日本のサービスよりも機能が豊富で安いです。
Send Better Email | MailChimp
7−3.記事広告と純広告
2014年ごろから流行り始めたのが記事広告。よく、記事広告と純広告を履き違えてる人がますので、改めて定義をまとめます。
- 純広告で広告を書く人→広告主
- 記事広告で広告を書く人→広告媒体を運営する編集部やライター
記事広告の良い点は、純広告は売る側の目線であることに対して、記事広告では編集部の視点が入るので、より読者目線であると言われています。はたして本当にそうなのかはちょっと疑問符がつきますが…。
大手媒体の記事広告となると、1本で100万円以上します。参考までにライフハッカーの媒体資料を貼っておきます。記事1本で100万円は超えていることが分かります。
媒体資料:ライフハッカー
7−4.アフィリエイト広告
アフィリエイトとは完全成果報酬型の広告です。
完全成果報酬型とは、商品が売れた場合のみに報酬が発生する仕組みです。成果確定ポイントは色々な設定方法がありまして、定番は商品の販売ですが、その他にも資料請求・電話予約などがあります。
「完全成果報酬型ならめっちゃオトクじゃん!いますぐやりたい!」と思うかもしれませんが、アフィリエイト広告を導入するには、システムの初期費用とランニング費用がかかります。あと広告用ページ(通称LP)も作ったりしなくてはならないので、わりと手間がかかります。とはいえリスクの少ない広告手法だと思うので、試す価値はあると思います。
アフィリエイト広告を出すにはアフィリエイトのプラットフォームをもっている会社を利用しますが、大手だとA8.netとバリューコマースかなと思います。
他にも数多くの会社がありますが、上記2社を選べば問題ないかなと。もし仮に、情報商材を売りたい方がいましたら、infotopというサイトがおすすめです。
7−5.外部サイトへの寄稿
SEOの被リンク解説の項で解説したとおりです。外部サイトへの寄稿は被リンク獲得だけではなく、流入を増やすことができます。当たり前のことですよね。
7−6.キュレーションサイトの利用
キュレーションサイトの代表格はNaverまとめです。キュレーションとは、自社でライティングしたコンテンツを持たないサイトを指しており、いわゆるまとめサイトのことです。
※キュレーションサイトの他に、Webメディアという言葉もありますが、最近ではその境目がかなり曖昧になりつつあります。
キュレーションサイトから読者を流入させることは簡単。読者を流入させたい記事リンクをNaverでまとめましょう。それだけで読者を誘導することできます。ただし、やり過ぎるとNaverから記事を削除されるのでお気をつけください(経験談)。
7−7.動画広告(Youtube広告)
最近ではYoutube広告がかなり増えている印象を受けます。Youtubeだけじゃなく、FacebookやTwitterでも動画が増えていることを実感するかもしれませんが、その理由はスマホとネット速度にあります。
スマホが普及したことは言うまでもないですが、ネット速度も年々上昇しています。つまり、いつでもどこでも動画を見れる環境が整いつつあるということです。
さらに広告媒体側(メディア側)にとってもメリットがあります。Webで広告枠を売る場合は、クリックに応じて売る場合と、1回の広告表示に対して売る場合があります。同じ広さの広告枠を売る場合、画像広告よりも動画広告のほうが高単価だったりします。それなら動画広告を載せたいという媒体が増えることがわかりますよね。
こういった背景もありつつ、最近は動画広告が流行ってきています。尚、具体的な出稿方法は下記記事を参考にしてください。
TrueView(YouTube)動画広告出稿の基本手順と設定方法 | movieTIMES ムービータイムス
8.直接流入(ブックマーク)を増やす方法
ながながと書いて来ましたが、これが最後です。
直接流入を増やすよくある方法は2つありまして、お気に入りに追加してもらう、もしくはフォード購読をしてもらうことです。フィード購読とは、RSSとも呼ばれます。定番ツールはfeedlyです。
feedlyでお気に入りのサイトURLを入力すると、そのサイトが更新されるたびに通知が届くようになります。更新されない企業サイトでは難しいですが、企業ブログなら可能性はあるかと思います。
尚、じゃっかん話がオフラインになるのですが、ポスターやビラでも直接流入を増やすことができます。ポスターやビラにURLやQRコードが載っている場合がありますが、それを直接入力して訪れた人は直接流入としてカウントされます。
こういったことも考えて、ドメイン(URLのこと)を付ける場合は、短い・簡単・わかりやすい名前にすることがおすすめです。
9.こんなの無理です。Web集客をコンサル会社に委託ってあり?もしくは本やセミナーで勉強?
すごーく長い記事になりましたが、心が折れつつある方も多いと思います。自社のWeb集客を成功に導くには大きく分けて3つの方法が考えられます。
- (1) Webマーケターを雇う
- (2) コンサルに委託する
- (3) 本・セミナーで勉強する
(1) Webマーケターを雇う
まずWebマーケターを雇う点に関してですが、ぶっちゃけWebマーケティングがガッツリできて、成果も出している人は給料が高いです。あとは見つけるのも難しいかと思います。
「たまたま近くにいました!」って感じだとベストですが、こんなことはあまり起こらないですよね。かといって転職サイトに登録しても見つからない場合が多いかと。というのも、転職サイトに登録している人は転職市場にいる人なので、頻繁にスカウトを受けるレベルのマーケターは登録しません。
転職サイトを使うより、Web集客なりWebマーケティングの勉強会に参加して、人材を探したほうが早いかもしれません。
(2) コンサルに委託する
世の中にはWebマーケティングやWeb集客をメインとする会社が数多くあります。いくつか有名な会社をまとめておきます。
企業名 | 得意分野 | 地域 |
バズ部 | SEO | 東京 |
フェレット | SEO | 東京 |
ウェブライダー | SEO | 京都 |
LISKUL | リスティング | 全国 |
アナグラム | リスティング | 全国 |
ぼく | SEO | リモートのみ |
有名な会社ばかりですので、それなりに費用がかかるかと思います。安く発注して失敗するよりは、しっかりした場所に発注して成功したほうが良いと思います。余談ですが、僕もWebマーケティングコンサルをやっておりますので、気になる方は下記をご覧ください。
» Webマーケティングコンサルティングの依頼ページ
補足:Web制作会社はWeb集客やマーケティングができるか?
世の中にはWebマーケティング会社以上に、Web制作会社が数多くあります。Web制作会社がマーケティングできるかどうか、という点に関しては実績を見せてもらうことが先決かと思います。というか実績があれば公式サイトに掲載していると思いますが…。
(3) 本・セミナーで勉強する
本やセミナーでも勉強することができますが、Webが好きじゃないと厳しいかと思います。なぜなら変化の激しい業界だからです。
仮に2016年から勉強を始めても、2年後にはそのスキルは古くなります。古くなったらその知識が使えなくなる訳ではありませんが、つねに情報のアップデートが必要です。
おすすめの本は下記にまとめています。
» 本でSEO対策を学ぶべき理由とオススメ書籍3冊【SEOは死んでない】
次にセミナーに参加して学ぶ方法ですが、僕はセミナーに参加したことがないので分かりません…。僕がセミナーに参加しない理由は、セミナーに参加するよりもググったほうが早いからです。
基本的には日本語と英語で情報収集していますが、インターネット上ではセミナー参加よりも有益な情報を得ることができます。下記がそのリストです。僕は随時チェックしています。
- SEO Japan – アイオイクスによる海外最新SEO情報ブログ
- 海外SEO情報ブログ – 海外のSEO対策で極めるアクセスアップ術
- Moz Blog – SEO and Inbound Marketing Blog – Moz
- Search Engine Land | Must Read News About SEO, SEM & Search Engines
- Buffer Blog – Thoughts on Social Media & Online Marketing
まとめ
以上、ながながと書きました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
記事を書き始めたときはここまで詳細にまとめる気はなかったのですが、書けば書くほど「あぁこれも足りない、あれも足りない…」といった感じで長くなってしまいました。
記事は以上となります。
おわり。
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