上司「ここを直して」部下「わかりました」と答える部下は20年後に失業する
仕事をするうえで意識していたことを記事にしてみます。
言いたいこととしてはタイトルのとおりです。
上司「ここを直して」部下「わかりました」と答える部下はそのうち失業します。
ぼく自身が完璧にできているわけではないですが、日々意識していることではあります。
記事では、なぜそう思うのかを書いていきます。
「言われたことをするだけの人」は市場価値が低い
仕事をしていると、上司からいろいろな仕事が降ってきます。
振られたタスクに対して、ただ言われたとおりにこなす人は、相手の期待値を超えることができません。
では、具体例で考えてみます。
ぼくはITで開発関連のお仕事が多いので、それを例にしようと思います。
上司「ここのデザインが微妙だから直しておいて。」
部下「わかりました」
これが市場価値の低いパターンです。
ただ言われたことをこなすだけでは、上司が期待していた成果と同じ、もしくはそれ以下の成果しか残すことができないと思います。
つぎに改善例です。
上司「ここのデザインが微妙だから直しておいて。」
部下「わかりました。ただ、ここのデザインは●●という意味合いで作っていますので、▲▲のようにデザイン修正するのはいかがでしょうか。」
上司「OK!それでいこう!」
このように回答できる人は、上司が期待していた成果以上の結果をだせる可能性が高まります。
市場価値が低いのって問題なの?
「自分は市場価値なんて気にしていない。」
「この会社は安定していて、ここで一生働くから問題ないさ。」
こういった意見があるかもしれません。
でも、これはちょっと危険な考え方ではないでしょうか。
なぜなら、市場価値の低い仕事はどんどん自動化されていくためです。
かの有名なビル・ゲイツはつぎのように述べています。
テクノロジーが発展すればするほど、人が物理的に行う仕事は無くなっていくだろう。オックスフォード大学の調べでは、20年以内に現在人間が行っている47%の仕事が機械によって代行される。来るべき未来を意識するように。
10人中9人は今と違う仕事をする
さらに、GoogleのCEOであるラリー・ペイジはつぎのように述べています。
コンピューターが数多くの仕事をするようになる。これは私たちが “仕事をする” という考えを大きく変えることになるだろう。あなたはこんな現実は嫌だと思うかもしれないけど、これは必ず起こることなんだ。
グーグルCEO「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される。」
つまり、安定した会社にいても、社員が失業しない保証はないということです。
大企業は存続したとしても、社員全員が会社に残れるわけではありません。
市場価値が低いと仕事を失うので問題です。ではどうやって回避する?
Photo:art By Kenny Teo (zoompict)
20年以内に現在の仕事の47%が自動化されることがわかりました。
すると、多くの人が仕事を失うことが予想できます。
でも、リストラされたら困りますよね。食べていくのにお金は必要ですし。
では、どうしたらよいのでしょうか?
解決策としては、自動化されない仕事をすることです。
自動化されない仕事とは、創造的な仕事を意味します。
自分の仕事は創造的じゃないし無理だ〜とは思わないでください。
必ずしも、創造的な仕事をする必要はありません。
創造的に仕事をすることでも、失業するリスクを減らすことが可能です。
冒頭で述べた例を引用します。
上司「ここのデザインが微妙だから直しておいて。」
部下「わかりました。ただ、ここのデザインは●●という意味合いで作っていますので、▲▲のようにデザイン修正するのはいかがでしょうか。」
上司「OK!それでいこう!」
些細な例ですが、これも創造的に仕事をしたことになるかと思います。
つまり、自分の考えと主張を持ち、相手の期待値以上の成果を出すことが大切です。このように仕事が出来る人は失業する可能性が低いということです。
創造的に仕事をすれば失業リスクが低くなる。でも大企業だと創造的に働けないです…。
Photo:Under the tree of love, you will find me waiting… By Yuge Zhou
大企業だと部下の意見は聞いてもらえない。
だから、創造的に仕事をすることはできない。
このような意見もありそうです。
でも、これって幻想ですよね?
ぼくは大企業で働いたことがないので、正直わからないですが、価値のある主張をすればその主張は聞いてもらえるはずです。価値のある主張をしても聞いてもらえないなら、将来のために会社を辞めるべきかと…。
どんな主張も聞いてもらえない立場ということは、その人の仕事は”ただの作業”ということになります。いくらでも代わりの人材は見つかるでしょうし、むしろ機械で自動化されたほうがミス少なくて良さそうにも思います。
どんなに働いても給料は変わらないし、、だるいよ。
Photo:lazy sunday By David Urbanke
サラリーマンとして働く場合は、頑張っても給料があがらないという問題があります。企業には昇給制度がありますが、その評価は年に数回だけ…。そのために、すべての仕事を全力投球するのはつらいですよね。
余談ですが、いかに昇進するかって部分に特化するなら、その会社の人事制度を調べて、その制度内で最高点をとることに注力したほうが良さそうですね。
話がずれたので戻します。
どんなに働いても給料が変わらない。
だから、頑張りたくないって主張は正しいと思います。
でも、その主張の裏には自分は失業しないって論理があるはずです。
安定した企業では失業の可能性が低いです。
でも、20年以内に47%の仕事が自動化された場合はどうでしょう?
いまは安定している企業でも、リストラを行う可能性が大いにあります。
かつては日本を代表する企業だったソニーやパナソニックがリストラを始めています。このような現状を踏まえたら、いまは安定している大企業でも近い将来はどうなるかわからないと思います。
そのためには、創造的に仕事に取り組み、自分の市場価値を高めることが大切に思います。市場価値の高い人材はいつでも転職ができますしね。
まとめ:今やってる仕事が作業なら、20年後には失業する可能性が高いかも
Photo:Lazy dog By kirainet
記事で書いてきたことをまとめます。
- 自動化が進む世の中で、言われたことをするだけでは失業する可能性が高い。
- 失業しないためには、仕事にたいして創造的に取り組むこと。
- 大企業だからって安心できないよ。
暗い未来だなぁと思う人もいるかもしれません。
でも、逆に考えたら、未来は創造的な仕事にあふれているということです。
怠い作業はぜんぶ機械がやってくれる未来は明るいのではないでしょうか。
おわりです。
最後に、ちきりんが市場価値を高めるって観点で記事を書いていたので貼っておきます。
» 誰に評価されたい? 上司? 会社? それとも市場? – Chikirinの日記
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