Written by Manabu Bannai

【SEO】狙うべき検索ボリュームの目安とは【キーワードプランナー】

MARKETING SEO

狙うべき検索ボリュームの目安を知りたい人「記事を書く際に、”狙うべき検索ボリュームの目安”を知りたい。 キーワードによって月間の検索数が、50だったり、800だったり、はたまた10,000だったりするけど、どれくらいボリュームのあるキーワードを狙えばいいんだろう…? 効率的にアクセスを伸ばすには、検索ボリュームの大きいキーワードを狙えばいいのかな?」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 狙うべき検索ボリュームの目安とは
  • 検索ボリュームの目安はあまり気にしなくて良い話

この記事を書いている僕は、SEO歴6年ほど。
現在はこのブログからの収益(月間150万円ほど)と、中小企業向けのSEOコンサル業で生計を立てています。

SEOに関するよくある質問で、「SEOで狙うべき検索ボリュームの目安はどれくらいですか?」と質問を受けるので、記事にしてみました。

SEOは複雑そうに聞こえますが、実はめっちゃシンプルです。
すべてを「スパッ」と理解できるようにコンパクトに解説しました。

狙うべき検索ボリュームの目安とは


結論として、「1記事で上位表示を狙うなら、検索ボリュームが100以上〜1,000以下を狙うべき」です。

検索ボリュームが「100以上~1,000未満」なら、1記事で上位を取れる

もちろんキーワードにもよりけりなのですが、感覚値としてはこれくらいかなと。

なお、例外としては「アフィリで稼ぎやすい分野」でして、具体的には下記の感じです。

  • キャッシング/消費者金融
  • カードローン
  • FX/資産運用
  • 車買取・車査定
  • 永久脱毛/全身脱毛/育毛剤
  • ウォーターサーバー
  • 看護師求人

※上記を狙うなら、SEOの専門家がいないと、、、結構シンドイです。

ここまで読んで思うことは、「検索ボリュームが100未満のキーワード」と「検索ボリュームが1,000以上のキーワード」なら、どうすべきですか、という点だと思います。

疑問点2つ(次の項目で答えていきます)

  • その①:検索ボリュームが100未満のキーワードを対策する方法
  • その②:検索ボリュームが1,000以上のキーワードを対策する方法

順番にみていきましょう。

その①:検索ボリュームが100未満のキーワードを対策する方法

結論として、「収益に繋がると思うなら書くべき」です。
ここで「え? 収益?」と頭にはてなマークが出るなら要注意です。

そもそも、なんで記事を書いていますか?
それは、売上を伸ばすためですよね?

なので、仮に「ほとんど検索されないキーワード」だったとしても、「そのキーワードから収益が発生する可能性がある」なら書くべきです。

具体例で考える:大学生向けにおすすめなクレカを紹介するサイトの場合

メインで上位表示を狙っているキーワードが[大学生 クレジットカード おすすめ]だったとして、じゃあこのサイトで[大学生 やるべきこと]というキーワードを狙うべきかというと、そうじゃないですよね。

一方で、[大学生 フリーランス]みたいなニッチなキーワードを狙うべきかというと、、、考え方によっては「Yes」です。

大学卒業後にフリーランスを目指す層に対して、「フリーランスだと、極稀にクレカが作りづらかったりするので、学生のうちに作っておきましょう」という感じで記事を書き、クレカ発行の成約に結びつける感じです。

その②:検索ボリュームが1,000以上のキーワードを対策する方法

検索ボリュームが1,000以上だと、「記事を分割しないと上位表示は難しい」です。

具体例で考える:[クレジットカード 大学生]というキーワードを狙う場合

[クレジットカード 大学生]というキーワードは、月間の検索ボリュームが1,000回以上でして、これを1つの記事で上位表示するのは難しいです。

じゃあどうすべきかというと、結論は次のとおり。

上記の感じで、上位表示させたい記事(大学生におすすめなクレジットカード3選)に対して、関連記事(クレカを作るメリット/安全性/限度額の記事)を作って内部リンクを貼っていく感じです。

ここで更に疑問が生まれまして、「関連記事の記事ネタはどうやってかんがえるべき?」と思うかもですが、めっちゃ簡単です。「Related-Keywords」というツールを使うのですが、下記のスクショのとおり。

上記の赤枠部分に「狙いたいキーワードを打ち込むだけ」です。
すると、関連キーワードが出てきますので、出てきたキーワードで記事を書いていけばOKです。とてもシンプルですよね。

このあたり詳しくは「アフィリエイトで月100万を達成して思うこと【実名+サイト公開あり】」で解説しています。

検索ボリュームの目安はあまり気にしなくて良い話


本音なのですが、ぶっちゃけ「検索ボリュームの目安はあまり気にしなくていいかな…」と思っています。

検索ボリュームを測ることは「市場規模を測る」という点では大切です。

例えばですが、「モンゴル奥地にある村」に関する記事を書いても、人気ブログには育ちません。理由は簡単で、需要がないからです。

じゃあ、キーワードプランナーでなにを見るべきかというと、「市場はどれくらいの大きさなのか」という点です。

検索ボリューム 市場規模 データから分かること
クレジットカード 10万以上 かなり大きい 上位表示には膨大な記事数が必要
クレジットカード 大学生 1,000以上 大きい 記事分割で上位を取れる
クレジットカード 大学生 メリット 100以下 小さい 1記事で上位を狙える

すんごいざっくりですが、上記の感じですね。

市場があるなら狙えばいい話でして、キーワードプランナーから細かい数字をだしてきて、それをゴニョゴニョと分析しても、あまり意味はないです。

やるべきことは「シンプル」です

どういった業種、どういったブログでもそうですが、やることはシンプルです。

  • 手順①:市場を決める
  • 手順②:サジェストに対して記事を書く

上記の2ステップだけです。
例えば、「函館の観光情報」を発信したいなら、次の感じで作業をすすめます。

  • 手順①:市場を決める→函館の観光情報
  • →市場があるかを確認する。[函館 観光]の検索ボリュームは月1万〜10万なので、市場はある。1万以上なので複数記事じゃないと上位は取れないことが分かる。
  • 手順②:サジェストに対して記事を書く
  • →「Related-Keywords」を使います。サジェストキーワードを書き続けたら、徐々にアクセスは伸びていくはずです。

こんな感じです。 SEOとかって複雑に聞こえることがありますが、インターネットでマーケティングする仕組みは、驚くほどシンプルです。

最重要は「記事の質を高めること」です

いくらキーワードを分析しても、コンテンツがしょぼかったらNGです。

このあたりは別記事で詳しく解説していまして、具体的には「①検索意図を理解すること」+「②記事設計を綺麗にすること」が大切かなと思います。

①と②を解説する記事を紹介しつつ、本記事を終えようと思います。

①検索意図を理解するために読むべき記事

②記事設計を綺麗にするために読むべき記事