Written by Manabu Bannai

SEOで検索上位を獲得する記事の書き方【記事設計からライティング】

MARKETING SEO

怠け者ブロガー「検索で上位表示されないなぁ。なんでだろうなぁ。」

こんなお悩みを解決する記事です。
本記事では、検索で上位表示するライティング方法を公開します。

「どうせ嘘でしょ〜」と言われると悲しいので、具体的なデータも公開しています。

尚、先にネタバレすると、記事を書く前が最重要ポイントです。具体的な記事ライティングは僕の専門外なので、少しだけの解説となっています。

序文はこれくらいにして、さっそく見ていきましょう。

1.記事を書く前に検索順位が決まる理由

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次のとおりです。

記事を書く前に失敗しているパターン

  • 読者ニーズが分かっていない
  • 検索キーワードが分かっていない

このような状態でライティングしてもSEOで上位表示はできません。
まずはキーワード選定。その後に読者ニーズを考えましょう。

例えば、[フィリピン留学 失敗]というキーワードを狙う場合は、読者ニーズは、フィリピン留学で失敗したくない人です。つまり、失敗しない為の方法論を紹介すればOK。

下記は、僕が書いた記事ですが、2位を獲得できています。


※狙ったキーワード:[フィリピン留学 失敗](リスティング広告だと1クリックで700円以上です)

つまり、キーワードが選べていない状態でライティングしても無理です。検索ニーズの理解も大切です。
» 参考:SEOキーワード選定する方法。具体的に5つの手順で解説します。

怠け者ブロガー「キーワード選定の重要性は分かりました。もっと具体的な書き方を知りたいです。」

2.ニーズが多様なSEOキーワードで検索上位を獲得する方法

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具体的な書き方に入る前にもう少々お待ち下さい。

[フィリピン留学 失敗]のニーズ予測は分かりやすかったけど、分かりづらいキーワードもあります。

具体例:[アメリカ留学 費用]の場合

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スクショのとおりですが、[アメリカ留学 費用]と検索する人は様々なニーズを持っています。

こういった場合はニーズを切り分けましょう。

検索キーワード 読者ニーズ
[アメリカ留学 費用 1ヶ月] 1ヶ月のアメリカ留学費用を知りたい
[アメリカ留学 費用 1年間] 1年間のアメリカ留学費用を知りたい
[アメリカ留学 費用 一年]
[アメリカ留学 費用 大学] アメリカ大学留学の費用を知りたい
[アメリカ留学 費用 高校] アメリカの高校留学の費用を知りたい
[アメリカ留学 費用 社会人] 社会人がアメリカ留学する時の費用を知りたい
[アメリカ留学 費用 安い] これは書かない

簡単ですよね。
でも、この切り分けができれば検索上位GETに大きく近づきます。

※補足:なぜ、[アメリカ留学 費用 安い]は書かないのか?
[アメリカ留学 費用 安い]のキーワードは[アメリカ留学 格安]で狙いましょう。
ネットでは[安い]よりも[格安]が一般的なワードです。

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つまり、[アメリカ留学 費用 安い]を知りたい読者には、[アメリカ留学 格安]の記事を見せればOK。格安のキーワード狙いつつも、安いってキーワードも入れておけば問題なしです。

怠け者ブロガー「ニーズが多様な記事は切り分けるのね。それは分かったので書き方を教えて。」

3.SEOで検索上位を獲得する記事設計とは

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すいません、まだ具体的なライティングには入りません。
記事を書く前に構成を固めることが大切です。

具体例:[アメリカ留学 費用 1ヶ月]の場合

先ほど、[アメリカ留学 費用 1ヶ月]の読者ニーズは、1ヶ月のアメリカ留学費用を知りたいことだと書きました。

しかし、読者の潜在ニーズも考えるべきです。

  • 顕在ニーズ:1ヶ月のアメリカ留学でかかる費用を知りたい
  • 潜在ニーズ:出来ることなら安く留学したい

ややこしい日本語ですね。言葉の説明は次のとおり。

  • 顕在ニーズとは、読者が自分で把握していること
  • 潜在ニーズとは、読者が自分で把握していないけど、実は知りたいこと

結論:[アメリカ留学 費用 1ヶ月]で検索上位を獲得する記事設計とは

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画像のとおりです。

まずは1ヶ月のアメリカ留学でかかる費用をまとめます。その後に、安く留学するコツなどを紹介する記事がベストです。

注意点:情報はなるべく網羅すること。

例えば、アメリカ留学の費用なら、語学学校費用だけではなく、保険・航空券・ビザ代なども全てまとめましょう。読者は複数記事を読みたくないです。メンドイので。

実例:[アメリカ留学 費用 1ヶ月]でググってみる

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こんな感じです。

3位のサイトはちょっとドメインパワーが弱いかなという印象です。ドメインパワー強めたら順位が伸びると思います。

尚、検索結果にPAやDAといった数字が出ていますが、これはドメインパワー(ドメインの強さ)です。計測ツールはMOZbarというChrome拡張機能を利用しています
» MozBar – Google Chrome拡張機能

余談:この記事を書くときも設計図を作っています

この記事は[seo 検索 上位]というキーワードを狙っていますが、記事ライティング前に記事設計をしています。公開用に作っていないので見づらいですが、参考までに掲載しておきます。
» この記事を書いたときの記事設計書

怠け者ブロガー「なんとなく分かった。じゃあ記事の書き方は?」

4.検索上位を獲得する記事の書き方

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想定読者によって変わります。

例えば、20代前半の女性向けなら、絵文字とかいれてキャピキャピした文章が良いかなと。一方で、不動産投資の記事なら、硬い文章が良いですよね。

つまり、これが正解という書き方はありません。さんざん引っ張ったのに明確な答えがなくてすいません。「これが答えだ!」という記事ではありませんが、ある程度マニュアル化された書き方は下記記事にまとめています。
» ブログで文章構成を作る3つの手順【ブログ歴6年の僕が徹底解説】

SEO記事で読者が求めることは?

SNSでバズる記事とSEO記事では性質が異なります。

SEO記事で読者が求めているものは、最適な情報です。なので、結論から書くことをオススメします。文章がダラダラしてると離脱する読者が増えてしまいます。

また、実際のデータをみると、読まれる記事(=読者の滞在時間)は検索順位が伸びやすい傾向にあります。このあたりは後述(補足:ドメインパワーがないと検索上位はとれないのか?)します。

5.SEOで検索上位が取れない失敗パターン2つ

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2パターンご紹介します。

その①:キーワード選定とニーズ予測ミス

例えば、[英語 参考書]というキーワードを狙ったとして、次のような記事を書いたとします。

  • 記事タイトル:【保存版】英語学習にオススメな参考書10選
  • 記事の内容:英語学習にオススメな参考書を厳選して10冊紹介している

たしかに一部ニーズは満たしますが、これじゃ上位は難しいです。

その②:サイト自体がSEO最適化されていない

内部対策が出来ていないと検索上位を取るのが難しいです。
無料ブログとかなら問題ないですが、WordPressでサイト運営している方は注意が必要です。

内部対策方法は別記事にまとめておりますのでご覧ください。
» SEO歴4年の僕が『内部対策で意識するべき14項目』をまとめたよ

補足:ドメインパワーがないと検索上位はとれないのか?

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2016年12月現在では、ドメインパワーが弱くても上位が取りやすくなっているように思います(僕の肌感覚です)。

例えばこちらの記事。

元々は[WordPress プラグイン おすすめ]というキーワードを狙ったのですが、2016年9月7日に公開してから徐々に伸び始めました(2016年12月現在で6位)。

[WordPress プラグイン おすすめ]の記事順位の変動

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それと同時に、[WordPress プラグイン]でも伸びていったのですが、2016年12月現在で7〜8位です。僕が愛用しているRankTrackerというツールでは簡単に競合比較ができるのですが、このキーワードで調査してみます。

[WordPress プラグイン]で上位10サイトを比較

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見てお分かりの通り、ぼくのサイトはそこまで強くないです。被リンクも少ないし、Alexa rank(世界中のWebサイトをランキングした指標)とかもボロボロです。競合に勝っている部分はサイト内の最適化度数くらいです。

もう1つの実例を見てみましょう。
次に紹介するのは[SEO キーワード選定]を狙った記事です。
» SEOキーワード選定する方法。具体的に5つの手順で解説します。

[SEO キーワード選定]の記事順位の変動

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こちらも徐々に伸びていって10位圏内に入りました。こちらも競合比較してみると次のとおり。

[SEO キーワード選定]で上位10サイトを比較

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上位サイトは強豪ばかりです。これはもうちょいトラッキングしないと分からないですが、この1週間くらいは10位圏内で安定しているので、多分キープできると思います。

まとめ

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以上、SEOで検索上位をGETする記事の書き方をまとめました。

もしかしたら気付いた方がいるかもしれませんが、「(WELQに)記事の設計をパクられたらどうするの?」という疑問が残ります。

1つの解決策としては、自分しか書けないことを書く方法です。例えば、僕はこの記事で実データを公開していますが、このへんは他者との差別化に繋がっています。

とはいえ、全部の記事で他者と完全に差別化するのは難しいので、パクられたら結構キツイですね…笑。かつ、大手キュレーションメディアとかは1万文字レベルのコンテンツを突っ込んできます…。結構このあたりは無理ゲーです。日頃からしっかりとサイト運営をして、徐々に被リンクを増やしつつサイトを強化するしかないですね…。

以上です。記事が参考になりましたら幸いです。

※P.S:無料メルマガで発信中:過去の僕は「ブログ発信で5億円」を稼ぎました。次は「30億円」を目指します。挑戦しつつ、裏側の思考を「メルマガ」から発信します。不満足なら1秒で解約できます。無料登録は「こちら」です。