ビジネスで成果を出すなら、自責の念が重要な話【思考手順を解説する】
こんにちは、マナブです。
人生でのストレスを、すべて自己責任として生きています。
さて、先日に下記のツイートをしました。
滞在中のホテルにて「酔っ払いが部屋をノックしてくる→圧倒的に萎えた」という状況ですが、
大半の人はここで「酔っ払いはクソだな」と思いますが、僕の場合は「質の悪い酔っ払いが泊まるホテルを選んだ自分の責任」という風に考えます。これを「自責の念」と呼びますね😌— マナブ@バンコク (@manabubannai) February 27, 2019
大半の人はここで「酔っ払いはクソだな」と思いますが、僕の場合は「質の悪い酔っ払いが泊まるホテルを選んだ自分の責任」という風に考えます。これを「自責の念」と呼びますね😌
ビジネスで成果を出すなら「自責の念」が大切ですが、状況によっては「他責の念」も必要です。
結論をネタバレすると「自責の念→解決策を考える→他責の念」という思考が最適だと思っており、記事で詳しく解説します。
ビジネスで成果を出すなら、自責の念が重要な話
自責の念の反対は「他責」です。下記にその切り分けを解説します。
- 自責の念を持つ人:酔っぱらいに出会う→酔っぱらいが泊まるホテルを選んだ自分の責任→もっと稼いで質の高いホテルに泊まれば問題解決
- 他責の念を持つ人:酔っぱらいに出会う→酔っぱらいは最低だと思う→ホテルに不満を持ちつつも、その現実に我慢する
上記のとおり。
大切なことは「常に問題解決を考えているか」ですね。
ビジネスの基本=問題解決
繰り返しですが、自責の念の持つことで、すべての対象に対して「問題解決」の視点を持てます。
- 適当にレストランに入ったら、飯が不味い→そのレベルのレストランしか選べない or 節約しようとした自分が悪いので、もっと稼ぐべき
- 新しい挑戦をしようとしたら、友達に笑われた→挑戦を笑う友達と一緒にいる自分が悪い。もっと努力して、次のステージに行くべき
- 彼女が浮気をして、その後に振られた→自分の魅力が低いことが悪い。もっと自分磨きや筋トレを頑張って、上を目指せばいい
こんな感じですね。
もしかしたら「極端な考え方だな・・・」と思うかもですが、僕は常にこの思考を持っており、少しでも「他責の思考」が生まれそうになったら、秒速でその邪念を消して、すべて自己責任に落とし込むようにしています。
自責の念の持つと、ストレスが消える話
自責の念の良い点として、大半のストレスを消せます。
考えてみたら分かりますが、大半の「イライラ」とかって「自分でコントロールできない対象」に対して抱いていたりします。
- 飯が不味くてイライラした→飯の不味さはコントロールできない
- 上司が理不尽でイライラした→上司は自分でコントロールできない
- カフェが寒くてイライラした→カフェの温度はコントロールできない
しかし、上記のような事象をすべて「自責」に落とし込むことで、すべて「コントロール可能な事象」になります。
自責の念は、解決策とセットで持つべきです
自責の念は大切ですが、間違って使う人も多いです。
- 間違った使い方:上司が理不尽→自分の責任→耐えて終わり
- 正しい使い方:上司が理不尽→自分の責任→解決策を考える
上記のとおりです。
繰り返しですが、必ず「解決策とセットで考えること」が大切ですね。
真面目な人ほど鬱になったりしますが、その原因は「自責の念を持ちつつも、解決策を考えていないから」だと思います。
解決不能な問題では、自責の念を捨てるべきです
自責の念を捨てるべきタイミングの例
- 理不尽な上司がいる→自責の念→解決策を考える→解決不能→自責の念を捨てる→上司の問題にする→上司は変えられないので会社を辞める
- 業務量が多すぎる→自責の念→解決策を考える→解決不能→自責の念を捨てる→ブラック企業だと認定→会社を辞める
- 副業の売上が伸びない→自責の念→解決策を考える→解決不能→ビジネス事態に問題があると認定する→その分野での努力を停止する
上記の感じです。
まずは自責の念を持って解決策を考えるべきですが、どうしても解決できないなら、そのときは「他責思考」を持つべきですね。
まとめると、思考の手順は3つのステップです
思考手順は下記のとおり。
- 手順①:自責の念
- 手順②:解決策を考える
- 手順③:他責の念
基本的には上記のとおりですね。
日常生活でも、仕事でも、友人関係でも、家族との関係でも、まず最初は「この問題は自己責任なので、自分で解決すべき・・・」と考えつつも、途中で「これは無理だ」と思ったら、それを相手の責任にして、逃げちゃう感じですね。
大半の人は、問題を見つけたときに「いきなり相手の責任にする」という思考を持っているので、、これはあまり良くないです。
余談:会社業務では、基本的に他責でもいいかも
こういった話をすると会社で頑張る気が失せるかもですが、、、会社では「自責の念」を持たなくてもいいかなと思います。
というのも、「自責」という言葉を見たらわかりますが、それは「自分の責任」ですよね。しかし、会社で働く場合において、厳密にはあなたに責任は発生しません。
なお、副業するときは、完全に「自責の念」じゃないとダメですよ。
思考法を学ぶ際に、オススメな書籍紹介
というわけで最後に、こういった思考を学ぶ際におすすめな本を紹介しておこうと思います。
諦める力
今回の記事の思考に一番マッチしているのが、こちらの本だと思います。
自責の念とは「コントロールできる対象に集中する」ということでもあり、それは要するに「コントロール不能な対象に対しては、諦める」ということにも繋がります。
為末さんの本からは、自責に関する学びが多いです。
嫌われる勇気
こちらは有名なので知っている方も多いと思いますが、内容は自責思考に近いと思います。特に「課題の分離」という考え方は、覚えておいて損しないと思います。
まずは「これは誰の課題なのか?」を考えましょう。そして課題の分離をしましょう。どこまでが自分の課題で、どこからが他者の課題なのか、冷静に線引きするのです。 そして他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない。これは具体的で、なおかつ対人関係の悩みを一変させる可能性を秘めた、アドラー心理学ならではの画期的な視点になります。
上記が引用ですが、要するに「問題を細分化して、自責の部分だけ解決する思考」ですね。
心を整える
この本は1冊目に紹介した為末さんの本と似ています。中でも、自責の念に関連している部分の引用が下記です。
愚痴だけでなく、負の言葉はすべて、現状をとらえる力を鈍らせてしまい、自分で自分の心を乱してしまう。心を正しく整えるためにも愚痴は必要ない。
このあたりも、完全に自責の念ですよね。
ネガティブな発言をすると、それが自分に返ってくるという発想は、成果を出している人はみなさん持っていると思います。
成果を出しているスポーツ選手は、ビジネスの分野でも成果を出すんじゃないかなと思います。
というわけで、今回はこれくらいにしようと思います。
自責の念を持つことで、人生で「コントロール可能な対象」に集中できるようになり、結果としてストレスを減らせると思っています。
もし「この思考がいいな」と思ったら、ぜひ日常生活でも取り入れてみてください。慣れてくると、静かな心が手に入ると思いますよ。