Written by Manabu Bannai

【エンジニア向け】リモートワークOKな企業を探す方法【経験談です】

LIFE Remote Work

リモートワーク希望のエンジニア「リモートワーク可能な企業を探したい。現在はある程度のWeb制作スキルを取得した段階だけど、、、これからの稼ぎ方はどうしよう。クラウドソーシングだと単価が安いし、かといってフルタイムでエンジニアもどうなかなぁ…。あくまでリモートワーカーを目指しているけど、どんな感じで企業探し&仕事獲得すればいいんだろう?」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • リモートワーク可能な企業が少ない3つの理由
  • リモートワーク案件を開拓する3つの方法
  • リモートワークしたいなら仕組み化が大切

この記事を書いている僕は、リモートワーク歴3年。
バンコクに住みつつ、日本からお仕事を頂いたり、自分で事業を作ったりして生活しています。
※詳しくはプロフィールをご覧ください。

現代はインターネットがあるので、本来であれば”場所を選ばずに働けるはず”です。
しかし、、、実情としてはリモートワークしている人は少ないですよね。なぜかというと、リモートワークを受け入れる日本企業はほとんど存在しないから。

じゃあ、どうすべきか?
結論は、開拓するしかないです。

というわけで、本記事では、”日本企業がリモートワークを受け入れない理由”と”リモートワークできる企業の開拓方法”を解説します。

これからリモートワークで生活していきたいなって方は、是非記事をご覧ください。

リモートワーク可能な企業が少ない3つの理由


理由は次のとおり。

  • 理由①:雇った経験がないから
  • 理由②:雇う側のメリットが薄いから
  • 理由③:信頼構築が難しいから

理由①:雇った経験がないから

一番の理由がこれかなと。
リモートワークなんて分からないので、雇い方も分からない。給料体系も考えないとなので、、、会社からしたら面倒です。

理由②:雇う側のメリットが薄いから

企業からすると、リモートワーカーを雇うメリットは薄いです。
というのも、1人だけリモートワークだと、社内から不満が出るかもだし、契約面の整備も面倒。雇用者側のワガママでしょう、と思われているはず。

補足:企業がリモートワーカーを雇うメリット

少し余談ですが、企業はリモートワーカーを雇うメリットがあります。
なぜなら、採用できる可能性のある人材を増やせるからです。

  • 埼玉にある企業(リモートNG):関東圏で採用できる
  • 埼玉にある企業(リモートOK):世界中から採用できる

上記の感じ。
なので、企業側にもメリットがありますが、、、とはいえこういったメリットを活かしきれない会社が大半じゃないかなと思います。

理由③:信頼構築が難しいから

「僕はリモートワークで仕事できます」といっても、企業からしたら信頼するのが難しい。どこの誰かも分からない訳ですし、、、何か依頼するにしても、作業報酬じゃないとキツイですね。

”同じ場所で作業をする = 信頼構築に繋がる”という基本的なことを忘れてはいけませんね。

日本企業にリモートワークは広がらない

僕の結論として、”日本ではリモートワークが広まらない”と思います。
理由は上記3つですが、端的に言うと”企業のメリットが薄いから”ですね。

じゃあ、どうすべきか?
繰り返しですが、自分で開拓するしかないですね。

その方法論を見ていきましょう。

リモートワーク案件を開拓する3つの方法


方法は3つあります。

  • 方法①:就職してから交渉
  • 方法②:制作会社に営業する
  • 方法③:専門スキルを発信する

方法①:就職してから交渉

就職してから交渉にはコツがあります。

『就職→リモートOK』を獲得する流れ

  • まずは就職する
  • 社内で結果を残す(信頼獲得)
  • 社長が失いたくない人材になる
  • リモートワーク交渉をする

上記の感じです。
なお、大企業だと難しいので、30名以下の制作会社とかが狙い目かなと思います。

僕の友人のエンジニア(@showheyohtaki)は、この方法でリモートワーク社員を実現しています。

方法②:制作会社に営業する

この方法はシンプルです。

  • 手順 (1):ポートフォリオを作る
  • 手順 (2):制作会社にメール or 電話営業する

まずはポートフォリオを作りましょう。
ポートフォリオ=あなたの信頼性なので、”自分はどんな人物か?”、”自分は何ができるのか?”、”自分はどんな実績があるのか”、という点を明確にすべき。
» 参考:【失敗例付き】Web系の転職で使えるポートフォリオの作り方・考え方

ポートフォリオが完成したら、制作会社に営業します。
その際のコツは、”地方の制作会社”に営業すること。

というのも、東京とか大阪、福岡とかだとレベルが高いですからね。
その一方で、地方では人材の足りていない会社も多いはず。

「え? 自分は東京のハイレベルな仕事をしたいって?」
それはダメです。目的とズレています。

今回の目的は、”リモートワークを達成すること”です。
リモートワークを達成するには、”ハイレベルな仕事”は必要ありませんので。

地方の制作会社さんに、「自分はこんなに素晴らしいスキルがあるので、リモートでお仕事できますよ。固定費もかからないので、ぜひお仕事流してくれませんか? 一回会社訪問するのでお会いできませんか?」みたいな感じで通話すればOK。

仕事を流してくれる会社さんを5社くらい作れば、わりと安定するでしょう。
かかる経費は電話代くらいなので、ぜひトライしてみてください。

余談:営業マンの方向け

この記事を読んでいる営業マンの方で、「自分はプログラミングはできないけど、案件なら持ってこれるよ」って方がいましたらお気軽にご連絡ください。
最近だと僕自身は制作案件を受けていないのですが、周りに優秀な友達が多いです。案件を流しつつ、売上作れるかなと思います。無料でお繋ぎます。
» お問い合わせはこちら

方法③:専門スキルを発信する

僕がやっている方法。
手順はシンプルで、”自分の強みを体系化して発信する”だけです。

論より証拠なので、下記をご覧ください。


» SEO対策の完全マップ【入門・基礎・中級・上級:16記事で解説】

上記の感じで、”僕の専門分野 = SEO”を発信します。
こういった記事をみた企業さんは「ふむふむ、、、SEOの仕組みは分かったぞ。しかし、自社だと人員が足りないな…。この記事の著者に依頼してみようか。」って感じになります。

その後に見せるページが下記のとおり。


» Webマーケティングコンサルティングの依頼ページ

上記ページより引用します。

引き受ける内容にもよるのですが、ミニマムのランニング費用20万円/月〜と考えて頂けますと幸いです。勤務条件としては、海外で生活していることが多いので基本的にはリモートでお願いいたします。

こちらが僕の勤務条件でして、もともとリモートでしか受注していません。
こんな感じで仕事獲得をすると、結果としてリモートワーカーになれる、という流れです。

この方法だと、価格競争に巻き込まれにくいというメリットがありますが、その一方のデメリットとしては、”時間がかかる&失敗率も高い”という点があります。

個人的に思うのは、”制作会社に営業する”といった方法と同時並行で進めるのがいいんじゃないかなと思います。なお、情報発信はブログが最適でして、作り方は下記にまとめています。
» 【初心者向け】WordPressでアフィリエイトを始める方法【中学生OK】

リモートワークしたいなら仕組み化が大切


リモートワーカーとして仕事の取り方を解説しましたが、大切なことがあります。

リモートワーカーとして一番大切なこと

利益を最大化すること

利益を最大化するには、受託案件のコストを分解する必要があります。

受託案件で発生するコストを分解してみる

  • その①:営業コスト
  • その②:コミュニケーションコスト
  • その③:制作コスト

最適化の方法を順番に見ていきましょう(`・ω・´)ゞ
※こういったお金の計算楽しいですねw

その①:営業コスト

営業コストを下げるには、”紹介が入る仕組み”を構築すべき。
例えば、”僕に案件紹介をしてくれたら、売上の20%キックバックしますよ”といった感じ。

実績を増やせば勝手に紹介が増えると考えている人がいるけど、、、いやいや甘いです。それじゃ案件は入ってきません。

結論を言うと、インセンティブがないと人間は動きませんので。
インセンティブとは要するにお金のこと。僕に案件を紹介すると、あなたが得しますよってことを伝えましょう。

その②:コミュニケーションコスト

コミュニケーションコストとは、発注者との会話時間です。

会話好きならいいかもですが、、、僕はここも削減しています。
だって、会話時間が増えれば増えるほど、自分の時給が下がりますからね。

コミュニケーションコストを下げる方法

その方法は”パッケージ化”です。

「僕は、プランA, B, Cを持っておりまして、それぞれのメリットとデメリット、単価はこのようになっています。ある程度は仕組みを作っているので、他社さんよりも安くて高品質かなと思います。」といった感じで、パッケージを作りつつ営業すればOKです。

逆にこういったパッケージがないと、お客さん毎の見積となるので、、、作業効率が下がりますね。パッケージで買ってくれないお客さんは切り捨てるくらいでいいと思います。そうしないと、忙しいのにお金がないって状況になっちゃいますので…。

その③:制作コスト

制作コストを下げるのは簡単。
ずばり、テンプレを使いましょう。

僕の場合だと、制作案件の9割はアフィンガーを使っています。
アフィンガーはクオリティが高くて、SEO最適化も素晴らしいです。2017年は10サイトくらい作りましたが、すべてアフィンガーですね笑。

自分用にアフィンガーをカスタマイズしつつ、それをベースで販売する感じです。
世の中には数多くのテンプレがありますので、汎用性の高いテンプレを探しておきましょう。なお、個人的にはアフィンガーでいいかなと思っていますが。
» アフィリエイトのAFFINGER

仕組み化しないと儲かりません

常に最小工数を考えて、常に仕組み化をするべきです。
なんでそうかというと、これくらいやらないと利益が上がらないからです。

個人で案件を請けると、結局単価が低いですし、仮に30万円の受注をしても、12ヶ月で割ったら2.5万円ですからね。フリーランスやるなら、月50万くらいは目指すべきじゃないかなと思います。

※もちろん最初から50万はキツイので将来的に、という感じです。その為には仕組み化して利益率を上げることが大切ってことです。

仕事をしつつ、まずは自分の時給を設定すべきでして、少なくとも3,000円くらい。個人的には30,000円くらいを目指したいなと思っています。時給3万円って高く聞こえるかもですが、企業とかだったらよくある話なので。

まとめ:日本にリモートワークは広まらないので、開拓すべき。


記事のポイントをまとめます。

  • 企業にとってリモートワーカーを雇うメリットは少ない。
  • なので、リモートワークという働き方は、そこまで広がらないはず。
  • リモートワーク案件は、自分で開拓すべき。
  • 方法は、就職してから交渉、制作会社に営業、専門スキルの発信がある。
  • 自分なりの方法を探しつつ、常に利益の最大化を目指しましょう。

こんな感じ。

リモートワークを目指す友達が多いけど、ななかなうまくいかない人が多かったりします。とはいえ、記事内の方法で努力すれば結果は出せるはず。

しょっぱなは大変ですが、1年後の光を目指して頑張りましょう。
世界はこれだけ広いのに、毎日オフィス通勤なんて、、、結構もったいないですよ!

おわり。
※この記事はバンコクのカフェにて執筆しました。

オマケ:焦りすぎないことが大切

長々と書きましたが、、、あまり焦るのはよくないですね。
下記は僕が大好きな本「スティル・ライフ」からの引用です。

寿命が千年ないのに、ぼくは何から手を付けていいかわからなかった。何をすればいいのだろう。仮に、とりあえず、今のところは、しばらくの間は、アルバイトでもして様子を見る。そういうことだ。十年先に何をやっているかを今すぐに決めろというのはずいぶん理不尽な要求だと思って、ぼくは何も決めなかった。社会は早く決めた奴の方を優先するらしかったが、それはしかたのないことだ。ぼくは、とりあえず、迷っている方を選んだ。

ということです笑。
まぁ、焦らずにマイペースが大切ですね。

別に頑張って稼がなくても生活はできる訳ですし。
楽しく暮らすのが一番だと思います。

※P.S:無料メルマガで発信中:過去の僕は「ブログ発信で5億円」を稼ぎました。次は「30億円」を目指します。挑戦しつつ、裏側の思考を「メルマガ」から発信します。不満足なら1秒で解約できます。無料登録は「こちら」です。