Written by Manabu Bannai

エンジニアのキャリアパスとは【いつまでコードを書き続けますか】

LIFE Work

今後のキャリアパスを考えているエンジニア「エンジニアのキャリアパスを知りたい。 現在はエンジニアとしてすこし経験&スキルが付いてきたけど、、、はたして今後はどうしよう。ぶっちゃけコードを書き続ける未来は想定していないので、この先の選択肢を検討しておきたい。どういった道があるだろう…。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • エンジニアのキャリアパスを解説する【3パターン】
  • エンジニアのキャリアパスは、あまり考えなくて良い話

この記事を書いている僕は、エンジニア歴5年ほど。
現在は独立しており、フリーランスとして、のびのびと生きています。

本記事では、エンジニアのキャリアパスに関して解説しますが、結論だけ書いちゃうと「キャリアパスはざっくり考えつつ、興味関心の高い分野で学習を続けつつ、定期的に自分の市場価値を確かめてみる」といった生き方がいいと思います。

※3分くらいで解説しますm(_ _)m

エンジニアのキャリアパスを解説する【3パターン】


コードを書き続けるという選択肢もありますが、これを読んでいる読者さんは、そこを目指していないという想定で書いています。

なお、コードを書き続けるキャリアを選ぶなら、その都度で新しい技術をインプットしつつ、仕事に活かしていけばいいと思います。

本題:エンジニアのキャリアパスは3パターンある

  • その①:上流にいく
  • その②:独立する
  • その③:スキルを増やす

その①:上流にいく

定番のキャリアパスかなと思います。
要するに、ディレクターの位置とかですね。

僕の例を出すと、「Webエンジニア→Webディレクター」というキャリアでした。

しかし、ぶっちゃけディレクターはそこまで楽しくなかったですね…。 というのも、いわゆる調整役なので、、、コードを書くほうが楽しいと感じる人も多いはず。

コミュニケーションが好きなら、ありかもですね。 あと、エンジニアよりも稼ぎやすいので、お金的なモチベーションには繋がりやすいです。

その②:独立する

ぶっちゃけ、ディレクションができるようになると、独立しやすいです。

会社には「エンジニア・デザイナー・ディレクター・営業」という人たちがいますが、それを個人でチーム化したら、それで独立完了ですからね。

例えば、あなたがWebディレクター経験を積み、そして身近な友達とかに声をかけつつ、いわゆる「Web制作チーム」みたいなものを作り、あとは売上の山分け方法を決めるくらいでチーム完了です。

最初から会社化しちゃうと難しいので、まずは副業的に動き出してみるのは、大いにありだと思います。

なお、独立ときくと「自分で経営とかしないといけないのか…」と思いがちですが、そんなことはないです。フリーランス的な働き方なら、資金管理のスキルとか、ほぼ不要ですので。

※独立の前段階として、ディレクションの仕事を頑張るのはありですね。

その③:スキルを増やす

新しいスキルを身につけたら、選択肢が広がります。
わかりやすい部分でいうと、デザインやマーケティングですね。

僕は、過去にSEOコンサルティングの仕事をしていたのですが、その時の強みは「エンジニアスキル × SEOノウハウ」でした。 プログラムとSEOを理解している人って、わりと少ないので結構チャンスがありますよ。

エンジニアスキルに加えてマーケティングスキルを勉強したら、それを評価してくれる会社に入るのもいいし、独立するのもありかなと。 なお、Webマーケ系の会社なら、エンジニアスキルは歓迎されますよ。
» 参考:Webマーケティング企業の『仕事内容』は2種類ある【業界人が語る】

あとは、SNS発信とかYoutubeでの動画公開もいいと思います。
エンジニア系の仕事からは少し離れますが、とはいえ、SNSや動画の領域は、これからもまだまだ伸びていきますので、伸びてる分野で戦うことで、当たり前ですが、成果を出しやすいですよね。

目の前の仕事だけじゃなく、一歩引いてキャリアを考えてみることも大切だと思います。
» 参考:エンジニアが発信することの重要性と方法論【戦略も踏み込んで解説】

エンジニアのキャリアパスは、あまり考えなくて良い話


キャリアパスの解説をしてきましたが、、、ぶっちゃけ先のことは考えすぎなくてもいいかなと思っています。

混乱させる感じで申し訳ないのですが、、、例えば「今後はフロントエンドエンジニアを目指す」と決めたとしても、Adobeがコーディングの完全自動化ツールを出してくるかもなので。

要するに、先のことはわからないので、ざっくりした展望でいいかなと。

そして、好きじゃないと続かない

エンジニアって、ある程度は「好き」を仕事にしている職業だと思います。

優秀なエンジニアの友達とか、独立してバリバリ稼ぐエンジニアの友達を見ていると、みなさん「好きだから」勉強をしているかなと思います。

勉強と考えるとモチベーションが上がらないですが、興味関心の高い領域で、ある種の「趣味」みたいな感じで続けると、強いです。

キャリアパスを考えても、モチベ維持をできない件

そもそも論として、キャリアパスを考えて、「よし、やる気がでてきた」とかって起きないかなと思います。

人間は論理よりも感情で動く生き物でして、感情で動いたあとに論理的な理由を考えています。 そして、エンジニアの仕事とかって「これをやれ」とかって命令されても、あまり生産性が高まらないですよね。

なので、キャリアパスをざっくり考えるのはいいですが、それよりも「シンプルに、興味関心の高い分野を勉強する」という行動の方が、結果として成功しやすいはず。

繰り返しですが、デザインが気になるならデザインを勉強したらいいし、Twitterが好きならTwitter発信を頑張ればいいし、Youtuberに興味があるなら、自分なりに動画を作って投稿してみる、とかです。

定期的に、自分の市場価値を考えるべき

エンジニアとして生活しつつ、定期的に「自分の市場価値は高まっているか」を考えるべきです。

例えばですが、「現在はフロントエンドエンジニアだけど、将来が不安なので情報技術者の資格を取ってみる」みたいな決断は、わりとNGだと思います。

というのも、資格をとっても、あなたの市場価値は上がらないので、それなら別のことに時間を使うべきかなと。繰り返しですが、資格学習とかをするよりも、Youtubeに動画を公開してみる、とかの方が、自分の価値を高める行動だと思います。

なお、自分の市場価値を確かめるには、転職エージェントで自分でも受かりそうな案件を相談してみるとか、フリーランスエンジニア向けの求人サイトで、自分ができる案件と年収をチェックしてみるなど、です。
» 参考:IT系に強い転職サイト・転職エージェント3選【辞める前提で選ぶべき】

もしくは、SNS発信を続けてみて、フォロワーを増やしていけるかなどをチェックするなどです。フォロワーが増えるということは、あなたの発信が需要を捉えており、フォロワーが価値を感じている、ということなので。これは、あなたに価値があることの証明にも繋がりますよね。

こんな感じで、キャリアパスはざっくり考えつつ、興味関心の高い分野で学習を続けつつ、定期的に自分の市場価値を確かめてみる、という生き方がいいかなと思います。

というわけで今回は以上です。
エンジニアは時代にあった生き方であり、今後も食っていく分には困らないので、あまり深く悩まずに、楽観的に楽しく生きるのがいいですね(`・ω・´)ゞ