地域特化ポータルサイトの「収益化モデルと構築手順」を徹底解説する
こんにちは、マナブです。
僕は、このブログ(マナブログ)で月200万円くらい稼いでいます。
過去には地域特化で「ポータルサイトの立ち上げ&運営」をしまして、そのときも月商7桁を突破した経験があります。
※過去の実績はプロフィールページにまとめています。
先日に下記のツイートをしました。
質問がありまして、「地域特化のポータルサイトのマネタイズ戦略」の解説記事って、興味ありますか?
例えば、バンコク在住なら、現地に住んでいることを強みにしつつ、ポータルサイトを作り、1年くらいで収益化していく感じ。興味ある場合はライクいただけると嬉しいです。300を越えたら記事にします— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2018年8月9日
例えば、バンコク在住なら、現地に住んでいることを強みにしつつ、ポータルサイトを作り、1年くらいで収益化していく感じ。興味ある場合はライクいただけると嬉しいです。300を越えたら記事にします
ありがたいことに反響が多かったので、記事で解説しますm(_ _)m
もくじ
- 1.地域特化ポータルサイトの収益化モデルとは
- 2.地域特化のポータルサイトを立ち上げる手順
- 3.ポータルサイトを立ち上げる際のポイント3つ
ポータルサイトの戦略解説は、結構ボリューミーなので、記事がすこし長くなってしまいました…。 5分以内で読めると思いますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
1.地域特化ポータルサイトの収益化モデルとは
読者を集めて、広告を掲載して、広告主からお金が入る、という仕組みです。 インターネットの広告モデルは、ほとんどがこの形ですね。
※基本的な仕組みの知識が曖昧なら「【超初心者向け】アフィリエイトとは?【意味・仕組みを簡単に解説】」をご覧ください。
ポータルサイトとアフィリエイトサイトの違いとは
箇条書きでまとめます。
- アフィリエイトサイト:広告主の開拓が必要ない
- ポータルサイト:広告主を開拓する必要がある
基本的には上記のとおり。
アフィリエイトなら、ASPというサイトに登録したら、そこに商材がいっぱいありますよね。 そこから選ぶだけです。
しかし、ポータルサイトなら、自分で売る商品を探さないといけません。 基本的には、会社さんに営業をして、広告を取ってくる、みたいな感じです。
ポータルサイト vs アフィリサイト ←難易度の比較は難しい
一見すると、「ポータルサイトの方が難しいかな…」と思うかもですが、そんなこともないです。
- アフィリエイト → 儲かるキーワードは、競合サイトが多い
- ポータルサイト → 競合が少ない場合が多い(地域による)
乱暴なまとめですが、要するに、アフィリエイトとかって、儲かるキーワードが決まっていまして、例えば「脱毛・キャッシング」とかなのですが、そういったキーワードは、すでに競合がかなり多いです。
一方で、ポータルサイトだとそうでもない場合が多く、例えば、すこし極端な例ですが、「モロッコ」とかのポータルサイトを作れば、競合はほとんどいない訳でして。モロッコのポータルサイトはあまり儲からないかもですが、上位を独占したら、生きていけるくらいには収益が入ると思いますよ。
あと、今回は地域特化のポータルサイトで考えており、住んでいることを強みにできるので、その地域が好きで、かつチャンスがあるなら、挑戦するのはありかなと思います。
2.地域特化のポータルサイトを立ち上げる手順
- 手順①:サイト構築する(期間:1週間くらい)
- 手順②:キーワード分析する(期間:1週間くらい)
- 手順③:広告主を開拓する(公開して1ヶ月後のタスク)
手順①:サイト構築する(期間:1週間くらい)
WordPressで構築しましょう。
作り方は「WordPressを使ったブログの始め方、収益アップとSEOも合わせて解説」で解説しています。
WordPressを使ったブログの始め方、収益アップとSEOも合わせて解説
WordPressでブログを始めようと思っているが、どういった手順か分からない方向け。本記事では、WordPressを使ったブログの始め方を5ステップでまとめました。また、SEOノウハウも解説しているので、ブログから収益を上げたい方にもオススメです。これからWordPressでブログを始めたい方は是非ご覧ください。
間違っても無料ブログはダメです。
理由を説明するまでもないですが、企業が無料ブログに広告を出すと思いますか? たぶん無料ブログの規約的にもNGになる可能性があるので、WordPress一択です。
最初から作り込まなくてOK
ポータルサイトの立ち上げとかってなると、いきなり綺麗なサイトを作ろうとする人がいますが、、、それは不要です。 現代ならWordPressの有料テーマがありますので、綺麗な感じのテーマを選んでおけばOKです。
そして、記事数が100本とかを越えてきたら、「トップページだけ綺麗に作り変える感じ」でいいかなと思います。トップページだけ作り変えるだけでも、ポータルサイトっぽい印象を出せますので。
カスタマイズのイメージ図
友人が運営するサイト「宮古島ラボ」を例にしています。
未来予想のイメージ図は僕がざっくり作ったものですが、こんな感じで、最初はブログっぽい感じで運営していって、どこかのタイミングで少し予算をかけてトップページ改修をするといいかなと。
なお、WordPressテーマに関しては、「開発者の僕が選ぶ、WordPressのおすすめテーマ。7種類を厳選した」でおすすめを紹介しています。
開発者の僕が選ぶ、WordPressのおすすめテーマ。7種類を厳選した
質問「WordPressでおすすめのテーマある?」→回答「はい、あります。まとめますね。」質問「WordPressテーマって自作したほうがいいの?」→回答「いや、自作しない方が良いです。」本記事では、WordPressテーマを自作しない方が良い理由と、目的別のオススメテーマをまとめていきます。
また、トップページカスタマイズは、フリーランスデザイナー兼エンジニアに依頼するとコスパが良いです。 僕の友人も紹介できまして、たぶんトップページのカスタマイズなら、5~15万くらいだと思います。
手順②:キーワード分析する(期間:1週間くらい)
ここを深く解説すると、一冊の本になりますが、、、関連記事を紹介しつつ、簡潔に解説します。
具体例は、引き続き「宮古島」を例にします。 なお、宮古島を超ざっくり説明しておくと、「沖縄の南にある島でして、のどかで、海が綺麗で、のんびりできる島」ですね。
まずはキーワードプランナーをチェックしよう
基本的には上記のとおりなのですが、[宮古島 天気]
とか、[宮古島 ホテル]
とかで、順番に記事をつくっていき、上位を狙ったらOKです。
収益化しやすいキーワードもわかります。
[宮古島 レンタカー]
と[宮古島 ダイビング]
のキーワードを狙うべきです。キーワードプランナーで「入札単価」を調べることができますので、「入札単価=企業がGoogle広告を出すときの単価」なので、入札単価の高いキーワードで上位をとれば、それは収益に繋げやすいです。
※このあたりは初心者だと少し難しいかもです。SEOの知識を学ぶ必要があり、「本でSEO対策を学ぶべき理由とオススメ書籍3冊【SEOは死んでない】」で紹介している本を読めば、すべて理解できるはずです。
ビッグキーワードで上位表示する方法
ビッグキーワードとは、要するに「儲かるキーワード」でして、宮古島でいうなら、[宮古島 レンタカー]
と[宮古島 ダイビング]
ですね。
ビッグキーワードで上位表示する方法は、「【アフィリエイト】ビッグキーワードで上位表示させる方法【7桁いける】」で解説しています。
手順③:広告主を開拓する(公開して1ヶ月後のタスク)
広告主の開拓は、わりと簡単です。
キーワードから広告主を推測するだけですね。
例えば、[宮古島 レンタカー]
のキーワードの広告主なら、実際にググってみて、上位5社くらいに営業すればOKです。
広告の契約形態はどうすべきか?
ここはケースバイケースですが、月額の固定費用がいいかなと思います。 というのも、ポータルサイトから何名が申し込みしたかは、正確に測るのが難しいので…。
まずは固定費で掲載してみて、アクセス状況をみてみませんか、みたいな広告提案でいいかなと思います。
なお、営業のポイントとしては、「最初の3ヶ月は格安で大丈夫ですので、掲載してみて、アクセスを測ってみて、それで継続するかを考えてください」みたいな感じもありかなと思います。
※ビッグキーワードで上位をとれば、営業しなくても広告依頼が届くと思います。
ちなみに、広告提案はちょっと難易度が高いので、ここは経験者に依頼するのもありです。僕でも大丈夫でして、ビッグキーワードで上位取れているサイトなら、単発25万くらいからでコンサルします。
※お問い合わせはTwitterのDMからどうぞ。
スケジュール感は、1年で収益化マシーンの構築
進め方のイメージとしては、1年後に収益化マシーンとしてのポータルサイトを作る感じです。 仮に月5万円の収益だとしても、年間なら60万円ですからね。
なお、記事数としては、最低でも100本かなと思います。
スケジュールの簡易まとめ
- 1週間:サイト構築
- 1週間:キーワード分析
- それ以降:記事執筆&広告主の開拓
上記の感じです。 記事数が30本を越えてきたら、広告主の開拓も、ボチボチ始めてもいいのかな、と思います。
おすすめな裏ワザ:簡単に広告を受注する方法
最初の半年はほぼ稼げませんので、まずは30本くらい記事を入れてから、無料で広告掲載するのもありです。
イメージとしては、「広告主に挨拶をする→立ち上げ当初なので0円でOKと伝える→サイトに広告を載せる」という感じ。
というのも、「ポータルサイト立ち上げ→3ヶ月後に複数社の広告を獲得している」みたいな状況を作れたら、「なんかスゴいなぁ…」と思われますよね。ここがポイントです。 ※0円で広告掲載していることは、表向きには公開しちゃダメです。
補足解説:地域の区切り方に関して
Twitterから質問がきました。
いただいた質問
大きいエリア(例:愛知)の方が、その中に含まれる小さいエリア(例:名古屋)より検索ボリュームが少ないような場合に、対象とする地域をどのように決めていくのがいいとお考えですか?
結論としては、狭いエリアから狙うほうがいいかなと思います。
- 愛知ポータル:マーケットは大きく、将来的なサイト規模は大きくできるかもですが、多くの記事も入れないとなので、記事整理の難易度が高くなる。
- 名古屋ポータル:愛知ポータルよりもマーケットは狭いけど、初心者ならまずは小さい領域での1位を目指すほうがいいと思います。
上記の感じでして、まずは名古屋ポータルで上位をとれたら、そこから「愛知ポータル」というポジションを狙いに行く感じでいいかなと。
※ちょっとややこしい補足情報ですが、検索ボリュームを調べてみると「名古屋>愛知」となっています。要するに、愛知よりも、名古屋の方がよく検索されています。 地域の面積だったら「名古屋<愛知」ですが、検索需要は「名古屋>愛知」です。ややこしいですが、念のために補足しました。
3.ポータルサイトを立ち上げる際のポイント3つ
- ポイント①:デザインはとても大切です
- ポイント②:営業スキルも大切です
- ポイント③:ポータルサイトは安定&多角化しやすいです
ポイント①:デザインはとても大切です
忘れられている場合が多いですが、あなたがサイト運営者なら、客観的にみると「あなた=サイト運営のプロ」でして、広告主は「素人」になります。
そして、サイト運営者は、アクセスとかをよく見るかもですが、大半の広告主は、そこまでアクセスを見ません。
というか、アクセスを見ない訳じゃないのですが、、、どちらかというと「デザイン性を重視するタイプが多い」です。
なので、できれば「わりとポップな感じで、かつ信頼度を高めるために、サイトに人間の顔を増やす」みたいなことを考えておくとGOODです。
サイトに人間の顔を増やすと、親しみやすさが向上し、結果として信頼度アップに繋がる場合が多いです。※LIGさんとかはうまいですね。
デザインができないなら、外注しよう
最初からデザインを完璧にしなくてもいいですが、どこかのタイミングで綺麗にした方がいいかなと思います。
自分のサイトを客観視してみて、広告を出したいと思えるサイトならいいと思いますが、フォントサイズとかがバラバラだと、、、ぶっちゃけ微妙ですね。
※ランサーズとかでも外注できますが、質の悪いデザイナーも多いので、僕の友人を紹介できます。フリーランスなので、予算15万くらいあれば、綺麗なデザインができるかなと思います。
ポイント②:営業スキルも大切です
営業というか、、、広告提案のスキルですね。
アフィリと違って、ASPサイトがないので、自分で開拓しないといけませんので。
簡単にポイントだけを解説すると、「まずは低価格で3ヶ月どうでしょう→アクセスデータみつつ、検討して、お互いに問題なかったらその後も継続」みたいな感じでいいかなと。
※ここは広告営業の経験がある人に相談するのもありです。先ほども書きましたが、ビッグキーワードで上位取れているサイトなら、単発25万くらいならコンサルします。お問い合わせはTwitterのDMからどうぞ。
ポイント③:ポータルサイトは安定&多角化しやすいです
ポータルサイトは収益が安定しやすいです。
というのも、例えば[宮古島 レンタカー]
というキーワードで上位を取れたときに、これから大きな順位変動は起きづらいと思いますし、需要も安定しています。
※順位変動が起きない理由は、参入者がそこまで多くないから。
なので、いったんサイトを作ってしまえば、わりと放置でも稼げるのかなと思います。
収益も多角化しやすい
収益も多角化しやすくて、その理由は「その地域でWebの専門家になれるから」です。
広告主と直接繋がりますので、広告主がWebのことで悩んだら、たぶんあなたに相談が入ります。 そこからサイト制作の受注とかにも繋がるでしょうし、その他にも収益が生まれる機会は多いかなと思います。
仮に、あなたがプログラミングをできなくても、パートナーとかを紹介しつつ、紹介フィーだけ貰う感じでいいと思います。
まとめ:地域特化のポータルサイトは楽しいです
- ポータルサイトの収益モデルは、アフィリサイトとほぼ同じです
- アフィリサイトとの違いは、広告主の開拓が必要な部分だけです
- ポータル立ち上げの手順は、サイト構築→キーワード分析→広告主の開拓です
- 広告主の開拓がすこし難しいように見えるかもですが、実はそうでもないです
- 地域系ポータルサイトは、住んでいることが強みになるので、わりとオススメ
こんな感じですね。
ポータルサイトは楽しいです
好きな地域を紹介しつつ、収益を生み出せます。
地方や海外に住んでいるなら、それ自体が強みになりますからね。
もちろん収益を上げるには、キーワードで上位を取らないとですが、サイトとしての成功条件は、アフィリサイトと同じです。
なので、好きでもないのにアフィリエイト用の記事を量産するよりも、好きな地域を丁寧に紹介して、そこから収益化していくのは、大いにありだと思います。
余談:地域特化ポータルサイトの運営者を知りたいです
地域特化のポータルサイトを運営している方がいましたが、Twitterから連絡いただけると嬉しいです。 というのも、基本的には海外をふらふら生きている僕ですが、つねに面白い地域を探しているからです。
「面白い地域があるなら、明日からいけます」くらいに予定がスカスカですので、ぜひご連絡をお待ちしております。終わり。
» マナブ@バンコク(@manabubannai)さん | Twitter
※現地におじゃましたときは、必要であればポータルサイトのアドバイスなどもできます。どうぞよろしくお願いいたします。
※P.S:無料メルマガで発信中:過去の僕は「ブログ発信で5億円」を稼ぎました。次は「30億円」を目指します。挑戦しつつ、裏側の思考を「メルマガ」から発信します。不満足なら1秒で解約できます。無料登録は「こちら」です。