【初期費用】あなたがネットショップ開業で失敗する3つの理由【0円】
ネットショップ開業を考えている方向け。
本記事では、ネットショップの基礎知識から、開業方法、失敗パターン、オススメの開業方法をまとめました。
記事の信頼性
画像は2016年のAmazon売上です。金額が1,200万円ほど。ある程度は売れているので、一般人よりは知識が豊富です。あとは成約率とかの数字も頭に入っています。
どこの誰かもわからないやつが記事を書いていても信頼に欠けるので、数字を載せてみました。
前置きは以上です。
さっそくみていきましょう。
1.ネットショップとは
オンライン上での販売店のこと。大手だとAmazonや楽天ですね。
メリット
- 実店舗よりも初期費用が安い
- 維持費が安い(サーバー代と人件費くらい)
- 商品数を無限に増やせる
- 世界向けにも販売できる
- 24時間営業できる
デメリット
- 競合が多い(参入しやすいため)
- 集客しないと人がこない
- お客さんが実物を触れない
- サイバー攻撃リスクがある
- 価格競争に巻き込まれやすい
2.ネットショップの開業方法3パターン
- その①:ECサイトを独自開発する
- その②:カートシステムを利用する
- その③:巨人に乗っかる(Amazon / 楽天)
その①:ECサイトを独自開発する
開発会社とかに依頼してサイトを作るパターン。
初期費用が結構かかりますが(100万円以上)自由度が高い。大掛かりなネットショップを作る場合は、独自開発(フルスクラッチ開発とも呼ぶ)が良いでしょう。
その②:カートシステムを利用する
カートシステムとは、ショッピングカート機能のこと。
カートシステムはかなりの種類がありまして、有名なのはEC CUBE / カラーミーショップ / BASEあたり。
低価格(0円もあり)から始めることができる。フルスクラッチ開発よりは自由度が下がりますが、ある程度は好きなようにカスタマイズできます。
その③:巨人に乗っかる(Amazon / 楽天)
Amazonや楽天は誰でも出品できますので、そこに商品を掲載する方法。
初期費用も安く、売れやすいことが特徴。
- Amazon:月額5千円くらい ※初期費用0円もあり
- 楽天:月額4万円くらい
金額は参考までにどうぞ。詳しくは公式サイトをご覧ください。
» Amazon出品(出店)サービス
» 出店プランと費用|楽天市場
3.ネットショップの独自開発でほぼ確実に失敗する3つの理由
ネットショップを作ればドル箱ができるイメージもありますが、そんなことはありません。というか、ほとんどのショップは失敗します。
その理由が3つ。
- 理由①:マーケティングで失敗する(どうやってアクセスを集めますか?)
- 理由②:使いづらいサイトが出来上がる(開発メンバーにEC経験者いますか?)
- 理由③:情報流出リスクがある(超大手IT企業での流出する時代)
理由①:マーケティングで失敗する(どうやってアクセスを集めますか?)
ネットショップを作れば勝手にお客さんが集まるという勘違いが多すぎる。
ネットショップ作ってもアクセスなんて0ですよ。広告を打たないと誰も来てくれません。広告を売ったとしても、大半はそのままページを閉じるので広告費がムダになるばかり…。
基本的な集客方法は、SEO・SEM・SNSあたりですが、ちょっと話題がそれるので関連記事だけ紹介しておきます。
» SEO対策の完全マップ【入門・基礎・中級・上級:16記事で解説】
» 【Web担当者必見】リスティング広告配信方法をすべてまとめました
理由②:使いづらいサイトが出来上がる(開発メンバーにEC経験者いますか?)
独自開発でサイトを作っても、バグだらけ&使いづらかったら意味ないです。
たまにありますが、会員登録しようとしてもパスワードでひたすら弾かれるサイトとか・・・。
開発会社に依頼すれば売れるサイトができると思っていたらちょっと甘いです。開発メンバーに売上を意識した設計ができる人を入れておきましょう。
理由③:情報流出リスクがある(超大手IT企業での流出する時代)
Google / Yahoo / Amazonでも情報流出する時代です。
最近だと日本最大手のフリマアプリ「メルカリ」も情報流出していましたね。
まさかデータベースにお客さんのクレジットカード情報は保存しないと思いますが、氏名やメールアドレス、住所が漏れるだけでも大問題です。独自システムだと常に危険と隣り合わせということです。
4.ネットショップを始めるなら、初期費用0円にすべき
「どうしてもオレはネットショップをやりたいんだ!」って場合は初期費用0円にしましょう。
なので最初はAmazonが良いかなと。
あなたがニッチな商品を持っていて、すでにファンがいるなら、BASEが良いです。
BASEでスマホ向けのネットショップを作って、ファン向けに販売する感じです。
とはいえ、Amazonにそのまま出品しても価格競争に巻き込まれるし、すでにファンがいる人も少ないはず。そうゆう場合は、ペライチサイトがオススメです。詳細は、次の項目で解説します。
5.【イチオシ】2017年のネットショップは、ペライチサイトがオススメ
ペライチサイトって何って感じなので、具体例をお見せします。
例①:ペチャット:心を通わせる、おしゃべりボタン。
人形にボタンをつけると人形がしゃべります。
お子さんに大人気みたいです。2016年のクリスマス時期は品切れ続出でした。
サイトを見るとわかりますが、1ページに長くなっていまして、購入する場合はAmazonリンクが貼られています。ペチャットサイトにショップ機能を入れるよりも、Amazonに飛ばしたほうが売れやすいって分かっている人が設計していますね。
» Pechat(ペチャット) | ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン。
例②:Highend Berry:iPhoneケースショップ
シンプルなiPhoneケースショップです。
正確には1ページじゃないのですが、商品ページにいくとAmazonリンクが貼られています。ここは結構売れているみたいでして、素晴らしいですね。
公式サイトでブランド化しつつ、Amazonでゴリゴリ売る。
素晴らしい戦術だと思います。
» Highend Berry
一般的なECサイトよりも、Amazonの方が2倍売れる理由
一概にはいえないのですが、Amazonだとコンバージョン率(ページに訪れた人が商品を購入する確率)が高いです。僕が持っているデータだと、6%以上はあります。一般的なECサイトで6%はかなり難しいはず、たぶん良くて3%くらいです。
Amazonだとコンバージョン率が高い理由
- 信頼性の高いサイトである
- 大多数の人がアカウントを持っている(新規登録不要)
- サイトが軽い&使いやすい
- お客様の声など、ユーザーが買いたくなる情報が掲載されている
- 送料無料である などなど。
というわけで、Amazonや楽天といった大手ECサイトに乗っかると効率が良いです。
デメリットは手数料ですが、独自サイトを運営するよりは安くなるはず。
シンプルな公式サイト(先ほど紹介した2サイトのような感じ)を用意して、マーケティングでは巨人の肩に乗りましょう。そこで浮いた開発費は、広告費に回すべきです。
2017年で最適なネットショップ戦略とは
マーケティングと販売チャネルが次のとおり。
- マーケティング→Webメディア広告、ブロガー依頼、FB運用、インスタ運用
- 販売チャネル→Amazon出品、楽天出品、BASE出品、関連ECサイト出品
完全に差別化できている商品なら話は別ですが、2017年にネットショップ立ち上げて成功した話なんてほぼ聞きません。まずは初期費用を抑えつつ、スモールスタートが良いでしょう。
まとめ:ネットショップは開業しないことがオススメ
以上、ネットショップの基礎知識から、開業方法、失敗パターン、オススメの開業方法をまとめました。
最後に重要ポイントをおさらいします。
- ネットショップを開いても集客しないと誰もこない
- 2017年なら、ネットショップを作るよりも巨人の肩に乗るべき(Amazon / 楽天)
- 巨人の肩に乗りつつも、簡易サイトでブランディングするのはオススメです
こんな感じです。
もちろん商品によりけりで一概にはいえませんが、基本戦略はスモールスタートがオススメ。スモールで始めて見て、反応が良ければ拡張する。これだとリスクが低いです。
ガッツリサービス作ったけど、だれも使ってくれないわ。。。という話もよく聞きますので。お金は大切に扱いましょう!
おわり。