Written by Manabu Bannai

長谷部誠「苦しみがあるからこそ挑戦は楽しい」|心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣

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心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣

長谷部誠選手の著書『心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣』を読みました。本を読み進めるにつれて、ぼくと性格が似ているように感じ、共感できる箇所が数多くありました。

以前に記事で取り上げた為末 大(@daijapan)さんにも言えることですが、スポーツ選手にはロジカルな人が多いという印象を受けます。なにか大きなことを達成できる人は、日々問題点を考え、それを改善するプロセスを繰り返しているように思います。
※参考:諦めずに努力をしても成功しない。諦める力

なお、今回の記事では、書籍内で共感できた文章を抜粋してご紹介します。

迷ったときこそ、難しい道を選ぶ。

道に迷ったときは、「どちらが難しいか」を考えると同時に、「どちらが得るものが多いか」も考えるようにしている。たいていの場合、「難しい道」と「得るものが多い道」は一致するが、そうではない場合もある。それは自分が今いる場所で、まだ何かをやり遂げたとは言えない場合だ。

僕には今後のサッカー人生のなかで、絶対にやり遂げたいことがある。 それが何かは、実現するまでは秘密にさせてほしい。誰にも言わないつもりだ。その目標はすごく高いところにあって、もしかしたら自分が高校生からJリーガーになったことより難しいことかもしれない。それでも自分は、絶対にやり遂げたいと思っている。ちょっと背伸びをしたら、向こう側が見えてしまうような壁では物足りない。背伸びをしても、ジャンプをしても、先が見えないような壁の方が、乗り越えたときに新たな世界が広がるし、新たな自分を発見できる。今、ヴォルフスブルクでプレーしていて、焦りもあるし葛藤もある。けれど、そういう苦しみがあるからこそ挑戦は楽しいと思う。だからこそ僕は常に「難しい道」を選び続けられる人間でありたい。

「心を鎮める30分」

大会期間中はチームとして行動するので、練習やミーティングのためにプライベートの時間が限られている日が多かった。みんなとわいわい騒ぐのは楽しいけれど、時間があまりない日に遊びに参加してしまうと、「心を鎮める30分」を作れない。だから僕は、チームとしての行動が終わると、すぐに自室に戻るようにしていた。

部屋に戻る。電気をつけたままにして、ベッドに横になる。音楽もテレビも消す。そして、目を開けたまま、天井を見つめるようにして、息を整えながら全身の力を抜いていく。  壁の模様を見て、ひたすらボ~ッとしていてもいいし、頭に浮かんできたことについて思考を巡らせてもいい。大事なのはザワザワとした心を少しずつ鎮静化していくことだった。練習と緊張でざらついた心をメンテナンスしてあげるのだ。

他人に関心がない

ドイツに来てしばらくすると、周囲の人は自分が意識しているよりもはるかに、僕のことを見ていないことに気がついた。簡単に言えば他人に関心がないのだ。日本にいるとき、僕はまわりの目をすごく気にしていたところがあって、もしかしたらそれが小さなストレスとして、日々蓄積されていたのかもしれない。ドイツ人に倣ってまわりが見ていないと思うようにしたら、急に開き直れたのだ。自意識を取り払ったら、とても楽になれた。

負の言葉は、自分で自分の心を乱してしまう。

愚痴だけでなく、負の言葉はすべて、現状をとらえる力を鈍らせてしまい、自分で自分の心を乱してしまう。心を正しく整えるためにも愚痴は必要ない。

運というのは、自分が何か行動を起こさないと来ないものだと思っているからだ。サボっていたら、運なんて来るわけがない。それにただがむしゃらに頑張っても運が来るとは限らない。普段からやるべきことに取り組み、万全の準備をしていれば、運が巡ってきたときにつかむことができる。多分、運は誰にでもやってきていて、それを活かせるか、活かせないかは、それぞれの問題なのだと思う。

最悪のケースを考えると言うと、何だか悲観主義者のように思われてしまうかもしれないけれど、僕はそうは思わない。最悪を想定するのは、「失敗するかもしれない」と弱気になるためではなく、何が起きてもそれを受け止める覚悟があるという「決心を固める」作業でもあるからだ。

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