フリーランスエンジニアの最重要スキルは〝営業力〟の一択です。
フリーランスエンジニアに必要なスキルってなんでしょう?
PHP? Ruby? GO言語? ブロックチェーン技術?
いえ、違います。
営業力です。
フリーランスエンジニアの最重要スキルは〝営業力〟の一択である。
フリーランスエンジニアはすべてを自分でやらないといけない。営業から、総務、開発はもちろんのこと、場合によっては人材採用も。
どれもフリーランス(≒1人会社)には重要だけど、営業(≒売上アップ)がないと会社は成り立たない。素晴らしい技術があっても営業力(売る力)がないと業績は下がる一方です。
素晴らしい技術があっても、売れないのは当たり前
トップ1%の人を除いて、一般的なエンジニアスキルはコモディティ化しています。コモディティ化とは、『一般的に普及している』という意味で、価値はあるんだけど、、、言ってしまえば誰でもできる仕事。
日本メーカーは素晴らしい技術を持っているけど、業績は下がり続けている。
なぜか?
それは技術での差別化ばかりを考えているから。
東南アジアに行くとよく分かりますが、みんな日本製品は使いません。なぜなら高いから。iPhoneも同じで、日本人はiPhone大好きだけど、海外ではAndroidが主流。 なぜなら安いから。
iPhoneの技術は素晴らしいけど、技術としてはコモディティ化しています。例えば中国のスマホメーカーのシャオミとかだと、半額以下でiPhoneレベルスマホを販売しています。
世界トップ企業である、インスタやスナップチャットといった企業がお互いの機能も真似しあっている時代です。技術なんですぐに真似されるので、真似される前提で考えないといけない。
フリーのエンジニアが技術を追い求めても報われない。重要なのは、ニーズがあるかどうか。
重要なのは市場をみること。
クラウドソーシングのおかげで流通している仕事が可視化されている。
Ruby on Railsがイケてる? ←どうでも良い
こちらランサーズの開発案件のスクショですが、Ruby on Railsで開発してという案件などありません。唯一あるのが、WordPressやMagentoといった有名なシステム名くらい。
◯◯というサービスを作って欲しい、納期と金額を知りたい。
これだけです。
Aという問題があって、最適な解決策がBである場合、開発言語はCが良い。重要なのは問題解決であり、Rubyがイケてるかどうかはどうでも良い。
トッププレイヤーは市場をみている
ふー仕事終わった。せっかく暇ができたしランサーズとクラウドワークスを全件検索するか。仕事はあるんだけど、市場の動向を知ることも大事だしね。
— 名もなきライター (@writer_noname) June 20, 2017
お会いしたことはないのですが、名もなきライターさんはトッププレイヤーのライターさんです。
売上としては、ライターで月に数百万レベルという化け物級、、、。Tweetにもあるとおり、しっかりと市場(依頼者のニーズ)をみていますよね。
1人会社であるフリーランスエンジニアは、スキルとセットで営業力も身につけよう
技術思考になると視野が狭くなりやすい。技術って勉強しているときは楽しいですからね…。
しかし、気を抜くと車輪の再発明をしてしまうことも多々ある。下記、ホリエモン著書の多動力より引用です。
「車輪の再発明」という、プログラマーの世界でよく使われるキーワードがある。 要は、すでに車輪という便利なツールが存在するのに、一から自力で車輪を開発するほど時間と労力の無駄はないということを表した言葉だ。
会社員エンジニアなら営業力はいらない。なので、技術屋を目指すなら会社に所属するべき。しかし、フリーランスエンジニアで、完全技術思考はちょっと厳しい。
これを頭にいれつつ、一歩引いて、世の中がどうなっているかを考えるべきでしょう。
おわり。
参考図書①:マーケット感覚を身につけるとは、まさに本記事の内容と一致します
参考図書②:仕事の効率を上げたい人にオススメな一冊