Written by Manabu Bannai

フリーランスエンジニアとして単価を上げる方法【負けない戦が重要】

Freelance LIFE

単価を上げたいフリーランスエンジニア「フリーランスエンジニアとしての単価を上げたいなぁ。 最近だと、食べていける収入は作れるようになってきたけど、、、いかんせん単価が安い…。月10~20万を、場所を選ばずに稼げるのは嬉しいけど、自由時間もかなり少ないです…。はたして、単価を上げて収入を増やすには、どうすべきだろう?」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • フリーランスエンジニアとして単価が上がらない人の特徴とは
  • フリーランスエンジニアとして単価を上げる方法
  • 単価を上げたいなら「確実に勝てる位置」で戦うべき

この記事を書いている僕は、フリーランスエンジニア歴3年ほど。
最近はブログ収入が増えてきたから、プログラミングの仕事はあまりやっていませんが、過去はごりごりのエンジニアでした。
» 参考:フリーランスエンジニアとして月収100万円を稼いだ方法【実体験】

今となっては、すこし余裕のある暮らしができていますが、駆け出しフリーランスの頃は、低単価に苦しみました。

作れば稼げるけど、、、なにせ忙しい。
はたして、この生活は、自分が望んでいたものなのかを、何度も自問自答しました。

その過程で気がついたことがありまして、「単価をあげるには仕組みがあって、稼げている人は、本人が気がついている or そうでないにしろ、そういった仕組み(条件)を満たしている」ということです。

そこで今回は「フリーランスエンジニアとして単価を上げる方法」を解説していきます。

※ビジネス的な話が中心ですが、フリーランスとして大きく稼ぐには、避けて通れない道です。しかし、一旦理解しちゃえば、効果は継続するので、是非ひともじっくりご覧ください。

フリーランスエンジニアとして単価が上がらない人の特徴とは


結論は、「誰でもできる仕事をしているから」です。

要するに、仕事の発注者が「なんとなく」選んだ相手であって、競合との優位性はないという状況です。

一方で、単価の高い人はどうかというと、基本的には「◯◯さん、これをお願いします」という感じで、名指しで受注しています。

単価が安い人と高い人の違い

  • Aさん(単価が安い):仕事の発注者が、なんとなく選んでいるだけ。
  • Bさん(単価が高い):仕事の発注者から、指名されて選ばれている。

この記事では両者の違いを解き明かします。

結論としては、「付加価値をつける or ブランディングしろ」が答えなのですが、そのまえに、「スキルアップしても単価アップしませんよ」という話をしていきます。スキルアップに走る人が多いですが、それじゃあ単価は上がりませんので。

スキルアップしても差別化できない話

スキルアップ=技術アップでして、これは日本メーカーと同じ思考です。

  • 日本メーカー:良い商品、良い技術があれば、きっと儲かる。
  • サムスン:良い商品、良い技術を真似して、低価格で提供。

どっちが勝ったかというと、、、言うまでもないですよね。

ぼくは普段バンコクに住んでいるのですが、現地人からしたら「日本メーカーは高いから、サムスンでいいよね」という思考です。

一昔前なら「技術で差別化」も可能だったと思いますが、現代においては時代遅れです。 情報が一瞬で広まる世の中なので、「技術は真似されることが前提」と考えるべきです。

1つだけ覚えておくこと:コモディティ化

技術で差別化できない理由は、コモディティ化と呼ばれたりします。

例えばですが、2018年現在で、「企業の公式サイト制作で稼ぐ」というのはかなり難しいです。理由は簡単で、技術がコモディティ化しているから。

技術がコモディティ化して、儲からなくなる流れ

  • かなり昔(儲かる時代):ホリエモンとかが、サイト制作とかで儲けていた。
  • すこし昔(多少儲かる時代):サイト制作が儲かるから、参入企業が増える。
  • いま現在(あまり儲からない時代):サイト制作の自動化ツールが出てきて、儲かりづらい。
  • これから(儲からない時代):価格が限界まで下がりづつける。

ざっくりですが、上記のとおりです。

この流れは基本的に全ての業界で同じでして、「めっちゃ儲かる時代→多少儲かる時代→あまり儲からない時代→儲からない時代」と推移します。

基本的には、「最安値」まで落ちていっちゃいますが、情報が一瞬で広まる時代なので、「儲かる時代→儲からない時代」のスパンは短くなり続けていますね。

フリーランスエンジニアとして単価を上げる方法


ここからが本題だけど、答えはまじでシンプルです。

  • 方法①:付加価値をつける
  • 方法②:ブランディングする

方法①と②をざっくり説明したあとに、僕が考えた「たぶん儲かる事業プラン」を発表しようと思います。

方法①:付加価値をつける

具体例で解説します。

僕の場合だと、SEOを付加価値にしており、要するに「プログラミング+SEO」ができますよ、という売り方です。

差別化のポイントは「SEO対策の完全マップ【入門・基礎・中級・上級:16記事で解説】」の記事(=ノウハウの発信)でして、SEO系の良質記事を書きまくったので、競合が真似するのは難しい、付加価値なのかなと思います。

方法②:ブランディングする

ブランディングの本質は、相手の期待値を超えることなのかなと思います。

ここは僕も偉そうに語れないですが、最近はTwitterを本気運用して、半年くらい頑張ったら1万フォロワーを越えました。1万フォロワーだと、マイクロインフルエンサーと呼ぶらしいですが、これも一種のブランドですよね。

そこで思ったことは、「ブランディングには、読者(=フォロワー)の期待値を越え続けることが大切」ということです。

要するに、Twitterのフォロワー心理としては、「Twitterは無料なので、所詮は無料の情報だよね」と考えていますが、そういった人たちに「有料級の情報を与えまくること」です。

こうすることで、「なんじゃこりゃ! すごすぎる!」みたいになる訳でして、この「期待値を超える」という状態が大切なのかなと思います。

ブランド品でも同じですよね。ブランド品は「ショップでの購入体験」が大切そうですが、販売員向けのマニュアルは細かいんじゃないかなと予想できます。高級ブランドを素晴らしい購入体験を通して所有することで、自尊心が高まる、みたいな感じですかね。

これはフリーランスでも同じでして、「発注者の期待値を上回る」という行為を繰り返したら、嫌でも仕事は増えると思います。そして、仕事が増えれば、単価も上がりやすいということです。

ここまでが概念的な話なので、次に具体例を見てきましょう。
※僕が考えた「たぶん儲かる事業プラン」です。

たぶん儲かる事業プランを考えてみた

その名も、「中小企業のLP制作に特化した、フリーランス型の制作チーム」です。

※フリーランスの単価の話より、かなり大きな話題になってしまいますが、ビジネスの本質理解に繋がると思います。すこしだけお付き合いくださいm(_ _)m

この事業が儲かる理由

  • LPの制作需要は安定している。 ※売上安定
  • フリーランスのチームなので固定費がかからない。 ※価格競争で勝ちやすい
  • テンプレ利用での納品に特化する。 ※高品質で低価格を実現
  • LPの修正マニュアルを無料配布。 ※テンプレなので可能。修正費用が無料。
  • 案件の紹介者には3万円の紹介料をお支払い。 ※仕事が入りやすい

ざっくり上記の感じ。

修正マニュアルをすこし深掘りすると、この事業では「テンプレを3つほどしか使わないので、誰にでもわかりやすい修正マニュアルを作れる」という強みになります。

あと、3万円の紹介料に関しては、すこし高めの広告費ですが、「フリーランスチームなので固定費がかからない」という強みを活かしています。

Webでの集客プランもあります

僕は集客のプロなので、集客面をさらに深掘りすると、「リスティング広告+SEO+紹介料+SNS発信」という感じがいいかなと思います。

  • リスティング広告 → LP制作関連のキーワードに広告を出す
  • SEO → 「LP制作 費用」とかのキーワードに対して記事を書く
  • 紹介料 → 先ほど紹介したとおり。3万円をお渡しする。
  • SNS発信 → フリーランスなので自由に発信しやすい。

こんな感じですね。

例えばですが、SNSとかで「Web制作チームを発足しました。メンバーは優秀ですが、全員フリーランスなので、低価格を実現できています。案件をご紹介いただけたら、3万円をお支払いします。詳細はこちらからどうぞ。」みたく発信すれば、わりと案件は集まりやすいんじゃないかなと予想します。

※SNSで発信すると、「LP以外でもできますか?」みたいな質問がくるはずなので、それは状況に応じて受注すれば良いかなと思います。 ※LP以外だと、修正マニュアルは作れないことを明確にしておく必要がありますね。

あとは、期待値を上回り続けるだけ

今回の事業プランのポイントは、テンプレを3つしか使わない、という点です。

  • 一般的な制作会社:案件ごとに工数がバラバラ。1つの案件でどこまでリソースを使うか計測しづらい。
  • 僕が考えた制作会社:LP特化なので工数が明確。テンプレ利用なので、工数を減らせる。減らした分のリソースは、顧客満足度向上に使う。

顧客満足度向上とは、しっかりヒアリングするとか、進捗報告をしっかりするとか、アフターフォローをしっかりするなどです。

こういった「期待値を上回る行為(その裏側には、期待値を上回るリソースを確保する仕組みがあります)」を続けつつ、それを発信すれば、徐々にブランド認知も広がるのかなと思います。

スイマセン、ちょっと難しい話になっていたかもです。

たぶん、実際に行動すれば儲かるので、ご自由に真似しちゃってください笑。僕は制作業はやらない予定なので(`・ω・´)ゞ

売り方が大切な時代

先ほどは、「中小企業のLP制作に特化した、フリーランス型の制作チーム」というネーミングをしましたが、ここにポイントがあります。

  • フリーランス ← 企業としては発注するのが怖い。個人だと信頼度が低いので。
  • チーム ← なんか会社っぽいし、安心感が増す。

言葉遊びみたいな感じですが、、、とはいえ、戦略的に売上を伸ばすなら、こういった思考も大切なのかなと。

繰り返しですが、技術で差別化しても、単価や売上は上がりづらいです。

付加価値やブランディングを意識しつつ、「単価の上がる仕組み」を考えることが、大切かなと思います。

単価を上げたいなら「確実に勝てる位置」で戦うべき


記事で伝えたかったことは、次のとおり。

  • 制作ができます → 競合は多い
  • 制作ができます&チーム組んでます → 競合はかなり減る
  • 制作ができます&チーム組んでます&LP専門&安い&高品質 → 競合少ない

単価の高いフリーランスエンジニアには、単価が高くなる理由があります。

僕の場合はSEOでしたし、人によっては強力な営業パートナーがいたり、またまた人によっては、中小企業から安定して仕事を貰えるコネクションがあったりなど。

競合の多いポジションで戦うと疲れますので、なるべく戦わないほうが良いです。

Web制作案件とかで、格安受注して、消耗して、疲れて、自由時間もないなんて、、、辛すぎですからね。

結論:勝てる仕組みを考えましょう

ここが難しいので、、、とはいえ、これができないと、低価格で苦しみ続けることになります。 しかし、裏を返したら、一度仕組みを作ってしまえば、わりと余裕のある暮らしを手に入れることができる、ということです。

具体例を出しちゃうと、中小企業の社長とかって、そんな感じですよね。

儲かる仕組みを作っている中小社長とかって、お金と自由を手にしており、かなり遊びまくっております笑。フリーランスも同じでして、結局は「単価の上がる仕組み、売上が安定する仕組み、ビジネスで勝てる仕組み」を作る必要があります。

戦闘の基本は「勝てる位置で戦うこと」なので、ぜひこの点を意識してみてください。

そして最後に宣伝なのですが、Web制作事業とかで「売れやすい料金表を作る方法」をまとめました。

僕が実際に使っていた料金プラン+販売戦略でして、お値段は高めの5,000円で販売しております。 5,000円はすこし高めですが、1件でも受注したら15万8,000円の利益がでますので、高い買い物じゃないと思っています。

この方法のとおりに動けば、ほぼ確実に生活費以上は稼げますので、単価が上がらなくて苦しんでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
» Web制作で「売れやすい料金表」を作る方法【稼ぐための心理の話】

※P.S:無料メルマガで発信中:過去の僕は「ブログ発信で5億円」を稼ぎました。次は「30億円」を目指します。挑戦しつつ、裏側の思考を「メルマガ」から発信します。不満足なら1秒で解約できます。無料登録は「こちら」です。