Written by Manabu Bannai

フリーランスは前払いを請求すべき理由【言い訳もセットで公開します】

Freelance LIFE

前払いを請求したいフリーランス「フリーランスが前払いを貰うのってどうなんだろう…? 最近はそこそこ売上が入るようになってきたけど、、、回収できていない売上が多すぎる。。。そもそも、クライアント都合でプロジェクト止まりすぎだし、それで入金が遅れるとかって辛すぎ…。やはり前払い必須なのかな…。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • フリーランスは前払いを請求すべき理由
  • フリーランスが「前払い請求」する際の言い訳とは
  • フリーランスの「前払い請求」よりも大切なこと

この記事を書いている僕は、フリーランス歴3年ほど。
最近は売上が安定するようになりましたので、すこしのんびりと生きています。
» 参考:フリーランスエンジニアとして月収100万円を稼いだ方法【実体験】

本記事のテーマは「フリーランスの前払い」ですが、フリーランスを続けると「お金のトラブル」は避けて通れない道かなと思います。

僕は何度も経験しまして、最近だと50万円くらいの損失なら、あまり動じなくなってきました…。これが成長ですかね…。

とはいえ、お金のトラブルは精神を消耗するので、本記事では「フリーランスは前払い請求をすべし」という話を書いていきます。

※3分くらいで解説します。フリーランスで食べていくなら知っておいて損しない内容です。なお、本記事はフリーランスとして月商30万円くらいを越えている方向けです。

フリーランスは前払いを請求すべき理由


理由は、「お金の取りこぼしを防ぐため」です。

一定の確率で「完了しないプロジェクト」が生まれます

確率の問題でして、フリーランスをしていたら「完了しないプロジェクト」に出会うタイミングがあります。

これを完璧に避けることができたら神ですが、ぶっちゃけ不可能なので、そこで「前払い請求をしておくべき」ということです。

ちなみに僕の例だと、「お金の取りこぼし」は何度も経験済みでして、次のような感じですね。

クライアント:「サイトを作ってください。」
僕:「わかりました。」

 〜〜  1周間くらい経過  〜〜

僕:「8割ほど完成したのですが、いかがでしょうか?」
クライアント:「確認後に連絡しますね。」

こんな感じで進むのですが、「確認後の連絡が来ない」ということが多々あります。
メールで催促することもありますが、ぶっちゃけ催促すること自体が手間なので、本気でメンドイですね…。とても萎える状況ですが、一定確率で起こります。

隠れたモンスタークライアントは見分けがつかない

取引の開始前に「この人はヤバそうだな…」と思ったら取引しない方がいいですが、ぶっちゃけ見分けがつかない場合が多いです。

なので、全てのクライアントから「一律で前払い請求をする」のが良いと思います。

なお、前払いは「半額」くらいでいいかなと思っていまして、僕も半額を請求するようにしています。

まとめると、フリーランスをやっていると、極稀に「請求しても回収できないお金」が生まれますが、そういった状況でも「まぁ…半金は貰っているし、、、今回は諦めるか…」と思えたりします。それでも悲しいですけどね。

フリーランスが「前払い請求」する際の言い訳とは


「前払い請求の重要性はわかったけど、言いづらいなぁ…」と思う人も多いはず。

大丈夫です。
言い訳をしましょう。

僕が使っている言い訳を公開しますね。

実例:「持ち出しの外注費があるので、前払いをお願いしております。」

僕の場合は、Web制作案件を受けることが多いのですが、仮に30万円とかで受注したら、「デザイン部分は友人に10万円くらいで外注」しています。

この10万円くらいの持ち出しがキツイので、前払いをお願いしたい、という感じです。

少しくらいなら「嘘」をついてもいいと思う

人によっては、「受注したら全部自分で作っていますよ」という人も多いはず。
そうなると、僕が使っている「言い訳」を使うことができないのですが、、、ぶっちゃけ「少しくらいの嘘」なら、使ってもいいと思いますよ。

例えば、デザイン案件を受注したとして「基本的には自分で作業しているけど、単純作業の部分だけ外注しておりまして、そこの持ち出し部分がシンドイので、前払いをお願いします」みたいな感じ。

ポイントとしては、「◯◯という理由があるから、前払い金が欲しい」と言っている点ですね。

理由なしで前払い請求をしてもいいですが、人によっては「自分が疑われているのかも…」と感じるかもなので。リスクヘッジのための言い訳です。

経験談:前払い請求をして、嫌がられた経験はゼロです

ぼく自身も元々は「すべて後払い」で対応していたのですが、回収できないお金が200万円くらいになったときに、、、「お金なくて辛い。そうだ。前払い請求しよう。」と決めました(`・ω・´)ゞ

最初は「嫌がられるかな…」と思ったのですが、全然そんなことはなかった。

むしろ「全然払いますよ」という方ばかりでして、圧倒的に感謝した思い出が残っています。

ちなみにですが、もし「前払いはちょっとキツイですね…」と言われたら、もしかするとそういったクライアントとはお付き合いしない方がいいかもです。

もちろん時と場合によりますが、大企業とかじゃない限り、前払い対応とかって、全然可能なはずなので。 大企業だと、仕組み上で前払いが難しかったりしますが、とはいえ、大企業ならちゃんと払ってくれる場合が大半なので、むしろ前払い不要ですね。

フリーランスの「前払い請求」よりも大切なこと


大切なことは「名指しで発注を受けること」です。

  • Aさん(なんとなく選ばれたフリーランス)→前払い請求をすると嫌がられる可能性がある。
  • Bさん(名指しで選ばれたフリーランス)→前払い請求しても、ほぼ確実に問題なし。

上記をみたら分かると思います。
目指すべきは「圧倒的にBさん」でして、そうすれば価格競争からも抜け出せますよ。

やるべきこと:付加価値を高めること

やるべきことはただ1つでして、「付加価値を高めること」です。これに尽きる。

名指しで指名されるには「あなたに頼むべき理由」を作るべきでして、これがないと価格競争に飲み込まれ続けますので。 低単価で苦しみたくないなら、「自分なりの価値」をつくらないとダメですね。

エンジニアの僕が意識していた「付加価値」とは

僕の場合は下記の3つです。

  • ブログ(当サイト)で良質な情報を発信し、事前に信頼を積み重ねておく。
  • SNS(@manabubannai)でも積極的に発信し、フォロワーを増やしておく。
  • プログラミングだけじゃなくマーケティングも学び、セットで販売する。

上記の感じです。 こういった感じで3つくらいの付加価値を用意しておけば、わりと「名指しでの指名」が入るようになりますよ。

やり方は人それぞれですが、僕がやっている方法は、わりと真似しやすいと思います。

難しい点としては「時間がかかること」ですが、裏返して考えたら「時間をかけるだけで、他のフリーランスと差別化できる」ということです。

簡単な差別化なんて、即効真似されて終了なので、これを機に、腰を据えてトライしてみるのはいかがでしょうか?

ブログの始め方

Twitterでフォロワーを増やす方法

というわけで、今回は以上です。
なお、本記事は下記のTweetを見かけて、書くことを決意しました。

未払いはマジで辛いですし、こういった苦しみを味わうフリーランスが減ることを願いつつ、記事を終えようと思います。