Written by Manabu Bannai

【日本とフィリピンの就職事情の違い】如何に日本人が恵まれているか

THOUGHT 就活

日本人は本当に恵まれている

発展途上国での滞在経験が長い人と話していると、よく話題に上がることです。では、なぜそのように感じるのでしょうか?

今回は『日本とフィリピンの就職事情の違い』から『日本で生まれたことの素晴らしさ』をまとめていきます。

フィリピン人の就職事情①:生まれた家庭環境で将来の裕福度が決まる。

生まれた環境
「東大生の親は金持ち」。日本ではよく言われていることです。
しかし、フィリピンも同じことがいえます。というか、日本よりもひどい。

裕福なフィリピン人とそうでないフィリピン人のキャリアの違いとは

裕福な家庭のフィリピン人
→大学に通える
→良い企業へ就職するチャンスがある

裕福でない家庭のフィリピン人
→大学に通えない
→就職しても非正規雇用が大半になる

上記に加えて、フィリピンはコネ社会です。
以前に語学学校の先生と次のような会話をしました。

コネがないと公務員試験に受かりづらい話

ぼく「先生はなんで語学学校で働いているの?公務員の講師は目指さないの?」

先生「公務員を目指したいよ。公務員のほうが給料が高いし安定もしている。だたか、毎年公務員テストも受けている。」

ぼく「そうなんだ。がんばってね。」

先生「ありがとう。でも、フィリピンはコネ社会だから公務員になるのはとても難しい。試験で良い成績がとれてもコネクションがないと受からないことが多々ある。」

日本でも業界によっては同じことが言えるかと思います。
しかし、フィリピンは日本よりもコネクションが重視されます。

フィリピン政府の汚職

続いて、フィリピンの政府機関で働いていた友人との会話をご覧ください。

ぼく「政府機関で働いてたんだ!すごいね!お金持ちじゃん!」

友人「たしかに給料は高いよ。よく出張でセブからマニラに飛んでた。」

ぼく「へぇ。そうなんだ。マニラ出張ではなにしてたの?」

友人「上司の買い物に付き合ってただけだよ。」

ぼく「え。。。」

友人の話が本当に正しいかどうかはわかりません。しかし、フィリピン政府で汚職が多いことは確かです。

「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」
これがフィリピンの実態です。

フィリピンの就職事情②:スキルがないと受からない

スキルがないと受からない
フィリピンでは企業面接で『スキル』が重視されます。人気の職種としては英語の先生やコールセンター、エンジニアなどです。そして、どの職種にも共通して言えることは、スキルがないと採用される可能性がかなり低いということです。

しかし、ここで疑問が生まれます。

スキルがない新卒はどうするの?

低賃金だとしても、スキルを得るためにとりあえず就職をします。ここでいう低賃金とは、国が定める最低賃金を指します。日本では信じられないことですが、フィリピンでの最低賃金は7,000ペソ/月(18,000円/月 程度)です。いくら物価の安いフィリピンとはいえ、18,000円/月では生活がかなりしんどいです。

それに比べて日本は幸せですね。アルバイトでも月に10万円以上稼げます。年に半年働いて、60万円を貯めたあとに、フィリピンで半年間遊んでいても、平均的なフィリピン人よりも良い生活ができます。日本はとても素晴らしい国です。

フィリピンの就職事情③:人材の競争率が高い

フィリピンの平均年齢は23歳です。
それを頭にいれつつ、日本とフィリピンの人口ピラミッド比較をご覧ください。

人口ピラミッド

日本とフィリピンの人口構成の大きな違いがわかります。実際にフィリピンに来てみるとわかりますが、街を歩いていても老人をほとんど見かけません。月5,000円くらいで人材募集の広告を出すと、(条件にもよりますが)簡単に10名以上の応募を集めることができます。

労働人口が多いため人材の競争率が高い。使えない人材の代わりはいくらでもいるため、リストラされる可能性が高まることにも繋がります。

フィリピンの就職事情④:試用期間は6ヶ月間。結果残さないとリストラされる

リストラ
これは本当にしんどい(というか、かわいそう)と思います。フィリピンでは、就活を乗り切っても、6ヶ月間の試用期間があります。試用期間である6ヶ月間のパフォーマンスをみて、企業が本採用をするかどうか判断します。ちなみに、試用期間の間は最低賃金(月7,000ペソ)の法律が適用されません…。企業の採用側としては、リスクヘッジができるので良いですが、求職者からしたら辛すぎます。

試用期間が無限ループになることも…

頭の良い人ならすぐに思いつきますが、企業側は以下のようなこともできてしまいます。

超低賃金で採用をする。

6ヶ月間の試用期間は低賃金で働いてもらう。

試用期間がおわる直前に解雇する

労働人口の多いフィリピンでは上記のようなことが可能であり、日常的に起こっています。労働者が完全に搾取されていますね…。それに比べて日本は、一度正社員として採用されればリストラされる確率は低いです。日本人は幸せです!

フィリピンの就職事情⑤:人気な就職先はコールセンター

コールセンター
フィリピンではコールセンターが人気職種です。日本人からしたら頭にハテナマークが浮かぶのではないでしょうか。

日本でいうコールセンターとは、アルバイトとして有名な職種です。しかし、フィリピンではコールセンターに就職したい若者が数多くいます。

フィリピンでは、なぜコールセンターが人気なのか?

理由:給料が高いから
日本では外資系企業への就職が人気です。その理由は、実力主義で給料が高いためです。フィリピンでは『外資系企業=コールセンター』という認識がされており、高給を求めて、ハイレベルのフィリピン人が集まります。

職業の選択肢が狭いことは悲しいことですね。ちなみに、トップレベルで優秀な人材は海外(アメリカやシンガポール)に就職します。これは”Brain Drain”と言われており、フィリピンでは社会問題とされています。

それに比べて日本は恵まれていますよね。職業の選択肢は幅広いですし、海外就職しなくても日系企業で働くことで十分な給料がもらえます。やっぱり日本は素晴らしい。

まとめ:日本人は甘えすぎ

以上、日本とフィリピンの就職事情の違いをまとめてみました。最近の日本では『就職難』が叫ばれています。しかし、フィリピンの就職事情と比べることで、日本人が恵まれていることに気付くはずです。日本で就職活動をしている方は、日本人で生まれたことの幸せさを噛み締めながら就活をしましょう。

最後に、フィリピンで求人関連サイトを掲載しておきます。

Mynimo:セブ島でフィリピン人向けの求人をだすならここでOK
» Mynimo | Cebu Jobs – Super Simple Job Search in Cebu

フィリピンだけではなく、東南アジア全域の求人情報が掲載されています。ここの求人をみるとグローバルスタンダードがわかります。
» JobStreet.com – Singapore, Malaysia, Philippines, Indonesia, Vietnam

比較的新しいフィリピンの求人サイト。今後の伸びに期待です。
» Your Instant Job Site – Cebu Philippines | Jobbank.ph

セブ発世界就職サイト。海外就職したい人におすすめです。
» ジョブポット セブ発世界就職

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