Written by Manabu Bannai

なぜ、タイのド田舎であるチェンマイに世界中のフリーランスが集まるのか?

LIFE

タイの北部に位置するチェンマイ。2017年現在では、世界中からITワーカーが集まってきています。最も有名コワーキングスペースがCMAP。ここ以外にも10箇所以上のコワーキングスペースが存在します。

なぜ、チェンマイ(タイの田舎)にITワーカーが集まるのか?その背景にあるキーワード、『デジタルノマド』と『Bootstrapping』を説明しつつ、日本にもそういった影響が広まるかどうかを考えていきます。

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世界的トレンドである生き方、デジタルノマドとは?


デジタルノマドとは、ロケーションフリーで働く人たちのこと。IT武装したエンジニアやマーケターが、世界に飛び立っています。

デジタルノマド向けの代表的なサイトがNomad List。世界中の移住コストがまとまっています。
» Nomad List — Best Cities to Live and Work Remotely for Digital Nomads

なぜ、デジタルノマドたちはチェンマイに集まるのか?

英語ですが、こちらの動画が分かりやすい。

端的に説明すると、生活コストが安いから。アメリカに住むと、生活するだけで月30万円ですが、チェンマイなら月10万円以下で生活できます。だったらチェンマイのほうがいいですよねって話。

デジタルノマドのトレンドとしては、チェンマイとバリが有名です。温暖な気候で過ごしやすいことが特徴ですね。

VCに頼らないIT起業、Bootstrappingとは?


Bootstrapping(ブートストラッピング)とは、外部協力なしでビジネスを始めることです。基本的には次の流れで開発します。

  • (1) 個人のエンジニアがサービスのプロトタイプを作る
  • (2) サービスを市場に出してみて、ユーザーの反応をみる
  • (3) 反応が悪い場合は、(1)に戻る
  • (4) 反応が良い場合は、プロトタイプを更に改良する
  • (5) サービスをスケールさせる

Bootstrappingの中心に位置する、Producthunt


この流れの中心にあるのが、Producthunt。自分で開発したサービスを無料掲載できるのですが、毎日のように新規サービスが出てきています。Producthuntで良い評価が得られると、サービス成功率が高いと言われています。そちろん、その逆も成立します。

※補足:Bootstrappingの資金調達に関して
サービスの成功見込みがある場合には、VCから資金調達することもあります。

デジタルノマド × Bootstrapping、日本でも浸透するのか?


僕の結論としては、浸透すると考えています。

出来れば日本人が主体的に動いて、こういった生き方が広まって欲しいですが、最近はちょっと難しいのかな…とも思い始めています。とはいえ、自動翻訳技術が発達すればリモートワークの波が押し寄せるでしょう。

言語の壁がなくなったら、外資系企業が日本の優秀な人材を引き抜こうとしますよね? そういった流れが加速すると、外からの圧力で働き方が多様化していきます。

ちなみに、僕が3年ちょっと住んでいたフィリピンでは、デジタルノマドワーカーだらけでした。優秀なエンジニアはみんなフリーランスとして海外から仕事受注しています。フィリピン人は英語が話せるから、言語の壁がないってことです。

最近ではGoogle翻訳の精度も一気にあがりましたし、自動翻訳は思ったよりも早く到達するのではないでしょうか? 東京大学大学院の松尾豊さん曰く、技術的には10年ぐらい、実用化を考えても15年くらいとのことです。
» 参考:日本人の給料は下がり続ける未来とは

なので、15年以内(たぶんもっと早い)にはデジタルノマド的な働き方が日本でも広まり始めるかと思います。

以上、チェンマイのコワーキングスペースCMAPにてつらつらを文章を書いてみました。おわり。