ビットコインとビットコインキャッシュの違い【完全初心者向けです】

ビットコインを雰囲気で理解している人「ビットコインとビットコインキャッシュの違いって何だろう? なんかビットコインキャッシュの価格が上がったとかって話を聞くけど、なんでそうなるのかな? 初心者にも分かるように解説してください。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- ビットコインとビットコインキャッシュの違いは『ブロックサイズ』です
- ビットコインキャッシュを理解するには『SegWit』の知識が必要です
- ビットコイン vs ビットコインキャッシュ、今後はどちらが伸びるのか
この記事を書いている僕は、仮想通貨にドハマリ中。
ニートみたいな生活を送りつつ、毎日4時間ほど、仮想通貨の学習をしています。
仮想通貨を初めた当初は「ビットコインキャッシュ? SegWit? サイドチェーン?」といった感じで、意味不明すぎる情報に萎えていましたが、最近はやっと知識が定着してきました(半年ほどかかりました)。
ググっていて思うのですが、仮想通貨関連のブログは専門用語が多かったりで分かりづらいサイトが多いです。
そんな中で僕のブログでは、”知識ゼロの初心者でも分かること”を目標にライティングしていきます。
ビットコインとビットコインキャッシュの違いは『ブロックサイズ』です
ビットコイン | ビットコインキャッシュ | |
略称 | BTC | BCH / BCC |
開始年月 | 2009年1月 | 2017年8月 |
承認方法 | PoW | PoW |
ブロックサイズ | 1MB | 8MB |
価格 | 120万円 | 13万円 |
※価格は2018年3月のデータです。
上記のとおり。
基本的にはほぼ同じでして、注目すべきは”ブロックサイズ”ですね
ブロックサイズとは?
ブロックサイズをざっくり解説すると、”データを書き込めるブロックの大きさ”という意味です。
ブロックチェーンで仮想通貨のデータを書き込む際に、1つ1つのブロックにはサイズがあります。
ビットコインの場合は1MBまで書き込めて、ビットコインキャッシュの場合は8MBですよってことです。
ブロックサイズを大きくする意味とは?
ブロックサイズを大きくすると、データ送信量が増えます。
そうなると、ビットコインの送金づまり問題が解消されます。
送金づまり問題とは、”ビットコインの利用者が増えすぎて、ビットコインを送金しても、時間がかかりすぎてしまう”という問題です。
ビットコインキャッシュは、ブロックサイズ(1回で送信できるデータ量)を大きくすることで、送金づまり問題を解決しようとしています。
なお、ビットコインはブロックサイズを大きくするつもりはありません。
その理由は別の解決策を考えているからでして、”ブロックサイズを大きくするか否か”という問題を、”ビッグブロック問題”と呼びます。
ビットコインは、なぜブロックサイズを大きくしないのか?
「ブロックサイズを大きくすれば送金づまりが解消されるなら、ブロックサイズを大きくしちゃえばいいじゃん」って思いますよね。
しかし、ビットコインは”SegWit(セグウィット)”という方法で解決しようとしています。
ビットコインキャッシュを理解するにはSegWitの理解も必要です。
この点は、次の項で詳しく見てきましょう。
ビットコインキャッシュを理解するには『SegWit』の知識が必要です
SegWitとは、データサイズを圧縮するアップデートのこと。
ビットコインにSegWitを実装することで、ブロックサイズはそのままにして、送信データ量を増やすことができます。
また、SegWitを実装することでマリアビリティ問題(ビットコインの脆弱性のような点)も解決できると言われており、これも素晴らしいですね。なお、ビットコインキャッシュはSegWitを実装しませんが、マリアビリティ問題部分だけはアップデートして対応するとのことです。
SegWitのデメリットとは
一見、SegWitは良さげなアップデートに見えますが、いくつがデメリットもあります。
- マイニングの難易度が上がる(マイナーが利益を上げづらくなる)
- コードが複雑化する(取引所やウォレットも実装が大変)
覚えておくべきは”マイニングの難易度が上がる”という点です。
この部分でマイナーが反発をしておりまして、それもそのはずで、単純に自分たちの利益が減ってしまうからです。
こういった状況で、一部の大口マイナーたちがビットコインキャッシュを支持し始めており(こっちのほうが儲かりやすいから)、それに伴ってビットコインキャッシュの価格が上がったりしていますね。
とはいえ、結論としては、ビットコインはSegWitを実装しましたし、今さらあーだこーだ言っても仕方なしですね。マイナーとしては、コスパを見つつ、ビットコインとビットコインキャッシュの双方を採掘するのが一般的になってきているようです。
※補足:マイニング業はめっちゃ儲かる
ちょっと余談ですが、、、「マイニングって儲かるの?」という疑問が湧くはず。
その答えは、圧倒的に「YES」でして、マイニング機最大手ビットメインは、昨年利益が3200~4300億円とのこと…。儲かりすぎでしょって感じですねw
※参考:マイニング機最大手ビットメイン 昨年利益3200~4300億円
ビットコイン vs ビットコインキャッシュ、今後はどちらが伸びるのか
結論としては、2018年はビットコインキャッシュが伸びやすく、2019年以降はビットコインが強くなるんじゃないかな、、、と思っています。
現在のビットコインは使い物にならない
現在のビットコインは、ぶっちゃけ使い物になりません。
送金づまりも酷いし、手数料も高いし、、、これじゃあ送信手段として微妙ですよねってのが一般的な見方だと思います。
SegWitだったりである程度は解決されるとは思いますが、とはいえ、まだ時間がかかります。ビットコインがSegWitを実装しても、周りのサービスがSegWit対応しないとダメですからね。
しかし、SegWitだけでは問題解決には繋がらないと言われており、今後は”サイドチェーンを使ったライトニングネットワーク”がポイントになります。
サイドチェーンを使ったライトニングネットワークとは
簡単に説明すると、メインチェーンの脇に、サイドチェーンを作りましょうって話。
現在のビットコインは、すべての情報をメインチェーンで処理しています。それだと安全性が高いのですが、、、手数料だったりが高くなってしまいます。
なので、サイドチェーンという概念を作り、小額決済とかは、メインチェーンを使わなくてもいいじゃないか論です。
これはイーサリアムでも似ているプロジェクトが進んでおり、通称”プラズマ(Plasma)”と呼ばれています。名前がカッコイイですよね。
”ビットコインのライトニングネットワーク”と”イーサリアムのプラズマ”といった技術で、スケーラビリティ問題(利用者が増えてきたときに発生する問題のこと)が解決されている見通しとなっています。
とはいえ、ライトニングだったりの実装は、まだまだ時間がかかります。
2018年では難しいんじゃないかってのが一般的な見方なので、2018年はビットコインキャッシュが優勢なんじゃないか、と思います。
2018年の決済サービスはビットコインキャッシュを採用する
繰り返しですが、”小額の送金”だったり、”決済”といった点に着目すると、現在のビットコインは使い物になりません。手数料高すぎですからね…。
そこでビットコインの代わりに使われるのがビットコインキャッシュです。
大手サービスでいうと、Bitpayというサービスがビットコインキャッシュを採用しています。
この他にも2018年には様々なペイメント系サービスが出てくると思いますが、基本的にはビットコインキャッシュが採用されやすいはずです。なぜなら手数料が安いから。
そうなってくると、2018年においては、ビットコインキャッシュの価格上昇が起きやすいんじゃないかな説です。仮想通貨の相場って、大きなニュースがあると爆上がりしますからね。
こういったニュースを紐解きつつ仮想通貨トレードをすれば、利益を上げやすいのかなと思います。
というわけで、改めてまとめると次のとおり。
- 2018年現在はビットコインが使い物にならない(手数料高すぎ)
- 2018年には様々なペイメント系サービスが出てくるはず
- ペイメント系サービスはビットコインキャッシュを採用することが予想できる
- なので、2018年においてはビットコインキャッシュは価格が上がりやすい
- 2019年以降は、ライトニングの実装などでビットコインが強くなるかもです
こんな感じ。
あくまで『一般論+僕の意見』なので参考までにどうぞ。
とはいえ、僕はこういった読みをしているので、ポートフォリオでビットコインキャッシュの保有量を増やしております。ビットコインキャッシュさんに期待ですね。
というわけで今回は以上です。
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