【買って損しないと思う】AI時代の生き方を学べる本【3冊+1】

AI時代の生き方の本を探している人「AI時代を学べる本を知りたい。 これからはAIが発達し、人間の仕事が減っていくと言われているけど、具体的には、どういった未来が待ち受けており、どういった職業が生き残り、どういった社会が形成されるのだろうか…。こういった未来のことを知りたいので、おすすめの本を教えてください。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- AI時代の予想を学べる本3冊【買って損しないと思う】
- AI時代の生き方を考えるなら、ライフシフトは必読書
- 今日から始めるべき事 : 好きなことでお金を生み出す工夫
この記事を書いている僕は、読書がかなり好きでして、2018年の7月現在だと「180冊くらい」を購入しています。
積読もあるけど、購入した本の50%は読んでいると思うので、月に10冊以上は読んでいます。なかでも、これからの「生き方」に関する本が好きで、過去に読み漁ってきました。
そこで今回は「AI時代の生き方」にフォーカスされている本をピックアップしてみます。厳選して3冊+1だけ紹介しますので、気になる本があったら、手にとってみてください。
AI時代の生き方を学べる本3冊【買って損しないと思う】
- その①:隷属なき道
- その②:拡張の世紀
- その③:AIとBIはいかに人間を変えるのか
その①:隷属なき道
書籍のキャッチコピーは「ピケティに次ぐ、欧州の新しい知性の誕生」でして、このコピーのとおりの本です。
著者はオランダのジャーナリストでして、書籍内の内容は「すべてがデータで証明されている主張」です。なので、空論を語っている訳じゃないので、とても納得できる。
なお、「AI時代に特化した本」というよりも、「ベーシックインカム時代の作り方」みたいな感じです。
原題の直訳は「ただでお金を配りましょう」というタイトルらしく、筆者の主張がまさにこれでして、フリーマネーの重要性が理解できると思います。
隷属なき道は、完全に、僕の中での大ヒット作でして、友達全員に、胸を張っておすすめしたいと思える一冊でした。
その②:拡張の世紀
本の感想を一言でいうと、「とても読みやすい」です笑。
感想がショボいと怒られそうですが、この本は、パートごとに内容がわかれているので、気になる部分だけのつまみ食いでもOKです。
あと、読書をしつつ寝落ちしやすい僕ですが、「寝落ちしても、どこまで読んだか記憶に残りやすい設計」なので、助かりました…(`・ω・´)ゞ
印象に残ったフレーズを引用してみます。
先進的で現代的な大学における課程はすべてSTEM(訳注・Science, Technology, Engineering and Mathematicsの頭文字)ベースのプログラムになる。テクノロジーを使う職業でないと、学生たちはそのスキルを仕事で発揮できないからだ。
知っている方も多いと思いますが、AI時代において「STEAM」の重要性は、いくら語っても語り尽くせないと思います。
2025年に核心となる疑問は次のようなものだ:肉体を使って働く必要がなく、『ロボットが運営する』経済を導くのがわずか一握りの人だという世界では、人々は何のために存在するのだろうか?」 ──ストウ・ボイド、ギガコム・リサーチ主任研究員。
うーむ、、、色々と考えさせられる言葉ですね。
AI時代は30~50年後に訪れるという理論が多いですが、あなたはどのように「生きる希望」みたいなものを見いだしますか?
その③:AIとBIはいかに人間を変えるのか
この本は「背景知識→筆者の主張」が明確にわかれており、読み進めやすいです。
というのも、「背景知識」に関しては、場合によっては「すでに知っている話」もあるので、その場合はそこを読み飛ばして、「筆者の主張」だけを読んだりできます。
AI時代の働き方で、とくに重要な点とは(漢字が多くてスイマセン)
- 知的労働の価値の暴落
- 感情労働の価値の向上
ちょっと漢字が多くて読みづらいのですが、かなーり重要なコンセプトだと思います。 ここを理解するには、下記の引用が役に立つはず。
ゴールドマン・サックス本社のトレーダーがAIの導入によって600人から2人に削減されたりするという事態もすでに起きている。こうした流れが今後ますます加速化していくことは間違いないと思われる。
今までは、知的労働=高給取りという構図でしたが、AI時代にはそれが壊れると言われていますね。
そして、これはすでに起こっていることでして、ゴールドマン・サックスのトレーダー解雇は、記憶に新しい人も多いはず。 書籍を読み進めつつ、色々と考えさせられる事実が多かったです。
AI時代の生き方を考えるなら、ライフシフトは必読書
AI時代は残酷です。
寿命は伸び続けるのに、人間の仕事は減り続けます。
こういった時代なので、「解決策としてのベーシックインカム」が提唱されていますが、、、ぶっちゃけ、いつになったら導入されるか謎ですし、そもそも「ベーシックインカムなんて夢物語」かもしれません。
ポイント:定年のない人生
ライフシフトで語られていることですが、「教育→仕事→引退」の流れがなくなりまして、死ぬまで働き続ける、といった感じです。
なお、「死ぬまで働き続ける」という言葉は、一見すると恐ろしいですが、とはいえ「仕事≒趣味」という感じなら、特に苦労はしないはず。
日本の年金制度は崩壊しかけておりますので、いまの20~30代が、国に期待して生きるのは、ぶっちゃけリスクが高すぎると思います。
あと、日本のニュースだと「定年までにどれだけの貯金があれば、老後は安心なのか」みたいな記事が多いですが、これも虚しい記事だなと思います。
もちろん貯金するに越したことはないですが、老後を心配しつつ、ひたすらに貯金して、せっかくの「若さと体力」を活用せずに、ヨボヨボになっていくのは、どうなのかなと…。
ワーク・アズ・ライフという価値観
ワーク・アズ・ライフとは、要するに仕事を趣味にしましょう的な感じです。
これを提唱しているのが落合さん(@ochyai)でして、ライフシフトとも共通している価値観だと思います。
時代の流れ的に、「嫌々と仕事を続ける」という生き方は、リスクが高まってきているのかもしれません。
今日から始めるべき事 : 好きなことでお金を生み出す工夫
- 知的労働の価値が下がる
- 感情労働の価値が上がる
ここでいう感情労働とは、「小説を書く」とか「イラストを書く」とか「絵を書く」という仕事です。
なお、こういった仕事の価値が高まることは自明でして、シンギュラリティ(AIが人間の知能を超える)が起こったら、頭脳労働はロボットに任せたほうが、生産的ですからね。
僕の主張:小説家に転職します
最近はAI時代の働き方を考えてるけど、近未来の高給取りは「小説家・画家・イラストレーター」あたりな気がしている。
現代だと「頭脳労働=高給取り」だけど、シンギュラリティが起きたら、AIの知能が人間の知能を超えるので。そうなったときのポジションも考えてるけど、僕は「小説家」に転職します— マナブ@バンコク (@manabubannai) July 20, 2018
僕の主張は上記のとおりでして、AI時代なら「小説家」というキャリアで生きていこうと思っています。
現在はブログを書きつつ生きていますが、もともとは小説家になりたいと思っていたので、AI時代をキッカケにして、生き方をシフトチェンジしようかなと。
なお、現時点で小説家を目指さない理由は、ほぼ儲からないことが予想できるからでして、これは本音ですが、「お金が全然稼げないのに、小説を書き続ける」ほどのモチベーションはありません。
好きじゃない仕事は、徐々に見切りを付けたほうがいい
いきなり会社を辞めろとはいいませんが、時代の流れ的に「好きじゃない仕事 or 嫌々と続けている仕事」を継続するのは、あまり懸命な判断じゃないです。
- 寿命100年時代に引退はありません。 つまらない仕事を死ぬまで続けますか?
- 嫌々と続けている仕事は、単純作業じゃないですか? AIに代替されませんか?
- 感情労働での価値を生み出していますか? 知的労働の価値は下がります。
上記のあたりを自問自答しつつ、今後のキャリアを考えるのはありだと思います。 そして、僕が思うに「好きなことでお金を生み出す工夫」が大切かなと思います。
そもそも定年がないなら、嫌な仕事をしながら死んでいくとかって地獄ですし、感情労働とかって、わりと「好きなことで生きていく」的な価値観だと思うんですよね。
なので、少しずつでもいいので、「好きなことや趣味で、お金を生み出す工夫」から動き出すのはありかなと。
結論:AI時代とか、あまり関係ないかもしれない
大雑把にまとめると、「なるべく好きなことを仕事にして、生きていくこと」が最適解じゃないかなと思います。
これって、別にAI時代とかじゃなく、どの時代でも適用できると思いますし、幸せになりやすい生き方だと思います。
なんとも当たり前の結論となってしまいましたが、、、僕の提案は「なるべく好きなことをしつつ、そこからお金を生み出しつつ、無理せずに生きていきましょう」という感じです。
本記事で紹介した本を読みつつ、ぜひ読者さんも考えてみてください。