Written by Manabu Bannai

広告最適化は『Googleの滅亡』に繋がる話

MARKETING SEO

ご存知のとおり、Googleの収入源は広告です。

クリックされる毎にGoogleにマージンが入る。クリック単位の支払い。

これがGoogle含め、インターネット広告が最高にコスパの良い理由です。
しかし、この仕組がGoogleを壊しつつあります。

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1.広告を極限まで最適化した結果、検索結果は広告だらけになった


こんなタイトルを見かけませんか?

  • 効率的に英語学習する5つの方法
  • 絶対にダウンロードすべきiPhoneアプリ20選

効率的に英語学習する5つの方法のうち、最初に紹介している方法は広告でしょう。絶対にダウンロードすべきiPhoneアプリの最初の1〜5個は広告でしょう。

酷いときは、全部広告だったりもしますが…。

インターネットでステマする流れと実例

  • とりあえず広告付きの記事を入れる
  • アクセスが集まらない記事は、削除 or 放置
  • アクセスが集まる記事は、広告を最適化し続ける
  • 報酬の高い広告が入ってきたらランキング操作する
  • このフローを、高速化しつつ無限に繰り返す

例えば[海外旅行 アプリ]でググってみると、検索2位に安心して海外旅行を楽しむために絶対入れるべきアプリ20選という記事がありました。案の定、最初の2つのアプリは広告ですね。インストールすると数百万がサイトオーナーに入ります。
※このあたりの詳しい仕組みはおすすめなアフィリエイトサイト紹介記事をご覧ください。

インターネットが”ステマ”に最適な理由

本の場合は、本が売れると著者にお金が入る。
インターネットだと、広告クリックでWebサイトオーナーにお金が入る。

本の場合は、出版すると書き直しが難しい。
インターネットだと、簡単に編集できる。

こういった性質の違いから、インターネットでは、大量生産 × ステマが最適な戦略となっています。しかも、SEOで一度検索上位を獲得すれば、半永久的(サイトメンテナンスは必要)に訪問者を獲得できます。

2.インターネットを信じていはいけない


DeNAの過剰なSEOが話題(参考:相次ぐキュレーションサイト閉鎖で見えたネットの根深い課題)になりましたが、この手法は現在でも実現可能です。

※具体な方法は【DeNA式】記事量産SEO手法【5つの手順で解説します】をご覧ください。

こういったことから分かるように、インターネットの情報は参考程度にするのが良い。

とはいえ、テレビ情報もスポンサーが付いているので同じともいえますが、、、インターネットの場合は、テレビよりも更に広告主の意思が反映しやすいです。※広告費に応じたランキング操作など。

ブログを書いているだけで、自動的にアドバイスが集まる時代

このブログにも広告を貼っていますが、最近だと広告代理店が親切にメールをくれます。

サイト運営者さま
貴サイトは「◯◯」という検索ワードで△位に入っております。
もしよろしければ、下記広告を掲載いただけますと幸いです。
——————————————————
▽プロモーション名:◯◯
▽URL:http://example.com
▽基本報酬:△△円
・CVR:約5.5%
・承認率:約85%
——————————————————

こんな感じでメールが届きます。
いい時代ではありますが、サイト運営者は広告主の意図に流されやすい時代でもあります。

インターネットの情報なんてどうでもいい?

以下は、高城剛さんの多動日記より引用。

世界をまわって感じることは、インターネットにある情報なんて、どうでもいいものばかりで、世の中の10%もないのではないか。
毎日のように1000ページもWEBサイトをビューするより、街で拾った「ミッシングパーツ(インターネットにある情報の行間を読み解くための情報)」を持っていれば、1日20ページビューで十分だ。50分の1に情報削減。

おっしゃる通り。
インターネットはあくまで参考情報程度と考えるのが吉。

✕ インターネットには良い情報”が”ある
◯ インターネットには良い情報”も”ある

たまに素晴らしい情報を掲載するサイトもありますが、匿名サイトはあまり信用しないほうが良いです。

というもの、良い情報を実名で発信すれば著者には恩恵があるわけで、それでも匿名にするということは何かしらの理由があるためです。とはいえ、、、実名だから信頼できるわけでもない、、。ここが難しいですね。検索力を高めましょう。

3.信頼性の担保された情報の価値が高まり続ける


先日読んだニュースです。

オランダに、世界のメディア関係者が注目するネットメディアがある。2013年に創設された「デ・コレスポンデント」だ。広告を一切入れず、読者からの購読料のみで運営。人口1700万の小国オランダで、月額6ユーロ(約770円)の有料購読者数は5万人を超えた。オランダから世界をめざす、ジャーナリズムの新たなかたち

毎月4,000万円ほどの売上。
Webメディアなので利益率高いだろうし、完全に儲かりまくりですね。

こんなものもあります。
こちらイケハヤさんの1万円の本。3.5万文字で約1万円なので結構高いです。

こちら1日で売り切れていた(つまに、数時間で15万円の利益)ようですが、これも信頼性に担保された情報の例です。

Googleは信頼の担保された情報を見分けることができるのか?

  • 広告だらけだけど、洗練されたデザインで、SEO最適化されているサイト
  • 広告はないけど、デザインがださく、SEO最適化されていないサイト

現在だと前者が圧倒的に強いです。
広告だらけの記事を否定はしませんが、最近は検索上位の大半が広告だらけになっています。

広告単価で順位操作を続けるサイトは、情報の質が高いといえるのでしょうか?もしかすると、インターネットの情報は信じられないから、友人から紹介された商品だけを買う、という未来かもしれません。

最近はググってもググっても、アフィサイトとNEVERまとめだらけ。。

疲れましたね。おわり。

多動日記:大手出版社から「タイトルも中身も差別的である」という理由から出版を断られた一冊

隷属なき道:デ・コレスポンデントで発表した記事をまとめた書籍